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カナウ

きりーつ、れーい

みんな

さようならー

ザワザワ…

みんな

ふぅーやっと終わったぁー

みんな

部活行こうぜー

みんな

あっねぇねぇ!
駅前に新しいカフェが出来たんだけど…

HRが終わった教室から ほとんどの生徒が出ていく中、 叶羽が1人残って、 黒板を消していた。

クラス委員長の仕事だろうか。

カナウ

うぎぎ…

叶羽が精一杯背伸びをしている。

カナウ

ーっはぁー!!
ダメだ!!

…が、黒板の上の方には 届いていない。

ヒスイ

…………

トントン。

カナウ

カナウ

び、びっくりしたぁ…

カナウ

翡翠ちゃん?
まだ残ってたんだ。
…帰らないの?

ヒスイ

…手伝うよ?

ヒスイ

…黒板消し。

カナウ

…!

カナウ

あ、ありがとう!
届かなくて、
困ってたんだ…///

ヒスイ

ふぅー…っと。

ヒスイ

こんな感じて、いいかな?

カナウ

うん!…ありがとう!
翡翠ちゃん!

すっかり綺麗になった黒板の前で、 2人は少し会話を交わした。

叶羽と別れ、翡翠は帰路に着いた。

ヒスイ

…肝試し、かぁ…

ヒスイ

(ホントに幽霊が出たら、
私がなんとかしなくちゃダメなんだ…!)

あれこれと思考を巡らせている内に、 目的地である、 ある神社の前に着いた。

ー神代神社。 看板には、そう書いてある。

翡翠は、階段の前の鳥居をくぐり、 階段を登って行った。

あと少しで登り終わるー というところで、 翡翠は、しゃがみこんで賽銭箱の中を 懐中電灯を使って覗き込んでいる、 ヤバい人を見つけた。

ヒスイ

ハァー…

大きな溜息を漏らし、 翡翠はその人に近づく。

???

ーっクッソー!!!

???

なんでこんなちょっとしか入ってないんだよー!!!

ヒスイ

…バチ当たりますよ?

ヒスイ

…凛久さん。

リク

ん?あぁ、翡翠か。
帰ってきてたのか?

リク

おかえりくらい言ったら
いいのに…

ヒスイ

言おうとしたら、
賽銭箱の前にヘンな人が
いまして。

リク

んで、第一声が
「バチ当たりますよ」
か?

ヒスイ

逆にもうバチ当たったらいいんじゃないんですか?

リク

え、ヒドイ…( ´・ω・`)

この人は、 赤城 凛久(せきしろ りく)。

私の「保護者(?)」 と言っていいだろう。

話は、少し昔に遡るー

私は、昔から、 人より霊感が強かった。

色々なところで、 色々なものが見えたりした。

時には動物の姿、 時には人の姿…

それが「幽霊」だと知ったのは、 あの事件から、だったー

ヒスイ(幼少期)

おとーさん、おかーさん、
何処行くの?

ヒスイの母

翡翠、いい子だから、
少し待っててね?

ヒスイの父

帰ってきたら、
きっと喜ぶから。

ヒスイ(幼少期)


うん、いい子で
まってるね!

この時、既に見えていたんだ。

父と母の周りに、 2人をあちらへ 連れていこうとする、

白い人影のようなモノがー

嫌な予感はしていて、 あの時に、父と母を止めれば 良かったんだ。

警察

嗣凪 翡翠ちゃんは、
君かな?

ヒスイ(幼少期)


はい、
つぐなぎひすいです。

警察

言いづらいんだけどね、
覚悟して聞いて欲しい。

警察

君のお父さんと
お母さんがー

ー事故に遭った、と 父と母が帰らぬ人となったのを 聞いたのは、 父と母が出掛けてから 暫く経った後の、

警察からの電話だった。

まだ幼かった私は、 あまりに大きすぎるショックに 耐えきれず、

三日三晩泣き続けた。

後日、病院を訪れた私に、 あの時の警察官が話しかけにきた。

警察

これ、君のお父さんと
お母さんの車の中に乗っていたんだ。

警察

君宛てのモノだったから、
渡しておこうと思って。

警察官から、 父と母が、私宛てに 買ってきたという、

私がずっと欲しがっていた クマのぬいぐるみと、

綺麗な星空色に、 煌めくラメが入った、 「星空の絵の具」 を渡された。

3月19日ー その日は私の誕生日だった。

ー私のために出かけたから、 父と母は事故に遭ったー

そう気付いた私は、 その場で泣き崩れた。

それから、 元々近所で、親交もあった、この 「神代神社」にー 凛久さんに引き取られた。

そこで、元々あった霊感を 鍛えて貰い、 今では「霊」を自力で祓える レベルまで成長した。

もう二度と、大切な人を 失わないためにー

リク

…スイ、ヒ…イ

リク

…ヒスイ!

ヒスイ

ビクッ

ヒスイ

な、なんですか?
急に大きな声だして…

リク

…大丈夫か?

ヒスイ

…大丈夫です。

リク

…そっか。

ヒスイ

…あ、あの!

ヒスイ

日曜日に、クラスの子に
誘われて、

ヒスイ

学校に七不思議を試しに
行こうって…

リク

七不思議?

リク

これまた危険なモノに
手ぇ出しかけて…

ヒスイ

うん。だから、
何かあったら、
私が護らなきゃって…

リク

…そっか。
でも、

ポンポン

リク

無理はすんなよ?

ヒスイ

うん、分かってるよ。

リク

…本当に?

ヒスイ

だ、大丈夫だって、
多分…。

リク

まぁ、でも、
友達、出来たみたいで
よかったよ。

ヒスイ

友達…

ヒスイ

友達、かぁ…

リク

ヒスイ

巻き込んじゃうかもだから、「友達」は迷惑かな…。

リク

う、うーん…

リク

ホントの友達だったら、
迷惑とか、思わないと思うけどな…

ヒスイ

…まぁ、何とかするよ。

リク

…出来なかったら?

ヒスイ

ーっ心配性!

ヒスイ

大丈夫だってば!

おはこんにちばんは、 閲覧者の皆様!

ショコラです! 更新だいぶ遅れて、 スミマセンでした💦

今回はここまでで!

閲覧、ありがとうございました!

少しでもいいなと思ったり、 続きみたい!と思って頂けたら、

♥やコメント💬、フォロー➕👤 してくれると、 主が発狂して喜びます! (迷惑だからやめてください)

おまけ︰翡翠&凛久の見た目

ヒスイ

ヒスイ

2枚目くっそロリ化したw サムネの翡翠ちゃん、 ミスってなんか色が おかしいんですが、 ホントは髪は薄萌葱色、 目は翡翠色です!

メーカーで、思うようなパーツが なかったので、手描きで…

リク

こちら凛久さん。

結構コセー的…w

叶羽ちゃんとかは、 イメージは出来てるんですけど、 イラスト描けてなくて…💦

また描けたらあげますね!

それではっ

ヒスイの不可思議事件手帳

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コメント

10

ユーザー

閲覧ありがとうございます!✨ リメイク前なので少し拙いですが、そのうちちゃんと書き直す予定ですw 中々読みづらいものを最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます…()

ユーザー
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