楓咲黒江
楓咲絵里香
楓咲黒江
楓咲絵里香
楓咲黒江
楓咲絵里香
楓咲黒江
楓咲黒江
なった事もそうだけど
楓咲黒江
楓咲黒江
楓咲乙彦
楓咲黒江
楓咲黒江
楓咲乙彦
楓咲黒江
楓咲黒江
楓咲黒江
楓咲乙彦
楓咲黒江
当然堕ろすわよね?
楓咲絵里香
楓咲黒江
楓咲黒江
言わないわよね?
楓咲絵里香
楓咲黒江
楓咲黒江
中学2年生なのよ?
楓咲黒江
アンタの幼い体で
楓咲黒江
楓咲絵里香
楓咲黒江
なんていかないかも
しれないのよ?
楓咲黒江
死ぬかもしれないのよ?
楓咲絵里香
楓咲黒江
楓咲黒江
大きいダメージがあるの!
楓咲絵里香
楓咲黒江
考えてるならやめなさい!
楓咲黒江
誰が育てるの?
楓咲絵里香
楓咲黒江
楓咲黒江
私の子供じゃないし
楓咲黒江
育てなさいよ?
楓咲乙彦
楓咲黒江
私に任せっきりだった
ソイツに
楓咲黒江
甚だ疑問だけどね
楓咲絵里香
楓咲黒江
育て上げる自信があるなら
楓咲黒江
勝手にすればいいわ!
楓咲黒江
楓咲絵里香
楓咲黒江
どうなのよ?
楓咲乙彦
楓咲黒江
楓咲黒江
問題じゃないわ
楓咲黒江
絵里香を受け入れて
楓咲黒江
こうなったんじゃない!
楓咲乙彦
楓咲絵里香
父の口から発せられた言葉は 絵里香の期待していた言葉では無かった
楓咲乙彦
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲黒江
楓咲黒江
こんなもんって事よ
楓咲黒江
守ることしか脳がない
馬鹿なのよ
楓咲絵里香
楓咲黒江
目の前の現実を見なさい
楓咲絵里香
お父さん・・・
楓咲乙彦
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲乙彦
楓咲絵里香
楓咲黒江
楓咲黒江
大人しく堕ろす事ね
楓咲黒江
アンタが馬鹿なのよ
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲黒江
育てれるの?
楓咲絵里香
楓咲黒江
楓咲黒江
楓咲乙彦
楓咲黒江
どうやって赤ちゃんを
育てるつもりなの?
楓咲絵里香
楓咲黒江
楓咲黒江
楓咲絵里香
楓咲黒江
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲絵里香
赤ちゃんが居るんだもん!
楓咲絵里香
殺すなんて出来ない!
楓咲黒江
軽はずみにコイツと
エ○チなんてするの!
楓咲黒江
認識の甘さが
招いた結果でしょ!
楓咲絵里香
楓咲黒江
楓咲絵里香
楓咲絵里香
私は産むから!
楓咲絵里香
絵里香は涙を流しながら 家を飛び出す
楓咲乙彦
楓咲黒江
楓咲乙彦
楓咲黒江
どこにもないんだから
楓咲黒江
楓咲乙彦
楓咲乙彦
楓咲黒江
とでも言うつもり?
楓咲乙彦
楓咲黒江
言われたくないわね
楓咲乙彦
楓咲黒江
私はもう、絵里香の
母親のつもりはないし
楓咲黒江
楓咲乙彦
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲絵里香
無駄になんてしたくない)
楓咲絵里香
その時、絵里香は、道端に 転がっている空き缶を踏んでしまい
その場で派手に転倒してしまう
楓咲絵里香
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
楓咲絵里香
同じ中学の先輩・・・)
鮎原透が鮎屋社長である 鮎原拓郎の息子だと言う事は
霞北中に通う生徒の中では 有名な話だった為
鮎原透を知る生徒は大勢居た
鮎原透
鮎原透
楓咲絵里香
絵里香は立ちあがろうとするが
楓咲絵里香
擦り傷が思いの外深く 思ったように立ち上がれない
鮎原透
じゃねーか!
楓咲絵里香
鮎原透
透は絵里香に手を差し出す
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
絵里香は透に抱きつく
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透さんですよね?
鮎原透
名前を知ってんだ?
鮎原透
知らねーぞ?
楓咲絵里香
通ってるんです
鮎原透
楓咲絵里香
鮎屋の社長さんの
息子なんですよね?
鮎原透
楓咲絵里香
マンションで
一人暮らしなんですよね?
