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ぬし

続きです

ぬし

どうぞ

みんな....なんかおかしい.....

.............

(水たまりに入ったせいか....?)

.....あ

(確か...あの子も水たまりに入ってたよな)

(あの子を見つければなんかわかるかも....)

...学校終わったら探すか....

(.....確か、ここの学校の制服着てたよな)

....同じ学校だったのか....

キーンコーンカーンコーン

先生

みなさん!おはようございます

先生

....全員いますね

先生

それでは、朝のホームルームを始めます!

(やっぱり先生も....何が違う)

先生

....連絡は以上です

先生

今日も一日、頑張りましょう

........................

.....水溜まり.....いつもと違う....

...なんか、そういう本とかないかな

....後で図書室行くか

.............

先生

これで授業を終わります

学生

弁当食べよ~!

学生

みんな!一緒に食べよ!

学生

いいよ~

学生

..うん....

学生

やったね!みんな一緒だ!

学生

...そうね

学生

私は....いいよ

学生

いいから!一緒に食うの!

弁当....あ.

...ぐちゃぐちゃになってる....

(しょうがない、購買に....)

学生

安佐くん、お弁当ないの?

...あ、うん

学生

じゃあ僕の少しあげるよ!

....え...いいの?

学生

もちろん!

学生

僕のもあげるよ!

学生

私のも

学生

わ...私のもどうぞ...

学生

僕もどーぞ!

学生

あ....あげるよ

学生

...ど...どうぞ.....

学生

僕のもあーげる!

....みんな...ありがとう...

(...みんながこんなに優しいなんて...)

...なんか....

(違和感どころか.......)

「少し気持ち悪い......」

.........あ

図書室行かなきゃ....

図書室...どこだったっけ....

..,..あ、ここだ

...失礼します

.....この学校....

図書室だけはでかいんだよなぁ.....

....さすがにどこかわかんないや....

図書委員の人は.....

.....!!

君...あの時の!!

あ....の...

あのさ!

あの水たまりに入ってから、何か変わったことない?

...みんなが、いつもと違う....

....やっぱりか....

...あ、あの!

あ、ごめんね、なに?

....お名前...は?

僕は、安佐 湊

2Aです

私は....

美陽

朝乃 美陽です

みよ.....

えっと....

あ、さん付けとかは結構です!

えっと...私は2Cです!

じゃあ....

美陽....ちゃん...?とか

美陽

...はい、それで大丈夫です

えーっと....

美陽ちゃんは図書委員?

美陽

はい

なにか、水溜まりとか、今僕たちに起きてる現象とか、

それに似たものが乗ってる本は...あるかな

美陽

...さがしてみますね

ありがとう!

(...あれ、俺...)

(めっちゃ陽キャみたいなノリじゃね?)

(やばいって!!!)

(俺みたいなのが陽キャのフリはダメだろ!!)

(....陽キャの印象与えちゃったかな...)

(あーーー!!!)

(どおしよおお)

美陽

あの...湊さん

はい!

美陽

それらしい本はなかったんですが...

美陽

1冊だけ、水溜まりについて書かれた本があって....

少し貸して

美陽

はい、どうぞ

..............

.......うーん....

ただ水溜まりが出来てなくなるまでの様子が書かれてるだけだね....

美陽

...そうですか....

.........あ、ちょっと待って

美陽

どうかしましたか?

ここのページ....

美陽

....これは

美陽

「水溜まり入れるのは選ばれし2人だけ、その2人には共通点がある。そして、水溜まりの世界から出る方法は__」

美陽

ページが....

...破れてるな

美陽

ど、どうしましょう...いちばん大切なところなのに

...無いものはしょうがない

これからどうするかふたりで話さないか?

美陽

...そうですね

美陽

話せる場所に移動しますか?

...いや、もう授業が始まる時間だ

...放課後、玄関前で待っててくれないか?

美陽

..分かりました

美陽

では、また後で

うん...

.............

いや......おれ

やばいだろ......

陽キャ感出しすぎだって...

なんでこんな時に限ってカッコつけちゃうんだ.....

はぁ.......

キーンコーンカーンコーン

やっべ

遅刻するッ!!!

美陽

..............あ

美陽ちゃん!ごめん、少し遅れた

美陽

大丈夫ですよ

美陽

それで、どこで話しますか?

うん.....

どこがいいかな?

美陽

( '-' )

ごめんて、そんな顔しないで

美陽

...私の家とかはどうですか?

美陽

(こっ、この子...)

(いきなり距離縮めすぎだろッ!!)

あ、えっと....

いいの?...大丈夫?

親御さんとか......

美陽

....................

美陽

...私の両親は別の場所に住んでるので

あ、え

(高2で一人暮らし...だと...)

...そっか、じゃあお邪魔させてもらうね!

美陽

はい、では行きましょうか

うん...あ、ちょっと待ってもらってもいいかな?

美陽

?...はい

(お母さんに連絡しとかないと)

お母さん

今日友達の家に行くから帰るの遅くなる

お母さん

分かったわ~

お母さん

みーちゃんの好きなご飯作って待ってるわね!

ありがと

みーちゃん....

