カナ
はぁ~
真那
どしたの?w
カナ
なんかあの猫ウザくない?
真那
あ~
真那
アイツいっつも付いてくるよねw
真那
仲間になりたいんじゃない?ww
カナ
え…?
カナ
ナイナイ……w
カナ
ただ暇だから付いてきてるだけでしょw
私達はいつも2人で
万引きしたり
子供や爺婆を狙ってカツアゲしたり
本当、そんな毎日を送っていた。
猫
ニャ~~…
いつもこの野良猫?は私達に付いてくる
たまにじー…っと見てくるんだけど
危害とかは無いんだけど……
気になってしょうがない…!
真那
また見てるよこいつ!
カナ
もうっいこ!
猫
……
猫
それから──
猫は私達の後を何度も何度も付いてきた。
だからね
ある日…
猫を殺したの
首を切った
両手両足も切断した
だから声も出ないし
付いてくることは無くなった。
なのに──
猫の死体はまだそこに置きっぱなしだった。
カナ
…わ!
真那
自分達が殺したのは誰にもバレてないけどさ~
真那
まだあるとか不気味だよね~!w
本当に…
死んでいるのか不安になってしまう
だってね
猫はこちらを見たまま目を見開いて死んでいるんだよ
まぁ生きている筈がないけど…
猫の死体が置かれた道を通る度…
カナ
カナ
……きゃ…!
真那
真那
…っもう……嫌っっ!
その猫は
まるで私達を監視している様だった──…。