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先生

はーい、今日は絵を描きますよ

生徒A

うーん、先生、絵ってどうやって描いたらいいんですか?

先生

絵っていうのは技術じゃないの。自分が感じたままを描けばいいのよ

生徒A

自分が感じたまま……それがよくわかんないんです

先生

難しく考え過ぎよ。思い切って描けば描けるわよ

数十分後

先生

あれ、全然描けてないじゃない

生徒A

はい……

先生

しょうがないわね、宿題よ、宿題

生徒A

はーい

生徒A

うーん、『感じたまま描く』か……。難しい……

生徒B

ん、何も考えず、感じたまま筆を動かすって、なんか保育園のときにやったボディペインティングみたい

生徒A

そうだね、あのときは楽しかったなぁ。みんなで色とりどりの絵具を使って、好きなものを描いたっけ

生徒B

でも、今それをやっても、ふざけているだけだと思われそう

生徒A

そうだなぁ……。そうだ! 先生に手伝ってもらうってのはどうだろう?

生徒B

え、どういうこと?

生徒A

だからさ、子ども同士でボディペインティングしてもただのいたずらじゃん?

生徒B

まあね

生徒A

でも、大人の人の体にボディペインティングしたら、芸術っぽいじゃん

生徒B

なるほど!

生徒B

でもそこまで先生手伝ってくれるかな?

生徒A

私の家にいいものがあるんだ。それはね……

次の日

先生

今日の給食当番だれだっけ?

生徒A

私と

生徒B

私です

先生

あら、そうなの。じゃあ、よろしくね

放課後

先生

うっ、なんだか急に眠気が……

生徒A

よしよし、給食に混ぜた薬が効いてきた

生徒B

じゃあ、まずは服を脱いでもらって……

生徒A

これも脱がして……

生徒B

あとは先生をキャンバスに、感じたことをそのまま描いてみよう!

生徒A

よーし、やるぞ!

数十分後

生徒A

よし、できた! あとはこれを写真にとって……

生徒B

これで僕たちの作品の完成だ! よし先生に服着せて帰ろう

しばらく後

先生

ううーん

先生

あれ、寝ちゃったみたい

先生

……

先生

なんじゃ、こりゃ!

おしまい

大人はみんな嘘ついている

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