"ねぇ○○ちゃん気になる奴とかいねぇーの?"
"今から俺とデート行かね?"
"良いじゃん、これを機に俺に惚れるかもだし"
今まで何度このような言葉をかけられたのだろう
親がハーフなもんでクウォーターってことあってか
世間を生きるのにそれほど苦労することのない
見た目を預かることができた私。
むしろ得するんじゃないかってくらい
けど、そのせいでろくでもない男ばかりに言い寄せられて
男の人にあまり好印象を抱けなくなってしまった
きっとこの先も彼氏なんて出来ないんだろうなぁ
なんて廊下の窓の外を眺めてる私。
you
ふと目に止まった人
特にその人になにか思い入れがある訳では無い
けどあえて言うなら……
''よく先生に怒られてる人"
1年の時からよく怒られている姿は目にしてたけど
1度もクラスは一緒になったこともない彼
もちろん会話なんて似の外(ホカ)
そんな彼と先生の会話が窓の外からも聞こえてくる
せんせ
rinu
せんせ
rinu
せんせ
rinu
rinu
せんせ
rinu
……ふふっw
もうすっかり先生と仲良しだなぁw
はぁーぁ。
こうやって遠目から見てるだけなら男の子も嫌いになったりしないんだけどなぁ
ていうか莉犬さんと先生のやりとりが面白くて
毎朝この窓から2人を見るのが日課になってたりする
まあ、当の本人のある莉犬さんとは1度も喋ったことがないんだけどね
別に今は何でもいいや、女友達さえいれば
男の子との絡みなんて必要ない
来年進学してからちょっとずつ恋愛も意識すれば…
rinu
you
と呑気に考え事をしていたら、
先程の彼が、廊下を全速走で走ってくる姿が見えてくる
えっ!?なになになに!?
よくよく見ると、莉犬さんの後ろには
そんな彼を追いかけている男子生徒を2人も見かけられる
……あ~仲良く追いかけこってとこ、かな?
……にしても楽しそうだなぁw
星にここまで来るの早すぎない?(笑)
さっきまで先生と話してたのにw
莉犬さん実はものすごく俊敏なんじゃ、
と、そんな時だった
曲がり角を曲がったようにフェイクをかけた莉犬さんが
こちらの歩み寄り瞬時に私に話しかけてくる
rinu
you
rinu
すると私の後ろにしゃがみこみ
羽織っていたパーカーを被って身を隠す彼
……いやいや、さすがにそれで隠れきるのは無理があるんじゃ…
satomi
coIon
satomi
coIon
……しばく!?
いや、莉犬さんいったい2人に何したの!?
っていうか、あの2人もなんでこんなバレバレな隠れ方のに気づかないんだ!?
ツッコミ所は満載だがこの初対面の人に突っ込んでいいのかわからず
ぼーっと立ち尽くす私
そんな私に対し、先程の2人がどこかへ行ったの見計らって
私の後ろからひょっこり姿を出す彼
しかも逃げ切れて満足なようで
満面の笑みで私へと話しかけてきてくれる
rinu
you
rinu
you
急に胸がトクンと鳴る
優しくて可愛いらしい声で呼ばれたのは確かに私の名前
名前を知ってくれてたのがびっくりで
不思議と嬉しくて
ほんの少し耳が熱くなる
rinu
rinu
you
rinu
you
rinu
rinu
rinu
顔真っ赤にして謝る彼
ひたすら私の顔色を伺って謝ってくる
見た目はチャラいけど壁がない性格で
すっごく接しやすい人なんだなぁ
なんて思ってみたり
you
rinu
you
rinu
you
rinu
rinu
you
you
rinu
rinu
すると大きく手を振って教室へと戻っていく彼
私は胸のそばでそっと小さく手を振り返す
……びっくりするほど緊張した
そういえば男の人とあんな風に喋ったの
かなり久しぶりな気がする
しかもその相手がずっと遠くから見てるだけあった
あの莉犬くん……かぁ
それに莉犬くん、私のこと可愛いと思っててくれてたんだ…
この見た目でよかったって久しぶりに感じたかも
って何、こんなに浮かれてるの私!
はっと正気を取り戻し、
莉犬くんが入って入った教室のをひたすらに見つめる
なんでだろう、不思議と心がふわふわしちゃう
こんな感覚生まれて初めてだ…
莉犬くんって名前を唱えるだけで耳まで熱くなるし
私ってばどうしちゃったんだろう
そう、これはそんな私と彼の恋の物語__
莉桜
莉桜
莉桜
莉桜
you
莉桜
莉桜
莉桜
莉桜
莉桜
160タップお疲れ様
コメント
12件
こ~いしちゃったんだ 多分~気づいてな~いでしょ~(( この時点で物語好きなんだが()
フォーしています!これかもよろしくね!!私の誕生日は、3月2日だよ!! 私の推しは、莉犬様です!!
楽しみ~!ころちゃんもある、?