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偽りの眠姫

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偽りの眠姫

10 - 偽りの眠り姫

♥

7

2021年03月19日

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大輝

一生俺のものだ

怖い、気持ち悪い

でも怖くて声が出ない

大輝

まあ、あいつの女にまでなれたら上出来だ

大輝

男ってのはな、惚れた女にはなんでも話すもんだし

大輝

それに

ぐいとつかまれていた手が引かれ距離が近くなる

大輝

惚れた女に裏切られ、その女が俺のなんてわかったら

大輝

あいつどうなるんだろうなぁ!

楽しそうにそういい、私の首元に吸い付く

大輝

まあ、きっとあいつも蘭華も崩れる

こいつまともな人間じゃない

人を痛めつけるってことを楽しんでる

大輝

ま、かんばれよー

大輝は私から離れ暗くなった道に消えていった

朝陽

さっきまであんなにあかるかったのに

まるで私の心の中みたい

私の決心が揺らいでると思って忠告しにきたのね

本当に最悪

足の力が抜けその場に崩れ落ちる

私がどうにかしなきゃあの2人の笑顔がもう二度とみられなくなってしまう

だから迷うなんてことをしてはいけない

罪悪感なんて捨てなきゃ

感情なんて早くなくなってしまえばいいのに

すべてはあなたたちのために

どれくらい時間がたってだろう

スマホをみるとみんなからの不在着信が画面に映し出される

みんなに心配をかけちゃってる

ミーティングでてほしいって言われていたのに

ピリリ…ピリリ

スマホを見ると須藤奏汰の文字

あ、奏汰からだ

みんなからつながらないって聞いたのかな

朝陽

…はい

奏汰

朝陽!

奏汰

今どこに!?

朝陽

ごめん、みんなからの電話気づかなくて

奏汰

そんなことはどうだっていいから!

奏汰

今どこにいるのかだけ言って!

朝陽

えっと、公園が近くにあるところ

奏汰

わかった

奏汰

今からそこに行くから絶対に移動はしないで

言い終わるか終わらないかってところできられる

どうしよう

迎えに来てくれてる奏汰には申し訳ないけど

今は会いたくない

とりあえずここを離れよう

そう思い立ち上がると、後ろから何かに手をつかまれる

朝陽

ひっ!

奏汰

そこにいてって言ったのに…どこにいこうとしたっ…

奏汰

はぁ、はぁ

私の手をつかんだのは奏汰だった

走ってきたのだろう、肩で息をしている

朝陽

いやいや、ちょっと電話切ったのってたった今だよ!?

もしかして、私の事を探し回ってた?

奏汰

たまたますぐ近くにいて…

奏汰

なにもなくてよかた…

安心したように私の方に頭を預け息を整えている

だからこの人人との距離感がおかしいって!

朝陽

あ、ちょ

奏汰

朝陽の肩の高さちょうどいい

朝陽

はぁ!?

朝陽

ていうか別に心配するほど治安が悪いってわけじゃないでしょう?

奏汰

だと、いいんだけど

朝陽

ん?

奏汰

ミーティングの時に話つもりだったんだけど

奏汰

ここら辺は朝陽が思っているより安全じゃないんだ

呼吸も整ったみたいで私の肩から頭を離し

奏汰

とにかく、無事でよかった

和らい笑顔で笑う奏汰

そんな顔で見られたら目の奥がツンとして

泣きそう

奏汰

どうかした?

そういいながら私の頬に優しく触れる

思っていたより硬くて大きな手

でも、あいつと違い触れられたところからじんわりと熱が広がっている

奏汰

これ…何かあった?

朝陽

え?

奏汰は私の首みそっと触れる

朝陽

あ、

きっと大輝がつけた跡だ

朝陽

いや、これは

朝陽

む、虫に刺されてかいちゃったの

手で隠すように首に触れると

奏汰

その手…

朝陽

った…

奏汰が私の手に触れ痛みが走る

奏汰

一体何が…

朝陽

ゆ、ゆうれいだよ!

朝陽

私霊感感じる方で

朝陽

さっきも幽霊の気配がして動けなかったって言うか…

ばか

どんな言い訳の仕方

奏汰は何か言いたそうに口を開いたものの、すくにいつもの表情に戻って静かに私を見つめる

それでも私の頬にはまだ触れたまま

そしてゆっくりと私の唇に奏汰の指が触れ…

ピロん

奏汰のチャットの音に2人して飛び上がる

奏汰

朝陽戻ろう

奏汰

みんな心配してる

朝陽

そうだね

痣のないほうの手を引っ張り明らかにおかしなことを言っている私に何も言わずに隣を歩いている

倉庫までの道で奏汰の手を振り払うことはできた

でも、私はそうしようとは思わなかった

私の意志で奏汰の手を離さなかったんだ

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