青&黄
気まずい。
キスの事話すとは言ったけど、、、気まずい。
僕がチラリと窓側から部屋の方を見るとスマホの方に目を落としているるぅとくん。
彼もなんだかずっとソワソワしている。
、、、僕から行かなきゃだめだよね
青猿
黄神
青猿
黄神
そしてまた沈黙が訪れる。
、、、僕、勇気だせ
青猿
黄神
青猿
彼に向かって頭を下げ、謝る。
彼がどんな顔をしているのかは見えなかったが、ただ一言呟いた
黄神
青猿
顔をバッと上げ、言葉を紡ぐが彼の寂しそうな顔に目を逸らす
青猿
覚悟を決めて僕は告げた。
考えなしに謝っても駄目だ。
るぅとくんは何も悪くない。
けど何も言わなかったらるぅとくんは責任を感じるのだろう。
、、、本当に、ごめんね
黄神
全てを聞いたるぅとくんは顔を真っ赤にし、固まっていた。
青猿
黄神
震える声で告げるるぅとくんの手を握る
青猿
黄神
青猿
目を見開いて、僕を見つめるるぅとくん。
__もう、認めよう。
僕はるぅとくんが好き。
好きって気づいたのはキス未遂の日。
好きになったきっかけなんて、きっと単純
『黄神瑠斗です』
『ころちゃん!』
君のウソの笑顔、本当の笑顔。
それが全部美しかったから。
、、、なんて、言わないけど
黄神
はにかむるぅとくんはやっぱり可愛い。
もし僕らが付き合えるんだったら。
この笑顔を傍で見ることができるのかな。
、、、叶わないだろうけど
黄神
青猿
窓辺にあった椅子に座り、彼の目を見る
黄神
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