TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

………………

私は月を見ていた

今宵は満月だ

月は海を照らす

照らす海は

まるで 私を連れて行くものが 現れるような 道になっておった

……………………

おーい

…………………

??

はぁはぁ…(汗)
やっと見つけた…

??

お主は
身体が弱いのを
わかっておるだろう…
何故
勝手に抜け出すのだ…

…………………

いつ死ぬか
わからないからこそ
見たいものがあるのだ…
ほっておいてくれ…

??

そんなわけにもいかぬ…
お主は剣の天才と殿からも
言われておるのだ…
名誉なことなのだぞ!

私にはそんなこと
どうでも良い…
それよりも…
ゴホゴホッ…

??

ほら
帰るぞ…
薬は飲んだのか…?

まだ…

??

抜け出すなら
飲んでから
抜け出せ…

それは
抜け出しても
良いような
言い方だな…

??

うるさい…
早く帰るぞ…

…………………

…………………

??

全く…
お主が
勝手に城から
抜けるたんびに
拙者は
怒られるのだぞ!

すまぬ…

??

色んな景色を
見たいのもわかるが
見たいなら
拙者に言え
いつでも
馬に乗せて
連れて行ってやるんだぞ

自分の足で
行きたいのだ…

??

無理をするなと
何度言ったら
わかるのだ!!

……………………

すまぬ…
身体が弱くて…

??

いや…
そういうことでは…

??

………………

??

すまぬ…
少々言いすぎた…

別に構わぬ…
いつも心配させて
すまぬ…

??

わかっているなら
別にいいのだが…

………………
(ふむ…
心配させずに
抜ける方法が
ないものだろうか…)

??

おい…
なにを考えてるおるのだ…?

とりあえず
薬を飲んで
寝ることにする…

??

そうか…
それでは
また明日の稽古だな…

おやすみ…

??

おやすみ…

ピシャ(閉める)

…………………

ガラッ(窓を開ける)

………………

……………………
(辺りを見回す)

…………………
(抜け出そうと
一歩足を出す)

??

おい…
お主何をしておる…?

ッ…………!?

…………………

何の話だ…?
(いつ入ってきたのだ…?)

??

抜け出すなと
言ったはずだが…?

つ…
月を眺めながら
薬を飲もうと…

??

ほほぉ…
それでは
拙者がいても
何も困らぬな…

………………
(¬_¬)

??

不服そうだな…

何故
バレたのだ…

??

わかりやすいのだ…

はぁ…
私もお主みたいに
身体が強ければ…

??

身体が強ぉても
意味はない…
お主みたいに
上手く刀が使えねばな…

あんなもの
振り回してたら
どうにかなる…

??

そんな考えで
刀を使い
天才と呼ばれてるとしたら
斬りかかろう…(怒)

冗談だ…
何故そんなに
怒っておるのだ…?

??

嫉妬だ…

お主
私を
そういう目で…

??

断じて違う!!
勘違いされるような
言い方をするでない!!

お主
いつも怒っておるな…

??

誰のせいだと…(怒)

眠いから
先に寝かせてもらおう…

??

自由じゃのぉ…
お主は…

……………(寝)

??

もう寝ておる…
そっちの方が
拙者は楽だが…

……………………(寝)

カラス

カァーカァー!!

…………………

もう朝か…
早いな…

??

………………(寝)

何故こやつは
ここで寝ておるんだ…?

??

ん…………

起きたか…

??

あぁ…
おはよう…

何故
お主ここにおるのだ…?

??

いなくなったら
また抜けていただろう…

………………!

天才だな…
お主…

??

起きたなら
はやく
準備せねばな…

そうだな…

殿はまだ
寝ているのか…?

??

だろうな…
あの人いつも
遅いだろう…

???

誰が遅いじゃと…??

??

と…
殿!?

??

今日は随分
早起きで…(汗)

殿

そうじゃな…
そして
お主のおかげで
良く目が覚めたわ
(ニコニコ)

??

ははは…(汗)

殿…
私たちに
何ようで…?

殿

うむ…
実は頼みがあるのじゃ…

頼み…?

殿

最近
人斬りが
現れていることは
お主達も
知っておるな…

??

左様で

…………………?

そうなのか…?

殿

知らぬのか…?
3日前に
城の者たちに
話したと思うのだが…

??

こやつは
抜け出すから
話は知らぬと思います…

殿

なるほど…
また昨日も城から
抜けたようじゃな…

楽しゅう
ございました…

??

…………………
(何が楽しゅうだ!
拙者はお主のせいで
疲れたのだぞ!)

殿

まぁよい…
その人斬りを
懲らしめて
欲しいのじゃ!

??

え?
拙者達がですか?

殿

当たり前じゃろ
他に誰がおるんじゃ…?

??

………………
(え〜
また拙者達か…)

殿

何か文句でも
ありそうじゃな…?

??

そ…
そんなことないで
ございますよ〜
なぁ!

まぁ…
人斬りを
捕まえてくればよい
ということでしょうか?

殿

そうじゃそうじゃ!
流石じゃのぉ♪

殿

では
頼んだぞ!

………………

??

…………………

??

行ってしまわれた…
何故拙者達が
毎回こんなことを
しなければ
ならぬのか…

仕方なかろう…
私たちよりも
強い輩は
おらぬのだから…

??

お主だけでよいだろ…
何故拙者まで…

私が死んで
殿に怒られたいのなら
それでもよいと思うぞ…

??

うわぁ…
嫌なことを言うんだな
お主は…

何のことだ…?

??

まぁ…
とりあえず
街に出て
情報集めだな…

稽古はどうするのだ…?

??

今日はしない!
それに…

??

情報を集めた方が
捕えられるだろ…

………………!

やはり
お主天才だな…
どうしたら
そのような考え方が
出来るのだ…?

??

慣れだ…
行くぞ…

…………………

この作品はいかがでしたか?

37

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