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庸介
そう庸介からメールが届いたのは、マンションのエントランスでエレベータを待っていた時だった。
佐和子
佐和子
メールを見て思わず笑みが漏れる。
佐和子
佐和子
素早くメールを返すと、ちょうど来たエレベーターに乗り込んだ。
庸介と付き合って居た頃、会社の飲み会や友人との食事会で帰りが遅くなると、いつもこうしてメールが送られてきていた。
周りからは過保護過ぎだとか、束縛しすぎだとか言われたけど私はそうは思わなかった。
それが庸介なりの優しさなのだということを私は知っていたから。
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