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主。
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主。
主。
以下、人物紹介ですっ!!
Ak
Pr
At
Mz
Kty
Tg
ここから本編入ります!! いちおワンク↓↓ R展開:今のところ入れる予定なし 最終的なカプ:タグ通り (ただし、初期段階ではatmzは両思いではありません) Prちゃんの口調:エセ関西弁 こちらはnmmn作品となっております。 ご本人方とは一切関係がありません。無断転載・拡散はお控えください。 地雷さん・作品を読んでいて苦手だと思った方はブラウザバック推奨
以上が大丈夫な方のみの閲覧をお願いしますっ!!
主。
皆さんは、“少女漫画”を知っていますか?
この質問にはほとんどの人が「Yes」と答えるだろうけど、 一応説明しておくと、、、
“少女漫画”と一口にいってもいろいろなものがあって、 その話は描く人によって異なる流れであるし、 全部同じというわけでは決してない
ただ、それらに共通して言えることがあって、基本的に少女漫画というのは 「平凡な女の子が何人ものイケメンに溺愛される」というストーリーを 主軸にしたものがほとんどだということ
まあ、大体少女漫画のヒロインって完全に平凡ってわけじゃなくて、 特別優しい性格だったり何やら特出したものを秘めているわけだけど
それはともかく、平凡な自分がハイスペックな誰かに愛される、というのは まさに夢のような展開で、多くの人々が憧れる理想だ
“少女漫画”は、その理想を凝縮した人々の娯楽で、 主人公の女の子の恋愛模様がそれはそれはていねいに描かれる
何人ものイケメンの間で揺れる主人公の心や 主人公に夢中なイケメン達の口説き文句が織りなす甘酸っぱい恋の物語に 胸がキュンとした、なんて経験がある人は1人や2人ではないだろう
そんなあなたに、一つだけ質問をさせてください。
あなたは、少女漫画の外側の世界について 考えたことがありますか?
この問いにどう答える人が多いのか、オレにはよくわかんないけど、、、
ただ一つ言えることがあるとするならばそれは、 「これは、少女漫画を外側から見ているモブAの話だ」 ということだけでしょうか。
オレは、至って普通の高校生だ
Ak
顔も普通、勉強も普通
Ak
バスケは好きだからある程度はできるし身長も人よりは高いけど、 それ以外に特筆することはあまりない
そんなどこにでもいるような高校生であるオレだが、 1つだけちょっと変わったところがあるのだ
それは、、、
At
Pr
At
Pr
At
At
Pr
At
誰もが認めるイケメンで、声も頭も運動神経も性格もいいという チート級ハイスペック男子で学校の生徒会長であるAtと、 彼に甘やかされている彼の幼馴染のPr
Mz
Mz
Pr
そして、好きな子に素直になれないタイプで、 これまたPrの幼馴染であるツンデレ王子、Mz
At
At
Mz
At
Mz
そして、少しバチバチしているAtとMz
Ak
3人はいつもあんな感じである
もうお分かりだろうか?
そう、オレの一つだけ普通ではないところは、 クラスで幼馴染三角関係の少女漫画が展開されているところだ
幼馴染三角関係のヒロインは、 基本的に2人のどちらかを選ぶと相場が決まっている
つまり彼らに当てはめるとするならば、 PrくんはAtくんかMzくんのどちらかを選ぶということだ
超絶ハイスペックの完璧人間であるAtくんを選ぶのか、 ツンデレだけど根は優しくて男前なMzくんを選ぶのか、、、
オレが知る限りだと少女漫画ではどちらの展開も見かけるので、 どちらに軍配が上がるのかはみんなわからず、Prくんがどっちを選ぶのか かけて遊ぶというのも学年共通の遊びとして普及している
Ak
そこまで考えて、自分の胸がズキンと痛むのを感じた
ああそういえば、大事なことを言い忘れていた
あのキラキラした3人となんてオレはほとんど話したことがないし、 おそらく物語には全く関係してこないと思うけど、、、
オレはヒロインに淡い恋心を寄せる、当て馬にもなれないモブAだ
そこまで考えてオレがため息をついたところで、 誰かがこっちを見ていることに気がつく
At
Ak
Ak
Mz
At
Mz
At
Mz
Mzくんの冗談に笑うAtくんの笑顔は、 いつもとちょっとだけ違うような気がした
