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カラスくんの後についていくとそこには私たちが行ったことのないような空間がそこには広がっていた

つぼみ

なんか…すごい

叶夢

うん

叶夢

すごいね

つぼみ

カラスくん急にいなくなっちゃった

叶夢

どこに行ったんだろう…

産屋敷亭はマンガにも出てきていたけどさすがにそこまで覚えてるわけないし

これはこの世界に来て2度目の迷子ですかね…?

叶夢

とにかくカラスくんはあっちの方に行った気がするし

叶夢

そっちに行ってみよう

つぼみ

だね

そうして叶夢の記憶を頼りに歩いていると

お前らー、どこにいたんだ

叶夢

あ、カラスくん!

つぼみ

ていうかどこかに行ったのはあんたの方でしょう

こっちだーついてこいー

つぼみ

聞いてないし…

そしてイラっとしながらもカラスくんについていく

そのまま歩いていくと雰囲気がちがう屋敷が見えてくる

つぼみ

ここだ

叶夢

なんか違うよね

つぼみ

うん…

ここだー

中に入って御館様を待てー

つぼみ

はいはーい

叶夢

案内ありがとう!

この庭園は見たことあるところだ…

てことは

御館様

待たせてしまってすまないね

つぼみ

あ…

叶夢

あなたが御館様?

御館様

そうだよ

叶夢は御館様の顔を見ていて

多分不思議なんだと思う

つぼみ

叶夢

叶夢

あ、ご、ごめんなさい

御館様

ん?大丈夫だよ

御館様

早速本題に入りたいんだけどいいかい?

つぼみ

はい

正直言って今この場に立っても御館様に呼び出された理由がわかっていない

隊立違反になるようなことはしてないし

御館様

単刀直入にいうよ

御館様

星川つぼみ、星川叶夢

御館様

君たち2人で柱になってみないかい?

つぼみ

え?

叶夢

柱…?

こんなことって

だって私の知っている話だと柱は9人のあの人たちだけでしょ?

なにかがおかしい

最終選別の時は運良く助かっただけで、漫画の中ではイレギュラーなことでも

所詮モブかなんかだと思っていた

それなのに…

叶夢

…ぼみ

叶夢

つぼみ!

つぼみ

え?

叶夢

柱ってなに?

叶夢

なんとなくすごいことだってことはわかるんだけど…

ほんとこの子は…

御館様

ああ、ごめんね

御館様

柱というのは鬼殺隊の中でも優れた剣士たちがなれるところだよ

御館様

君たち二人はその柱になれる条件を満たしていてね

御館様

それに君たちにはその素質がある

御館様

なってみないかい?

叶夢

ああ!柱って…

つぼみ

思い出した?

叶夢

う、うん

全く柱って何なんて言った時は驚きすぎて声も出なかったけど私たちの師範が柱だって思い出してくれたみたいで

叶夢

えええ!

叶夢

そ、そんな

叶夢

わ、わた、私たちが!?

つぼみ

ちょ、落ち着いて

叶夢

つぼみはなんでそんなに冷静でいられるのよ!

つぼみ

わかった、わかったから

御館様

どうかな?

興奮しすぎて跳ねている叶夢を何とか抑えて御館様と向き合う

これで私が柱にでもなってしまえば周りの人たちにどんな影響が起きてしまうかわかったもんじゃない

つぼみ

すみません

つぼみ

叶夢はともかく私は遠慮させていただきます

叶夢

つぼみ?

御館様

…叶夢

叶夢

は、はい

御館様

ちょっとつぼみと私の二人にしてくれるかい?

叶夢は私の事を気にかけてくれていたけど大丈夫と目で言って、席を外してもらう

御館様

さて、つぼみ

御館様

君はなにを怖がっているんだい?

つぼみ

え?

御館様

ただ鬼や責任などで怖いなんて言うような子じゃないのはわかっているよ

御館様

けど君はなにかに怯えている

御館様

そして君なりに考えて柱を断ったのだろう?

御館様

それに叶夢にも伝えていないということは一人で抱えなければならない重大なこと

御館様

違うかな?

このひとが御館様としてみんなに慕われている理由が分かった気がした

まだあって間もないのに私が抱えていることの半分以上も見抜くこの鋭さ

御館様

君が抱えていることを私に話してくれないかい?

つぼみ

…でも多分信じてくれないと思います

御館様

そんなことはないよ

御館様

だって君がもし嘘を言っても私の頭で理解できないことでも、それのことでつぼみが悩んでいることは事実

御館様

悩んでいるということは祖茂ことに向き合っているってことだよ

つぼみ

御館様…

つぼみ

実は私この世界のものではないのです

つぼみ

そしてこの世界は私がここに来る前のところで漫画というもので描かれていた世界なんです

つぼみ

でもその話の中に私や叶夢が柱人るなんてことは書いてなかった

つぼみ

もっというなら最終選別で私たちは生き残ることはなかった

つぼみ

もうそこで私がいることでえいきょうが起きているのに。柱になんてなってしまったら

つぼみ

なんて思うと…

私が語っている間御館様はだまって聞いてくれていて

御館様

そうだったのか

御館様

つぼみ、よく一人で頑張ったね

つぼみ

…え?

御館様の言葉で私の中にある何かのストッパーが外れたような気がして

ポロっ

自然と涙が出ていた

その命お助けします!

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