怜介
こんにちわ 俺は浅野 怜介 中学二年生童貞 未だ彼女無し 俺は今コンビニで 買った唐揚げくんを一人 ムシャムシャしている シンプルに美味い
怜介
だがこう過ごしていて 呆然と漂う物がある 視界に入る光景をただ ぼんやり眺めているだけ なのに何故、不思議と 目が虚ろになるのだろう
怜介
家族連れ カップル 子供達 これらを眺める俺には 虚しさと淡い寂しさが ただ霧の様に漂っていた そう、それは何故か…
怜介
俺は家族とも友達とも 親しみゼロな寂しい 独り身ぼっちのハリネズミ お年頃男子だからである
怜介
とは言っても 僕はまだ所詮中二 焦って彼女を作る 年ではないのだが、 最近感じる心に空洞が 空いた様な虚しさを 埋めてくれる物が切実に 欲しいのである
怜介
今俺は一体どんな 顔をしているだろう この思春期特有かは知らん やり場の無い鬱な感情を 全面的に顔に出した 表情はどんな物だろう
怜介
ザ・真顔の中 無意識に出る重い溜め息 あー、色々と惨めだな 青春とか本当に世界に 存在しているんだろうか リア充クソ喰らえ。
…あっ、ただ一人 理由は知らんが俺の 相手をする物好きが居たな からかってるのかな? と正直思っているのだが ストーカーかよと思う程 最近妙に絡んでくる奴
怜介
噂をすれば何とやら アイツの気配が後ろに立つ 一体どうやってここに 居る事を知ったんだろうな まぁそこらの公園適当に 回ってりゃ見つけ出せるか
来夢
怜介
来夢
来夢
来夢
怜介
清々しい程 ノープランだな 態々探し出して 見つけたらそれかよ 本当何考えてんのか 分かんねぇわ…
来夢
怜介
来夢
怜介
来夢
来夢
来夢
怜介
来夢
怜介
怜介
来夢
怜介
怜介
来夢
来夢
怜介
来夢
怜介
怜介
怜介
来夢
呟く様にそう言うと しゅん…と諦めた様な 残念そうな目をして 寂しそうに俯いた
怜介
怜介
来夢
怜介
来夢
怜介
来夢
怜介
来夢
怜介
来夢
来夢
来夢
来夢
来夢
怜介
怜介
怜介
来夢
来夢
怜介
怜介
怜介
来夢
怜介
怜介
来夢
怜介
怜介
怜介
来夢
怜介
怜介
来夢
怜介
来夢
怜介
来夢
怜介
俯き気味になった顔は逆光で 異常な形相とギラついた瞳の 猟奇的な恐怖を光らせている こちらを見下ろす様は最早 獲物を狙う大蛇や獣そのもの 何が起きたんだって? 急にベンチから起立したと 思えば目の前に立ちはだかり 困惑する間も無くドンッと 鼓膜を叩く様な音が聞こえた …思いっ切り足ドンされてる
こんな状況じゃ最早 俺は袋の中の鼠なんだよな 人生\(^o^)/オワタ
怜介
来夢
来夢
来夢
来夢
怜介
来夢
怜介
来夢
目の前に立ちはだかる そいつの間から除く光景は こちらを奇怪な目で見る 様々な人達であった
怜介
来夢
来夢
怜介
来夢
来夢
怜介
怜介
来夢
そう軽く答えると ひょいっとついさっき ベンチの背もたれに 蹴り付けた足を退かした
来夢
怜介
来夢
怜介
来夢
来夢
怜介
来夢
怜介
重い腰を上げ 渋々立ち上がった 神経を尖らせ警戒する
怜介
来夢
そう嬉々と言い放つと サッと手を握り引き寄せた
怜介
来夢
怜介
来夢
怜介
怜介
来夢
来夢
来夢
怜介
来夢
怜介
来夢
反応する間も無い刹那 気付かない程の瞬足で 背後に回られたと思えば 凄い勢いで両腕を思いっ切り 後ろで引っ張り上げられた マジで痛いし欠片も 抵抗出来ないじゃないか おいこれは確実に詰んだぞ
怜介
来夢
来夢
怜介
来夢
怜介
怜介
来夢
来夢
怜介
怜介