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屋上
みゆ
誰だろ。この手紙
ひなみ
あ、きた。
みゆ
(え、ひなみちゃん！？
みゆ
(なんで！？
ひなみ
あんた
ひなみ
れお君の何？
みゆ
えっと
みゆ
隣の席で友達。
ひなみ
あっそ。
ひなみ
言っとくけど
ひなみ
私、れお君のこと好きなの
ひなみ
だから、取らないでね？
みゆ
まってよ！
みゆ
れお君はものじゃないよ！
みゆ
誰のものとかそんなの関係ない！
ひなみ
いい子ぶらないでくれる？
ひなみ
いっつもいい笑顔して
ひなみ
合わせてばっかりで
ひなみ
自分の気持ちに素直になりなよ。
ひなみ
本当は
ひなみ
あんたも好きなんでしょ？
ひなみ
れお君のこと
みゆ
ち、ちがう！
みゆ
好きじゃない！
みゆ
ただの友達！
みゆ
同じグループなだけ！
ひなみ
ふーん
ひなみ
わかった。
ひなみ
じゃあ、もし私と
ひなみ
れお君付き合っても
ひなみ
いいんだね？
みゆ
うん！応援するよ！
ひなみ
話はそれだけ
ひなみ
じゃーね
ひなみは去っていった。
二人の会話を聞いていた
人影がひとつ
れお
…。
教室
みゆ
(朝から嫌な事あったなぁ。
みゆ
(教室では普通でいよ
みゆ
おはようれお！
れお
…あ、うん。
れお
ゆうひー
れおが去る
みゆ
(あれ、避けられた？）
れおside
朝、みゆを見かけて
追いかけて行ったら屋上
よく聞こえなかったけど
みゆ
好きじゃない！
れお
(え、嫌われてる？）
れお
ただの友達。かぁ。
れお
(なんでこんなモヤモヤするんだろ。
れお
みゆにとって俺はなんだろ。
そんなことばかり考えていたら
気づいたら避けていた。
みゆ
あの、れお！
れお
なに
みゆ
えっと、消しゴム忘れちゃって
みゆ
貸してくれない？
れお
いいよ
れお
はい
みゆ
ありがとう。
みゆ
今度なんかお返しするn…
ひなみ
れおくーん！
ひなみ
今度の土曜日に
ひなみ
試合あるから
ひなみ
ユニフォーム忘れんなって
ひなみ
顧問の先生言ってたよ！
れお
おう、サンキュー
みゆ
(あ。ひなみちゃん。
みゆ
(本気なんだね
みゆ
(私は、あーいうふうに
みゆ
(アピールなんて出来ない）
気持ちがすれ違い。
修学旅行まであともう少し。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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