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主。
主。
主。
主。
“魔法使い”ことAtと知り合ってから数日、 オレは前回と同様に義母と義姉の目をかいくぐって Tgと一緒にサロンに来ていた
Tg
Kty
Kty
Mz
挨拶をしたオレにKtyはニコッと笑いながら「おはよう」と返し、 Tgをヘアカット用の椅子に座らせてその髪の毛をセットし始める
Kty
Tg
Kty
Tg
Kty
Tg
しばらく楽しそうに雑談をしているKtyとTgを見ながら 微笑ましい気持ちになっていると、TgがKtyに尋ねる
Tg
Kty
数分後、今日はあんまり眠そうではないAtが店の奥から出てきた
At
Tg
Kty
At
Kty
At
Kty
At
Kty
At
AtはKtyにそう返すと、とりあえず座ってと言ってオレに着席を促す
At
At
彼はそうオレに言うと、 前回色々とメモ書きをしていたメモ帳を開きながらつぶやく
At
At
At
At
Mz
義母と義姉はしょっちゅう出かけるのでおそらく大丈夫だとは思うが、 確証はないのでオレは隣のブースでKtyにヘアセットをされているTgに 詳細を確認することにした
Mz
Tg
Tg
Mz
At
At
Mz
At
そう言ってAtはいくつかの洗顔料を取り出し、 それらを薄めてオレの腕の内側に少量塗った
At
彼はメモを終えると、よし、と呟いてメモ帳を閉じる
At
Mz
Atはオレの感謝の言葉にニコッと笑い、次の手順を教えてくれる
At
At
Mz
At
Mz
At
Mz
At
At
Mz
オレが図星を突かれてさっと目を逸らすと、 Atは目を見開いて固まり、頭を抱えてため息をついてしまった
At
At
At
At
At
Mz
At
At
Mz
オレがぎゅっと目をつむってAtに頭を差し出すと、 彼はそんなオレに笑い声を上げながら、オレの髪の毛に触れる
At
Atがオレにはよくわからない専門用語を呟きながら オレの髪の毛を優しく探るように触っていき、 たまに頭皮に触れるその指がちょっとくすぐったくて気持ちがいい
寝てしまわないように気をつけようとオレが頑張っていると、 やがてAtの手がオレの頭から離れた
At
At
Mz
At
その言葉を聞いたオレは頷いて座っていた椅子から立ち上がり、 Atに案内されたシャンプー台まで向かった
At
Atはそう言うと、オレより少し大きい手でオレの頭を優しく支えながら シャンプー台にオレの頭を丁寧におき、ジャーっとシャワーのお湯を出す
At
Mz
At
At
Mz
At
At
At
Mz
Atが教えてくれたポイントを覚えようとしている間に、 髪と頭皮が十分に濡れたと判断したのか彼はシャワーを止める
今度は容器からシャンプーを出したAtは、 手のひらでそれを泡立てながら2個目のポイントを教えてくれた
At
At
Mz
At
At
Mz
At
At
Mz
At
Mz
シャンプーをふわふわの白い泡にしたAtは、 オレに「それじゃあ洗っていくね」と言いながらオレの髪の毛を洗い始めた
Mz
At
At
At
Mz
At
Mz
At
Mz
At
その後オレの髪の毛をモコモコのシャンプーで洗ったAtは、 またお湯を出して今度はシャンプーを洗い流し始めた
At
At
Mz
At
At
Mz
At
Mz
At
Mz
At
Mz
At
Mz
At
Mz
At
しばらくオレの髪の毛にお湯をあてたAtはシャワーをとめ、 タオルを取り出してオレの髪の毛を拭き始めた
At
Mz
At
At
Atはオレの髪の毛をタオルでポンポンと拭きながら、 拭き方のコツについて解説していく
At
At
At
Mz
数分後オレの髪の毛を拭き終えた彼はタオルを置き、 今度はドライヤーを出してくる
At
At
Atがドライヤーのスイッチを入れ、 ぼおおおっという音とともに暖かい風がオレの髪の毛にあたる
オレの髪の毛を触りながら髪の毛を乾かしているAtに、 オレは疑問に思ってることを尋ねることにした
Mz
At
At
At
At
Mz
At
At
Mz
疑問に思っていたことが解決したので 誰かに髪を乾かされるという気持ちいい時間を満喫していると、 数分後にカチッと音がしてドライヤーが止まった
その後Atは俺の髪に色々な工程を重ねていくが、 オレがパンクしないように配慮してくれているのか 特に解説などはせずに作業を進めていく
オレの髪の毛をくしでといたり いい匂いのする何かをつけた状態でいじったりしながら、 彼は今日教えてくれたポイントをまとめてくれた
At
At
At
Mz
At
At
Mz
At
Atは笑ってそういうと、作業を終えたのかオレの肩をポンと叩き、 オレの手をとって立ち上がるように促した
At
Mz
気遣いを忘れない親切な“魔法使い”にオレは満面の笑みで感謝をつげ、 Ktyとたくさん話せて満足したのか嬉しそうなTgと一緒に帰宅した
その日の夜、オレはいつも通りTgと一緒に 就寝前のささやかな雑談時間を楽しんでいた
Tg
Mz
オレがKtyの存在を知ったから我慢できなくなってきたのか 惚気話が止まらないTgにオレが笑いながら相槌を打っていると、 はっと何かに気が付いたかのようにTgが言った
Tg
Mz
Mz
Tg
Tg
Tg
Mz
Tg
Mz
オレがそう笑い飛ばすとTgが「だってぇ!!」と鳴き声のような悲鳴をあげ、 オレはそのTgの反応に余計に笑ってしまう
なんとなく笑いが途絶えた時に頭にふっと疑問が降りてきたので、 オレはそれを言葉にしてTgに尋ねることにした
Mz
Tg
Mz
Tg
Tg
Tg
Tg
Mz
Mz
Tg
Tg
Tg
Tg
Mz
Tg
Tg
Mz
Tg
Tgはオレの部屋の小さな窓から外を眺めて しばらく王都の街灯を数えるようにじっと見ていたが、 「だけど」とつぶやいて続けた
Tg
Mz
Mz
Tg
Tg
Mz
Mz
Tg
Mz
Mz
Tg
Tgはマイペースで眠そうなAtの顔を思い出したのか、 お腹を抱えて笑い転げ始めてしまう
彼はしばらく可愛らしい笑い声をあげていたが、 ふと笑いを止めると「あれ」とつぶやいて不思議そうにオレを見た
Tg
Mz
Mz
Tg
Tg
Mz
Mz
オレがこてんと首を傾げて疑問を隠すことなく示すと、 Tgが何かを思いついたかのように目を輝かせる
Tg
Mz
Tg
Mz
Mz
Mz
Tg
Tgがオレの言葉に納得してうんうんと頷いていると、 いつも通り12時の鐘が鳴り響く
Mz
Tg
Mz
Tg
笑いながら部屋を後にしたTgを見送って屋根裏部屋から街を見下ろすと、 今までより世界が広がっているような気がした
あの日みたいに誰かと目が合った気がしたなんて感覚はなかったが、 少し外の世界を知ったからなのかちょっとだけ前より街が明るく見えた
コメント
2件
え!?色々なケアを説明してるあっとくん凄いし流石だけどこれ椿ちゃんが全部書いてるんだよね!?すごすぎない!?こんな細かく書けるの尊敬すぎる🥲まぜ太くんがどんどん綺麗になっていくのが楽しみすぎるなぁぁぁ🥹恋心も少しずつ進んでる感じもするし!続き楽しみにしてるねー!(無理はしないでね🍵)