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莉犬に聞かれたとき、思い出した。
昔、好きな人がいたことに。
__僕のヒーロー。
青猿
傷ついたような顔になる青色の彼に気づかず、話を続ける
黄神
目を瞑ると、昔の情景が蘇る
黄神
”聞くのが怖い”
黄神
月を見上げながら答えのない質問を彼に投げかけた
そんなの、分からない。
分かんないよ。
さとみくんが好きって言うことにショック受けてたのに。
何でさとみくんなの?
、、、何で、僕の友達なんだよ
青猿
涙をこらえながら、月を見上げる彼を見つめる。
__神様は意地悪だ
莉犬君はさとみくんが好きで、
るぅとくんもさとみ君が好き。
、、、僕はそんなるぅとくんに恋をしてしまった。
叶わない恋に僕はどうすればいいのか悩むのに
青猿
数秒悩んだ末、彼に告げた
青猿
黄神
笑う僕にこちらを驚いた目で見るるぅとくん。
例え叶わなくてもいい。
るぅとくんが幸せになってくれればそれでいい。
、、、僕が報われなくても
黄神
僕の一言で勇気が出たのか、スマホの画面を打つ彼。
、、、綺麗ごとを言ったって、”振られればいいな”って思ってしまうけど
黄神
送信ボタンを押したのか力を抜くるぅとくんに僕は頭をなでる
青猿
黄神
青猿
黄神
明りに照らされ僕に微笑む天使
”もし失恋したら僕を見てくれる?”
青猿
頭をよぎった質問に口を閉ざす。
、、そしてまた、愛しい彼の名前を呼ぶのだ
青猿
今僕が伝えられる精いっぱいの言葉。
、、、気づいてくれたら、なんて甘い考えだけど、、、
もしかしたら、、、
黄神
前言撤回。
もしかしたらなんてありもしない。
やはり甘い考えだった
青猿
そう心で突っ込みながら彼に微笑み返す