鮎原透
鮎原透
俺は行くわ!じゃーな
透は絵里香の言葉に 聞く耳を持たない様子で 歩みを進める
楓咲絵里香
絵里香は透の体にしがみつく
鮎原透
鮎原透
楓咲絵里香
楓咲絵里香
評判だから・・・)
楓咲絵里香
出来れば・・・)
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲絵里香
くれませんか?
鮎原透
会ったばっかの女を
鮎原透
なんねーんだよ!
楓咲絵里香
絵里香は涙を流しながら懇願する
鮎原透
鮎原透
鮎原透
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
鮎原透
鮎原透
一晩だけ泊めてやる
鮎原透
面倒くせーからな
楓咲絵里香
その後、透が捕まえた タクシーに乗り込み
透が暮らすマンションへ向かう
楓咲絵里香
楓咲絵里香
一人で住んでるんですか?
鮎原透
住んでたんだけどな
鮎原透
死んじまった後は
鮎原透
入り浸ってっから
鮎原透
みたいになってる
楓咲絵里香
聞いちゃって
すいません
鮎原透
透はテーブルの上に置かれた タバコを手に取り ライダーで火をつける
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
鮎原透
楓咲絵里香
しばらくの間 沈黙が流れる空間で ソファにすわる絵里香
すると、絵里香の 腹の虫が鳴り出した
楓咲絵里香
絵里香は恥ずかしそうに 両手で腹を覆う
鮎原透
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
なんか頼むか?
楓咲絵里香
鮎原透
一晩は泊めるって
約束したからな
鮎原透
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
透は、近所のピザ屋の チラシをテーブルの上に投げる
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
しばらくの間、二人は 言葉を交わす事なく
宅配されてきたピザを 食べていた
楓咲絵里香
絵里香は涙を流す
鮎原透
楓咲絵里香
絵里香は服の裾で涙を拭う
鮎原透
鮎原透
飯食いたくねーんだよ
鮎原透
楓咲絵里香
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
エ○チしちゃって
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
聞いた事ない話だな
鮎原透
楓咲絵里香
どうしても産みたいって
鮎原透
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲絵里香
みたいなんです
鮎原透
結婚する!」
鮎原透
話じゃなくてか?
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
お母さんに
楓咲絵里香
エ○チしてるところを
見られちゃったみたいで
鮎原透
タイミングが悪かったな
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
それでも産みたい気持ちは
変わらないみたいで
鮎原透
楓咲絵里香
楓咲絵里香
その子供の面倒は
誰が見るの?って・・
楓咲絵里香
嫌らしくて・・・
鮎原透
鮎原透
間にできた子供の
面倒を見るって
鮎原透
地獄だろうからな
楓咲絵里香
堕して欲しいって・・
鮎原透
楓咲絵里香
嫌になっちゃって・・
鮎原透
って訳か・・・
楓咲絵里香
楓咲絵里香
鮎原透
仕方ねーわな
楓咲絵里香
楓咲絵里香
優しくしてもらって
楓咲絵里香
泣いちゃって・・
楓咲絵里香
鮎原透
鮎原透
帰りたくねーのか?
楓咲絵里香
鮎原透
ウチに居りゃいい
楓咲絵里香
鮎原透
帰ってこねーし
鮎原透
楓咲絵里香
絵里香は涙を流しながら 何度も頭を下げる
鮎原透
今日のところは寝ちまえ
鮎原透
考えればいい
楓咲絵里香
透は絵里香を 寝室へ案内する
鮎原透
母さんと親父が
使ってた部屋だ
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
透は寝室を後にしようとする
楓咲絵里香
そんな透を 絵里香が呼び止める
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
鮎原透
部屋があるからな
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
楓咲絵里香
鮎原透
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
風呂入ってくるからよ
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
透は寝室を出て 浴室に向かう
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲絵里香
噂の鮎原透に
出くわすなんて・・)
楓咲絵里香
あの鮎屋の社長・・)
楓咲絵里香
赤ちゃんを堕ろさず産めって)
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲絵里香
誤魔化す事ができる)
楓咲絵里香
認知するんなら
それはそれで構わない)
楓咲絵里香
楓咲絵里香
あいつの父親から)
楓咲絵里香
楓咲絵里香
出産費用が手に入る)
楓咲絵里香
十分に育てれるだけの
金が手に入るかも)
楓咲絵里香
お父さんやお母さんだって)
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲絵里香
間にできた赤ちゃん──)
楓咲絵里香
しばらくして 風呂上がりの透が 寝室に入ってきた
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
鮎原透
楓咲絵里香
入ってからの方が)
楓咲絵里香
持ち込みやすいか)
楓咲絵里香
楓咲絵里香
鮎原透
すぐだからわよ
鮎原透
わかると思う
楓咲絵里香
楓咲絵里香
入ってきます
鮎原透
絵里香は透に言われるがまま 浴室にへ向かう
楓咲絵里香
絵里香が風呂川上がり 寝室に入ると
鮎原透
ベットに横たわり スマホをいじっている 透が語りかける
楓咲絵里香
楓咲絵里香
ありがとうございました
鮎原透
いらねーよ
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲絵里香
鮎原透
鮎原透
楓咲絵里香
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
事はねーけど・・・
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
気分じゃねーよ
鮎原透
楓咲絵里香
って事ですか?
