久しぶりの実家だった。
俺の生まれ育った町は、どちらかというと田舎で交通の便も不便なところもあるが
やっぱり帰って来るとどこかホッとする。
部屋に入ると迷いなくいつもの定位置に腰を下ろすと
緊張しながら必死にお袋と話す佐和子の様子を見ていた。
確かにお袋の言うとおり男ばかりの家で華がなく
佐和子が居るだけでお袋の表情も明るく嬉しそうだ。
そう思ったのは俺だけじゃなかったようで
隣に座っている親父も2人の様子を眺めていた。
それからしばらくお茶を飲みながら近況報告を交えて雑談をした。
和真母
コメント
1件