ママ
奈々子も、もう車デビューするのね!
ママ
でも、不思議ね、中古車なんて
パパ
なんなら、高いヤツでも良いんだよ
奈々子
何か、車のことそんなわかんない人が、高級車乗ってもって感じだったから
奈々美
まぁ、お姉ちゃんの好きで良いんじゃない?
ママ
まぁね
奈々子
じゃあ、ママもお別れだね
ママ
そうね、電話出るのよ、お父さん行きましょ
パパ
ああ。
奈々子
はぁこれで、完璧な社会人になれる!
奈々美
お姉ちゃん行こ
ママ
お父さん、寝ないで!
私とお父さんの命がかかっているのよ‼
パパ
分かってる、分かってる
知らないおばさん
大丈夫ですか?!今救急車呼びますね
奈々子
ママが...!?
奈々美
ぐすぐす
奈々子
奈々美、泣かないで
知らないおばさん
今取り調べしてるわ
奈々美
何か天罰が下ったんだわ‼
知らないおばさん
今日は、何かあったの?
奈々子
はい。今日私が、車を買った日なんです
ドクター
少し宜しいでしょうか
ドクターの話から、聞いた。ママは心配停止になったのだと
親戚のおばさん
奈々子ちゃん。少しの間、おばちゃんのところに居ないかい?
少しの間親戚のおばさんのところに泊まらせて貰うことになった
奈々美
お姉ちゃん、私コンビニ行って来る
奈々子
1人で?
奈々美
うん
奈々美
もう、子供じゃないからね
親戚のおばさん
(ささっ)
奈々子
(パカッ)冷蔵庫になんかあったっけ
奈々子
あっ奈々美!
奈々子
はぁ、奈々美もいないし、お腹すいたなぁ
奈々子
何この手紙
奈々子
(開いて見ると、こんなことが、かいていた)
奈々子ちゃんへ
ちょっと、おばちゃんは奈々美ちゃんについていきます。
何かあったら、電話してください。
親戚のおばさん
奈々子ちゃん!大変...
奈々子
おばさんの声だ!
奈々子
(ガチャ)あれー近くにいないなー。ちょっと、遠くに行ってみよ。
奈々子
いないやー
奈々子
ぎゃっ。車の下に、何もないのに揺れる!
奈々子
きゃー
後から聞いた話だと、奈々子達が買った車は、昔死んでしまった家族が乗っていた車だという。その家族は、奈々子達に何をしたかったのだろうか。