先生
先生
友達
友達
友達
陽菜
先生
授業中
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜はつい最近まで入院をしていた。
交通事故にあい 意識不明の重体だったのだ。
しかし、奇跡的に意識を取り戻したのだった。
陽菜
だが、陽菜の父親は同時期に行方不明になってしまったのだ。
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
昼休み
友達
友達
友達2
友達2
友達
友達
友達2
友達
友達
友達
友達2
友達2
陽菜
陽菜
友達2
陽菜
陽菜
放課後
陽菜
陽菜
おばさん
陽菜
おばさん
陽菜
おばさん
おばさん
おばさん
陽菜
おばさん
陽菜
陽菜
その日の夜
陽菜
陽菜
お母さん
陽菜
陽菜
陽菜はリビングの扉の前で、耳をそばたてる
お母さん
お母さん
陽菜
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
陽菜はたまらず、リビングの中に入った
陽菜
お母さん
陽菜
陽菜
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
明るい言葉で取り繕っていても
陽菜には母親の痛みが十分伝わった
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜はあたりを確認した
陽菜
陽菜
黒く錆びた門を開け、玄関の前に立つ
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜は今にも崩れ落ちそうな真っ黒な階段を上がった。
陽菜
部屋の中は相変わらず真っ黒だった。
陽菜
部屋の中央には祭壇のようなものがある。
不思議とそれだけは新品のように、焼かれた跡がなかった。
陽菜
陽菜
パン パン
陽菜
にゃぁぁぁぁ
陽菜
ミシッ ミシッ
陽菜
ミシッ ミシッ
ミシッ ミシッ
おばさん
陽菜
おばさん
おばさんは陽菜の手を強く引っ張る。
陽菜
陽菜
陽菜
おばさん
おばさん
みゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
陽菜
ずるずるっ
黒い塊が扉から入り込んできた。
その塊は、猫と言うには大きすぎた。
おばさん
おばさん
おばさん
おばさん
おばさん
おばさん
おばさん
おばさん
陽菜
おばさん
おばさん
みゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
その声はもう猫の声には聞こえなかった。
まるで
焼かれて苦しんでいる人間のようだ。
それがゆっくりと頭を上げる。
陽菜
おばさん
みゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
みゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
陽菜
おばさん
ミィヤァァァァァァァァァァァァァァ
陽菜
陽菜
???
誰かが背後から現れた
???
ぴたりと鳴き声がやむ。
陽菜
陽菜
お父さん
お父さん
お父さんは陽菜に手帳を渡した。
みゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
「黒猫」達は一斉に、 お父さんの方を向く。
おばさん
おばさん
陽菜
陽菜
陽菜
点火音と共に、この世のものとは思えない悪臭がした。
きっと、人が燃える時の臭いだと。
父親が燃えている臭いだと。
陽菜には分かった。
おばさん
陽菜
陽菜は父親からもらった手帳を開いた
陽菜が一向に目を覚さない
妻とも言い合いになった
妻はもう陽菜は戻らない
現実を見るべきだと言った
俺はそれを許せなかった
家を飛び出してしまった
きっと、妻も悪気があった訳ではない
それは分かってる
もっと前向きにならなければならない
黒猫屋敷で、同僚が行方不明になった
同日に、そいつが憎んでいた人間が消えた
もしかしたら、黒猫屋敷のまじないには効果があるのか?
色々と調べたが
黒猫屋敷のまじないは存在するのかもしれない
宗教を盲信していた者たちの怨念が
神のような力をつくりあげてしまったのかもしれない
あの家で願い事をした人間は必ず行方をくらましている
あの家で死んだ宗教団体のやつらは
自らを犠牲にして願いを叶えようとした
俺は、自分を引き換えに陽菜を救う事ができるのか?
できる
あたりまえだ
大事な娘なんだから
やはり噂は本当だった
俺はもうすぐ消される
陽菜 あいして
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜
陽菜は再び門をくぐった
ゴォぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
陽菜
黒い家は突如として火を上げ、メキメキと崩れ落ちた
「二人を二度とこの家に入れないようにしてください」
父の願いはかなったのだ。
燃え盛る残骸。
そこから一枚の写真が飛んできた。
その写真だけは一つの汚れもついていなかった。
数年後
お母さん
陽菜
陽菜
陽菜は胸ポケットから写真を取り出す
陽菜
陽菜
陽菜
コメント
5件
素晴らしい 公式作品並みです。
石名さん凄いですね!!公式作家になれそうな話です!!私も石名さんみたいに人気になれるようにがんばります!!