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ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
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ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ナイフを数本持ち奥の部屋にと進む
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
戦慄の迷宮 この部屋は言わば迷路と言われるものになっています。次の部屋に行くまでに、他の参加者に殺されぬよう気をつけてください
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
迷宮に入り作戦通り右の壁を触りながら進んでいく
この迷宮がどれほど広いのか…
そんなものは分からないけれど…それでも進まないといけない
いずれ着くであろうゴールをめざして…
この迷宮に入りどのくらい時間が過ぎたのだろうか…
未だにゴールにはたどり着けていない
他の参加者がいるかどうかも不明だが
もし居るとしても恐らくまだ誰も次の部屋にはたどり着けていない
この迷宮の狙いは参加者同士の殺し合いだけじゃなく
参加者の精神面を壊すことも目的なのだ…
変わる事の無い景色…
どこまで進んでも白の壁と灰色のタイルが敷き詰められてるだけの道
閉鎖空間に近いこの状況は人の精神を壊すにはもってこいの場所であった
ミシロ
ミシロ
ミシロ
カツン……
ミシロ
ミシロ
ミシロ
カツン…
カツン……
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
来た道をゆっくりと戻り様子を見る
少しすると前に女性が現れた
長く黒い髪が腰付近まで伸びていて
白いワンピースを着ているが所々に赤い斑点模様が見て取れる
恐らくあの赤の斑点模様は血痕だろう
先程の足音の正体はヒールだったようだ
真っ赤なヒールが暗い部屋の中でも際立つ
よく見るとその女の手元には刃先が赤くなったナイフが握られていた
そこから滴るのは赤い液体…
まだ新しいものとみて間違いなさそうだ
今私が彼女に見つかったら確実に殺される
ミシロ
ゆっくりと下がる私の方をその女性は見た
ミシロ
目元は長い前髪で見えないが口元だけはよく見えた
白い肌とは対照的な赤い口紅を塗ったその唇がニタァと笑う
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロはすぐに来た道を戻り逃げていく
それを追うように女性もやって来る
ヒールを履いているとは思えない速さで、ミシロを追いかける
ミシロ
ミシロ
ミシロ
道を右に左に曲がって必死になって逃げた
来た道が分からなくなるほどに逃げ回った
それからどのくらい経ったのだろうか
私は気が付くと出口にたどり着いていた
後ろを見るともうあの女性は居なかった
ミシロ
ミシロ
ミシロ
出口の先には扉がありその扉をくぐると中にはあの女性が居た
ミシロ
しかしその女性は鎖で四肢を繋がれており襲う様子はない
辺りを見渡すと空き瓶1つと様々な凶器が置いてある
ミシロ
ミシロ
目元は見えないのに鋭く射抜くような視線を感じ取れる
明らかに殺意をこちらに向けられてるのがわかる
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロ
ミシロは躊躇なく持ってきていたナイフを捕らえられた女性に刺す
数本持ってきたいのでそれらを四肢に刺す
残りの1本は腹部に何度も何度も刺す
無心でそれを繰り返していた
気が付くとその女性はもうピクリとも動かない
死んだのを確認し空き瓶に流れ出たその血を入れる
我に返り手を眺める
自分は人を殺したのだ
あれが人でなかったとしても生物を殺したのだ…
それも嬉々としてやっていたのだから…
ミシロの視界には赤い景色が広がる
自分がとんでもないことをしたのは事実であるし
その罪悪感で胸が痛かった
だが、自分がこの世界を…自分を知る為ならば仕方の無いこと
そう割り切りその部屋を後にする
外に出るとあの迷路は消えていて数多の凶器が置かれた部屋に戻ってきた
ミシロ
狂気の部屋を後にしてあの画家の元に行く
ミシロ
画家
画家
画家
画家は赤の絵の具を受け取るとすごい速さで筆を走らせる
そして完成したその絵は女神像の下で悶え苦しむ男性の絵であった
画家
画家
その言葉を最後にモデルとして書いていた女神像が前に倒れてきてその画家を押し潰してしまった
女神像のその先には道が隠れていたようだ
ミシロ
ミシロ
最後の部屋を攻略したミシロだが精神状態は安定していない
壊れだしたミシロの精神だが、追い打ちをかけるように新たな悲劇がミシロを襲う