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まって、泣いていいですか、😭😭😭ほんとに最高ですこんな最高作品初めて見ました😭フォロー♡500失礼します!、ほんとに最高です、てゆうか、感動、
帰りに寄ったスーパーで 晩御飯の材料を買う
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
遥
遥
灰谷 竜胆
明らかに竜胆分よりも多く払ってくれている
そのまま荷物はも持ってくれた
灰谷 竜胆
遥
遥
灰谷 竜胆
遥
遥
前の二の舞にはならないよう先に渡した
灰谷 竜胆
リビングの明かりをつけ、荷物を片す
遥
晩御飯は定番だけど簡単に出来る
オムライスとコンソメスープ、 サラダ
あと、竜胆が買ってくれたスイカを切る
割とよく料理はするけれど好きな人に 食べてもらうと思うと緊張する
遥
なんだかんだしていると竜胆がお風呂からでてきた
灰谷 竜胆
遥
遥
灰谷 竜胆
髪を乾かしている竜胆を見ながら 簡単に洗い物を軽く済ませた
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
遥
竜胆は目を輝かせてオムライスを 口に運んだ
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
遥
遥
いつもうまいくらいしか言わないのに こんなにリアクションをくれて嬉しかった
遥
灰谷 竜胆
デザートにこの夏最後のスイカを味わった
遥
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
遥
どこまででもデキる男を感じさせる
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
遥
お風呂で竜胆とのことを思い出す
明日も
遥
遥
考えすぎちゃう気がして 洗って浸かったらすぐあがることにした
遥
灰谷 竜胆
遥
遥
灰谷 竜胆
私が扇風機の首を止め、涼んでいると 後ろからドライヤーの熱がくる
遥
灰谷 竜胆
竜胆はドラッグストアで買っていた ヘアオイルを塗り、丁寧に髪を乾かしてくれた
同じ匂いだ
竜胆のいい香りに包まれてうとうとしてしまった
気づくとドライヤーは終わっていて
灰谷 竜胆
遥
眠さが限界でそのままソファーに倒れる
敷いといた来客用の布団に寝転ぶと竜胆が
灰谷 竜胆
遥
眠くてもう私の部屋で寝てくれて構わない
遥
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
遥
竜胆は私の体をふわっと持ち上げ そのまま部屋に連れて行ってくれた
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
遥
遥
私の記憶はそこで閉じた
翌朝
遥
昨日のことを思い出し 申し訳なくなる
遥
丁寧にしてくれた竜胆のおかげで さらっさらな髪の毛に少しブラシを通して 階段を降りる
遥
灰谷 竜胆
遥
遥
灰谷 竜胆
遥
遥
遥
灰谷 竜胆
2人で台所にたち、朝ごはんを用意する
なんだかほんとに新婚さんみたいだななんて 思ってしまった
遥
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
遥
2人で作ったフレンチトーストは いつもより美味しい気がした
灰谷 竜胆
遥
そう、今日は竜胆と過ごせる最終日
最初に買い物に来た
て言っても目的地は決まってるらしい
遥
遥
竜胆は足早にレジに向かってなにか買っていた
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
いつか座ったベンチに腰掛けた
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
竜胆が出したのはネックレスだった
前私がストーンのピアス欲しいって言ってたけど ピアス開けてないから、
ストーンがキラッとしてるネックレス
灰谷 竜胆
竜胆は自分の首元からよく似ているけれど 少し違うネックレスを見せた
遥
灰谷 竜胆
私は迷わず首を縦に振った
髪を流して首を竜胆に向ける
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
遥
遥
灰谷 竜胆
遥
遥
灰谷 竜胆
遥
それからはただバイクで走った
すっごく綺麗な海の横を通って、
お昼はお寿司を食べた
ただひたすらに今までの話をした
どんどん竜胆のことを知ってゆく
好きが大きくなってしまう
綺麗なお花畑の横も通った
リンドウの花の花言葉は 誠実
病に打ち勝つために使われてきたことが由来
独立して咲く姿は 貴方の悲しみに寄り添う という言葉ももつ
