莉子
(う…ん…動けない…)
莉子
(ひいっ!!)
莉子は朝早くに飛び起きた
莉子
(な…に…これ…)
莉子の体は腕と足が付いていなかった
莉子
(なんで…)
莉子
(あっまさか…!)
莉子はケージに目をやった
莉子
(あ…あああ…!!)
莉子はラビに自分の両腕と両足が付いていることに気がついた
莉子
(なんで…)
莉子
(気持ち悪いっ…!)
ピンポーン
莉子
(えっ?こんな早くに誰…?)
母親
ちょっと莉子?鍵開いてたわよ?
母親
あら!何寝てんの!
母親
ん?まぁ可愛いウサギ!
莉子
(…は?何言ってんの?この状況見て何も思わないわけ?)
母親
名前はなんて言うのかなー?
莉子
(無視しないでよ!)
母親
莉子。この子名前は?
莉子
(ラビだよ)
母親
もう。久しぶりに様子見に来たのにぐうたら寝てばっかで話しもしないなんて。まあ元気ならいいわ。じゃあね
莉子
(そっか…声聞こえないんだ)
ガチャーバタン
莉子
(ていうからに手足が生えてたことに疑問を持たないわけ?)
莉子
(…まさか見えてないとか!?)
するとラビがゆっくりこちらを向いた
莉子
(…何よ)
莉子
(気持ち悪。もうノコギリ持てないじゃん)
ラビは莉子ではなく莉子の体よりずっと奥のあそこに目をやっていた