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こちらは次連載になります! 現在連載中の『夢々、君へ揺れ』完結後に続きを配信予定です。この物語では♡♡♡を職とする人々の心情や成長を描いていきます!よろしくお願いします!
ある女の名を、アメリアといった。
名字はない
金さえ渡せば、どんな人間でも痕跡無く殺すと言われた女である。
1発の銃声
殺し屋に心はいらないと、誰かが言った。
殺し屋という職を背負った以上
任務を、全うするのみである。
ある雨の日だった。
ザーザーと滝のような雨が降り、暗い水たまりはピチョンとしぶきをあげている
それは前も見えないほどで、アメリアは立ち止まる。
アメリアが俯くと、濡れた肌がベタつく。
ポタリと、水が滴る。
この日、アメリアは殺しをやめた。
それから、何年が経ったのだろうか。
アメリア
そして、現在
アメリアは訝しげに、自分を誘導する者を見つめていた。
アメリア
ここシャーズドウム王国では、最近殺しが蔓延っている
死者がいようとも、簡単な捜査で証拠が見当たらない限りは大した措置も取らない
それほど国は防犯対策において遅れを取っている
アメリア
アメリア
アメリア
アメリアは身構えながらも、その声に連れられるまま王室に入る。
ライアン
ライアン
アメリア
アメリア
ライアン
ライアン
アメリア
ライアン
ステイシー
ライアン
ステイシー
アメリア
アメリア
ライアン
ライアン
アメリア
アメリア
ライアン
ライアンはザッと机上に書類を重ねて置いた
アメリア
ライアン
ライアン
アメリア
再度書類をじっと見つめる
アメリア
アメリア
ライアン
アメリア
書類を手に取り、机に足を組んで腰掛ける
ライアン
王子はため息を吐いたあと椅子から立ち上がると、資料をトントンと叩いて言った
ライアン
アメリア
アメリア
アメリア
アメリア
アメリア
アメリア
フラフラと歩いてきた男とすれ違う
アメリアはくるりと振り返って素早く銃で撃つ
アメリア
翌日
ライアン
ステイシー
ステイシー
ライアン
ライアン
ステイシー
ライアン
ステイシーはガタリと窓を開け、そこから飛び降りた。
アメリア
アメリア
アメリア
アメリア
アメリアは一丁の銃をしまうと、白い息を吐き、もう一方の黒い銃をくるくると回す
アメリア
アメリア
アメリアは次の瞬間目を見開き、気がついたように走り出す
アメリア
弾丸を装填すると、すぐに引き金を引いた
アメリア
今回の依頼で悲鳴を聞いたのは初めてだった
なにしろ、声も出させぬほど一瞬で、命を奪っていたのだから。
…そして、何より
今までにアメリアの攻撃を避けた人間は、ほとんどいなかったのだ。