鮎原透
鮎原透
乗らねーだけだ
楓咲絵里香
気分になれば
楓咲絵里香
って事でいいんですか?
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
鮎原透
気分にできたらな
楓咲絵里香
絵里香はベットに登り 透のズボンを下ろす
鮎原透
楓咲絵里香
楓咲絵里香
言いましたよね?
鮎原透
鮎原透
鮎原透
透の言葉を遮るように 絵里香は透のパンツを下ろす
鮎原透
この女・・・)
絵里香は透の陰部を口に含む
鮎原透
鮎原透
鮎原透
鮎原透
楓咲絵里香
楓咲絵里香
何回もお父さんにしてるから)
鮎原透
鮎原透
マジでイきそう・・)
鮎原透
透は絵里香を突き放す
楓咲絵里香
約束しましたよね?
鮎原透
鮎原透
ねーつっただけだ
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
怖いから逃げたいんですよね?
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
鮎原透
鮎原透
透は絵里香に覆い被さる
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
透は乱雑に 絵里香の衣服を脱がせる
そして、ベット脇にある チェストから避妊具を取り出す
楓咲絵里香
絵里香はチェストに伸びる 透の腕を掴む
鮎原透
楓咲絵里香
鮎原透
鮎原透
楓咲絵里香
大丈夫です
鮎原透
楓咲絵里香
楓咲絵里香
鮎原透
鮎原透
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲絵里香
って事実があれば)
楓咲絵里香
捻じ曲げようと思えば)
楓咲絵里香
鮎原透
楓咲絵里香
楓咲絵里香
抱いてください・・
鮎原透
その夜、透と絵里香は 薄暗い間接照明に 照らされた寝室で交わった
翌日
鮎原透
透はカーテンの隙間から差し込む 強烈な朝日で目を覚ました
鮎原透
透はまだ開ききっていない瞼を 指で擦りながら室内を見渡す
しかしそこには 絵里香の姿はなかった
鮎原透
鮎原透
鮎原透
透がチェストの上に置いた タバコとライターを取ろうと 手を伸ばすと
鮎原透
チェストの上に 置き手紙があるのに気づく
鮎原透
鮎原透
昨日のやつか・・・
鮎原透
鮎原透
なんて読むんだ?
鮎原透
透は気だるそうに タバコを咥えてライターで火をつける
鮎原透
鮎原透
行ってみるか・・・
一方楓咲家では 朝帰りした絵里香に 乙彦が説教をしていた
楓咲乙彦
していいと思ってるのか?
楓咲絵里香
楓咲乙彦
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲乙彦
早く学校に行きなさい!
楓咲乙彦
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲乙彦
楓咲乙彦
後からじっくり聞く
楓咲乙彦
学校に行きなさい!
楓咲絵里香
楓咲絵里香
楓咲乙彦
楓咲乙彦
デリバリーでもしなさい
楓咲絵里香
部屋を見渡すが 黒江の姿が見当たらない
楓咲乙彦
楓咲乙彦
楓咲絵里香
楓咲乙彦
学校に行きなさい!
楓咲絵里香
クラスメイト
クラスメイト
鮎原透
クラスメイト
吹き回しだよ
クラスメイト
鮎原透
鮎原透
クラスメイト
鮎原透
クラスメイト
呼んでくれって子が
来てるんだけど
鮎原透
楓咲絵里香
絵里香がドアから 顔を覗かせる
鮎原透
楓咲絵里香
楓咲絵里香
鮎原透
っていったろ?
楓咲絵里香
鮎原透
予鈴鳴っちまうぞ
楓咲絵里香
楓咲絵里香
鮎原透
絵里香が去った後の教室では 透がクラスメイトからの 質問攻めにあっていた
クラスメイト
あの可愛い子!
鮎原透
クラスメイト
クラスメイト
言ってたじゃねーか
クラスメイト
鮎原透
関係ねー話だよ
クラスメイト
クラスメイト
女とヤれるんだよ!
クラスメイト
鮎原透
鮎原透
てめーで探しやがれ
クラスメイト
それからしばらく透と絵里香は 学校ですれ違ったら 挨拶をするだけの関係が続いた
その関係が大きく変わったのは それからしばらくしての事だった