陽菜
祐吾
陽菜
祐吾
恋人が二人きりの雰囲気とは思えない空間にギターの音が響く。
陽菜
祐吾
祐吾
ありえないほどの逆ギレに陽菜は言葉も出ない。
ただただ呆れただけだった。
陽菜
陽菜はスマホを手に取った。
陽菜
祐吾
しばらく沈黙とギターの音が続く。
陽菜
陽菜が祐吾の方に視線を向ける。
陽菜
内心そう思った陽菜は祐吾の誕生日を思い出す。
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
祐吾
陽菜
祐吾
陽菜
陽菜は早速赤色のギターを調べ始めた。
陽菜
陽菜
陽菜がニコニコしながらスマホを見ている。
それに気づいた祐吾は言った。
祐吾
祐吾
祐吾
その言葉を聞いた陽菜は一瞬時が止まったかのように固まったあと、
怒りと悲しみが混ざり、
言葉では表せないような顔に変わった。
陽菜
そういって立ち上がり
祐吾の家を出た。
祐吾
陽菜は近くの公園のベンチで座っていた。
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
公園で一人、ブツブツ独り言を言っている陽菜。
気づけば夕日もとっくに落ち、
空が暗くなっていた。
陽菜
陽菜
そういって立ち上がろうとする陽菜。
が、目の前人がたっているのに気づく。
男
陽菜
そこにはフードを深くかぶった男がいた。
陽菜
男
男
さそう言って男差し出したのはケースに入ったギターだった。
男
陽菜
男
男
陽菜
男
男
陽菜
そういうと男どこかに行ってしまった。
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜はギターから異様な何かを感じていた。
陽菜
陽菜
祐吾
陽菜
陽菜
祐吾
そういって陽菜はギターを取り出した。
祐吾
陽菜
祐吾
陽菜
祐吾
陽菜
陽菜の態度に祐吾は仕方なくギターを持った。
陽菜
祐吾は嫌そうな顔をしながら弾き始める。
その音は、以外にもいい音で
祐吾も気に入りつつあった。
祐吾
陽菜
祐吾
舌打ちする祐吾も気にせず陽菜は祐吾がギターを弾くのをじっと見ていた。
祐吾
祐吾
しばらくして祐吾の様子がおかしいのに気づく。
祐吾
祐吾
陽菜
ギターはさっきよりも激しく鳴り響いている。
祐吾の手も素早く動く。
祐吾
陽菜はそれをじっと見つめているだけだった。
祐吾
祐吾
祐吾
祐吾の手からは血が滴り落ちている。
陽菜は血を見てふと我に返ったように言った。
陽菜
陽菜
祐吾
祐吾
それでもなお祐吾の手は止まらない。
止まるどころかどんどん激しく弦を弾いている。
陽菜
祐吾
直に手からだけ出ていた血が
祐吾
腕、首、目、と色々な所からではじめた。
ギターに祐吾の血がかかる。
増え続ける血に口がふさがらない陽菜。
陽菜はただ祐吾がもがき苦しんでいるのを見ていた。
祐吾
今までで1番でかい祐吾の叫び声が終わると共に
ギターの音も無くなる。
陽菜
状況が理解できない陽菜。
充血した目が開いたままギターにもたれかかる祐吾。
それ以来、祐吾が動くことは無かった。
陽菜
陽菜
陽菜はそのギターの色を見て背筋が凍った。
ギターは
祐吾の血で染まった
「 赤 い ギ タ ー 」だった。
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