Ak
オレがPrくんのことを好きになった理由は、至って普通
自分でも気がつけなかった大切なことを、彼が教えてくれたからだ
高校生にもなると、ほとんどの人が進路について真剣に考え始める
それは物心ついてからずっとバスケに明け暮れていたオレだって、 例外ではなかった
単身赴任をしていて同居はしていない父親はやむを得ず抜きにして、 オレはある日母親と進路について話していた
Akママ
ニコニコしながら母親はそう言っていて、オレもそれに関しては同感だった
Ak
Akママ
Akママ
彼女はそう言いながら、ゴソゴソとパンフレットを取り出す
そこに書かれた大学名に、オレは目を見開いた
Ak
Akママ
Akママ
Ak
Ak
オレは至って普通の学力を持つ高校生で、 しっかり勉強したとして取れるのはせいぜい中の上くらい
こんな天才が行くような大学、オレの学力で届くとは思えなかった
Akママ
Akママ
Ak
Ak
Akママ
Ak
Akママ
Akママ
Ak
Akママ
Akママ
Ak
そう言われると、何も言い返せなかった
オレは歯を食いしばってうつむき、答える
Ak
Akママ
Akママ
Ak
その日の夜、オレはいろいろな感情が心の中で荒れ狂って あまりよく眠れなかった
顧問の先生からもらった退部届を親に渡して 必要事項を記入してもらった翌日、バスケを捨てるための紙を携えたオレは 学生生活最後のシュート練習をしていた
ドリブルをしながら走っていって、すっかり慣れた1、2、ジャンプの ステップを刻み、着地前にゴールにボールを投げ入れる
小学生の頃からずっと練習してきたスリーポイントシュートは いとも簡単に決まって、暗い橙色のバスケットボールは 今まで飽きるほど見てきたゴールに吸い込まれていった
普段ならわっと歓声が上がるところだが、 今は体育館に1人なのでボールが床で弾む音だけが響く
はぁ、と思いため息をつきながら弾力がなくなって フローリングに転がるボールを拾い上げたオレの耳は、 1人分の拍手の音をとらえた
ぱちぱちと手を叩く音に振り向いたオレの目に映ったのは、 現在クラスで少女漫画を展開しているヒロイン、もといPrくんだった
Pr
Ak
Pr
オレの言葉を聞いて目を見開いた彼は、にっこりと笑って続ける
Pr
Pr
そう言って彼はキラキラした笑顔を振り撒きながら、 自分でも気がついていなかった俺にとってとても大事なことを教えてくれた
Pr
Pr
Pr
Ak
Pr
ふわりと愛らしく微笑むPrくんの姿にドキリと胸が高鳴って、 クラスに君臨する圧倒的なヒロインにぴったりな存在だと思った
Pr
2人の王子に溺愛されるヒロインが放つ夢のような雰囲気に 感化されていたオレは、そこではっと現実に戻る
Ak
Ak
Ak
Pr
Pr
Ak
Pr
Pr
Pr
Ak
Pr
Pr
Ak
Pr
Ak
Pr
じぃっとオレの瞳を射抜く若葉色の双眸には嘘なんて通用しなさそうで、 オレはうつむいて言葉をつむぐ
Ak
最初の一言がこぼれ落ちたら、あとはもう雪崩だった
Ak
Ak
Ak
Ak
いろいろな感情が混ざった涙がじわりとあふれてきて、 オレの中でずっと輝き続ける今まで少しも変わらなかった自分の核を 優しく外界へ押し出す
Ak
オレの本音を聞き届けてくれたPrくんは 満足げな表情を浮かべて、はっきりと告げる
Pr
Pr
Ak
Ak
何よりも大事なことを教えてくれた少女漫画のヒロインに、 オレは最上級の笑顔で感謝を告げる
Ak
Pr
何やら少し顔を赤くしているPrくんを不思議に思うが、 途中で予鈴が鳴り始めたのでオレは走って教室に向かうことにした
Ak
Pr
芽生えてしまった叶わぬ恋にそっと鍵をかけて、 オレはPrくんの手を引いて走り出した
コメント
4件
出遅れましたっ!! まずはフォロワー50人突破おめでとうございますっ!! きゅんきゅん青春学園モノ、楽しみにしてますっ! ak主役なのにatmzを追っかけてしまう自分が悲しい……… でもでも、勿論akprもktytgも楽しみですよっ!! 嘘じゃないですよぉぉ!
新連載来たー!!!50人増えてくごとに更新かー!もう50人に分身してフォローしたいぐらいなんだけど流石に無理だから気長に椿ちゃんの宣伝しながらまってるよー!!今回の連載めっちゃキュンキュンと泣くのが多そうでやばい!あっきぃくん悩むよな!進路大変だよね!そこで出てくるぷりっつくんヒロインどころかヒーローすぎる!これはあきぷりの予感…😏