なんて素敵で優しくて強い、 この人にぴったりの花言葉なんだろう
遥
灰谷 竜胆
空が色あせてきた
そろそろ一日の終わりを告げる
目の前にいる愛しい人が どこにも行かないようぎゅっと抱きしめる
終わりの空の色を見ながら少しづついつもの道へ 戻ってく
着く頃には真っ暗だった
まだ朝の気分
ねぇ、やだよ
歩きたくない
またこの息が止まるほど綺麗な場所
色々な感情が込み上げてきて 喉が熱い、目頭が熱い
苦しい
胸が痛い
2本先を歩く竜胆にゆっくり着いていく
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
私もだよ
灰谷 竜胆
震えてる
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
灰谷 竜胆
それからは止まらなかった
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
灰谷 竜胆
遥
遥
遥
遥
灰谷 竜胆
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
あー私すっごくわがままだ
竜胆を困らせる
遥
遥
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
遥
遥
遥
遥
灰谷 竜胆
遥
遥
遥
遥
遥
ひたすら涙が止まらなかった
本当のお父さんが死んだ時もこんなに 泣いていなかった
こんな顔見られたくない
絶対に酷い顔をしてるから
苦しい
苦しい
苦しい
痛い
こんなにいい人がなんで
もっと早く会えてたら
きっと竜胆に会ったことで私の将来は変わった
結婚はできないんだろーな
こんなにいい人と出会ってしまったから
喉が熱くて痛い
10歳の頃ひいた風邪より辛い
声が出なくて
頭が痛い
吐き気がする
遥
灰谷 竜胆
やっと口を開いた私にまた優しく微笑む
ちゅっ、
灰谷 竜胆
ぎゅっ、
鼓動が聞こえる
生きてる
遥
遥
そのキスにもハグにもいやらしさは無かった
灰谷 竜胆
竜胆は私の名前を呼んで私の顔に手をあて ぐいっと近づけ
そのまま口をつけた
片手を絡ませて口を離す
遥
愛した男の子とするキスはなんて幸せなんだろう
遥
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
遥
遥
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
遥
私に竜胆の跡をつけて
竜胆は何も言わず私の腰を繋いでいない手で寄せ 首に口をつける
くっきりついた跡に服を被せる
大好きな竜胆のバイクの音で あっという間に家に着いた
灰谷 竜胆
ぎゅ
竜胆の袖が離せなかった
竜胆は止まって振り返る
そのまま私を抱きしめる
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
遥
遥
ぽすっと私はもう乗ることがないのに ヘルメットを被せた
普段はちゃんと被るヘルメットを被らず そのまま私が大好きな音はとおざかっていった
翌朝、もしかしたらと思い連絡をしてみた
学校なんて行ける状態じゃなくて 休んだ
未読のままのメッセージが辛い
母
遥
母
遥
手紙?
誰からだろ
遥へ
本当にありがとう。 毎日が楽しかった
遥と会ったのは雨の日だったよな 10年前の遥に会えるかも分からなかったのに 運命だと思った
遥は俺の一番でずっと変わらない
ずっと変わってない遥が好き
きっと最後の日はかっこ悪い姿見せるだろうから 手紙ではかっこつけさせてな
遥の幸せな顔がすき
笑顔が好き
寝顔もすき
料理もすき
ほんとは全部の相手俺がいい
だけどそれが見れるならいい。
俺未練がましいから多分死んでも 近くにいちゃうんだろーな
だから俺の好きな遥が見たい
好きだから
ずっと
誰よりもこの世界で遥を愛してる
手放したくなかった
ずっと隣にいて俺が幸せにしたかった
ウエディングドレス姿を見たかった
多分ばあさんになっても可愛い顔が見たかった
遥との子供が見たかった
遥におかえりって言われたかった
遥の1番でいたかった
これからの遥の未来にいたかった
ずっと遥を感じていたかった
俺が幸せにできなくてごめん
遥、愛してる
俺と結婚してください
竜胆
手紙には指輪が同封されていた
私の薬指にぴったり
涙が止まらなかった
アルバムを開けば竜胆の写真
首元を見ればネックレス
メモアプリを開けば今までの予定
メッセージを開けば着いたよの連絡
鏡を見れば赤い愛が
手の中には涙の跡が残る手紙と輝いている指輪がある
私の世界にはこんなにも竜胆が溢れているのに なんで本人はここに居ないのだろう
母
遥
これは私の人生で1番濃かったいつかの夏の話。
Fin