(朝・自室──)
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テレビ
テレビ
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テレビ
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(昼・コーヒーショップ──)
友人A
友人A
友人B
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友人A
友人A
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友人B
友人B
友人B
友人B
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友人B
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友人B
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店員
店員
友人B
友人A
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友人A
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友人A
友人B
友人A
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友人B
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友人A
友人B
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友人A
友人B
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(夜・駅の新幹線ホーム──)
アナウンス
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アナウンス
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ホームに溜まった風が動くのを感じる。
遠方からライト──。 新幹線が間もなく到着する。
咲
咲
──と。
わたしは突然背中を強く押された。
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踏ん張ろうとしたが、 既に体の重心がどこにあるかわからなかった。 体は宙に浮いている。
咲
咲
線路に落ちた。
ホームを見上げる。
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喋り終わる前に、新幹線がわたしの体の上を通り抜けた。 頭蓋が割れ、胸部は潰れ、脚部はちぎれる。
私の体は線路中に飛散した。
仮面の男
──ホームにいたのは仮面の男。
4回目の死は新幹線に轢かれての轢死だった。
(朝・自室──)
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テレビ
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(タクシー車内──)
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運転手
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運転手
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運転手
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運転手
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運転手
運転手
運転手
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タクシーは朝のバイパスを駆けていく。
運転手
運転手
運転手
運転手
運転手
バイパスを抜けて、下道に出る。
信号待ちで停車した。
咲
咲
対向車線に車が何台か通る。
咲
咲
運転手
──そのとき。
対向車線の車が、急ハンドルを切った。
咲
タクシーの横っ腹に突っ込んでくる。
車体に衝撃。
フロントガラスが割れる。
咲
咲
運転手はエアバッグに圧されて既に意識がなかった。
──すると、後部座席のドアが開け放たれる。 その場に立つ者がいた。
仮面の男
咲
包丁がぬっと突き出される。 わたしは特に言葉も出さずに目を閉じた。
5回目の死を受け入れた──。
(街の雑踏──)
──渋谷。スクランブル交差点。
行き交う人の群れの中をわたしは歩いていた。
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咲
──そのとき。
遠くのほうにいる人々が、次々と空中に投げ出されていくのが見えた。 交差点にいる人たちをなぎ倒しながら、猛然と突っ込んでくる。
それは大型トラックだった。
咲
逃げ惑う人々。 加速するトラック。
仮面の男
運転席にいるのは──仮面の男。
咲
咲
一直線にわたしに向かってくるトラック。
咲
咲
視界が全部トラックで埋まったところで、意識が途絶えた。
コメント
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もう他人も被害受けてるやん
怖い怖いカタ:(ˊ◦ω◦ˋ):カタ
どれだけ恨みあんだよ…