(その呼び方には鳥肌が立つな)

美陽

みーちゃん....?

気にしなくていいよ!!

美陽

へぇ...

美陽

では行きましょうか

美陽

みーちゃん

....はい

(これは...みーちゃん呼びが定着してしまう...)

(....美陽ちゃんの家ってこっち方面なんだ...)

...あ、ちょっと

美陽

はい?

ここってさ....

美陽

.............!

美陽

水溜まりの場所!

なにか手がかりがあるかもしれない

少し探してみよう

美陽

はい

うーん....

美陽

特に何もありませんでしたね...

....今日はこのくらいにして、また今度探しに来よう

美陽

そうですね

美陽

では、行きましょうか

うん

美陽

つきました

(一人暮らし....だよな)

えっと...大きな家だね

美陽

....そうですね

美陽

とりあえず、中に入りましょう

あ、うん

(....なにか事情があるのかな....)

お、お邪魔します...

(うわ、いい匂い...)

(...ってそれは変態だろッ!!)

あ....えっと...

コトッ🍵

美陽

どうぞ

あ、ありがとう....

.....!

美味しいね!

美陽

そ、そうですか...

うん!

なんか、美陽ちゃんの性格が出てる気がするなぁ

美陽

...........え?

繊細な味って感じ?

美陽ちゃんも相手のことを気遣いながら話してる気がして、似てるなぁって

美陽

.................

小さい美陽

お茶どぉぞ!!

おっ!ありがとう!

ゴクッ

うま!

ほんとう、美陽はお茶を入れるのが上手いな!

小さい美陽

えへへ

...美陽みたいに、繊細な味がするよ...

小さい美陽

せんさい...?

小さい美陽

せんさいってなぁに?

ははっ

そのうちわかるよ

小さい美陽

小さい美陽

えへへ//

美陽

..............

えっと.....美陽...ちゃん?

美陽

あ、すみません....

...とりあえず、今後の話をしよっか

美陽

はい

まずは情報を整理しよう

俺たちが水溜まりに落ちたのは1月5日

そしてこの世界は僕たちが元いた世界とは何か違う

美陽

...確か本では、水溜まりに落ちた2人には共通点があると言っていましたよね

うん、そして出る方法も書いてはあったんだけど...

美陽

破れてたんですよね...

うん......

....今、僕たちにできるのは

・2人の共通点を見つける
・本の破れた部分を探す

このふたつくらいかな

美陽

ふむ....とりあえず、共通点探しからしましょうか

うん.....

1時間後.....

いや、どこ?

美陽

全くもってありませんね

え、あの本間違ってないか?

美陽

うーん....ここまで分からないとなると...

美陽

先に破れた本の切れ端を探した方がいいかもしれませんね

うん...そうだね

と言っても...なんの手がかりもないし、どうするか...

美陽

...こういう時は....

美陽

ネットを頼ると、予想外の情報が手に入りますよ

なるほど...

美陽

私、ページ作りますね

ありがとうございます

美陽

...........

(.....美陽ちゃんって、なんでマスクしてるんだろうなぁ...)

(なんか、コンプレックスとかあるのかな?)

じゃあ、あんまり触れない方がいいか...ボソッ

美陽

...............

(...?まさか声に出てた....?)

(....ど、どうしよ...)

美陽

....作れました

え、早いね

美陽

慣れてるので

...じゃあ、あとは連絡が来るのを待つか

美陽

はい、

.........僕、そろそろ帰ろうかな

美陽

あ、そうですか....

うん、また明日、学校で会お

美陽

...はい、分かりました

じゃあ、お邪魔しました

美陽

お気をつけて...

ガチャン

美陽

............

パサッ

美陽

........サス

美陽

.............久しぶりに行こうかな...

美陽

...................

ボオオオォォォ!!

美陽....逃げろ.....

小さい美陽

お...とう...さん?

早く....ッ!!

小さい美陽

ひッ.........

小さい美陽

トタタッ

.......幸せになるんだぞ.....

美陽

はっ......

美陽

........寝ちゃってたか.....

美陽

.............

美陽

.....片付けよ

翌日

....よし、行くか

学生

...あ、ねぇ!

学生

安佐くん!

あ...なに?

学生

安佐くんってこれ、知ってる?

...なに?

....え、これ....

(美陽ちゃんが作ったサイト....?)

学生

今このサイトの回答がめっちゃ有名なんだよ!

そうなの?

学生

うん、それがね...

ダッ

学生

あ、ちょっと!安佐くん?!

美陽ちゃん....美陽ちゃん!!

どこだ...?

.......あ、

校門だ....!!

はぁッ...はッ...

み...美陽ちゃん!!

美陽

あ、湊さん

美陽ちゃん....サイトの話、聞いた?

美陽

はい、その回答についてなんですけど...

僕まだ見てないんだけど...

美陽

あ、これです

僕はある日、散歩をしていたら、水溜まりを見つけました。ぼーっとしていたらそのまま入ってしまい、すぐ出ようとしました。 ですが、だんだんと足がハマっていき、そのうち体全体が水溜まりの中に入ってしまっていたのです。 80代 男性

...これ、僕たちと同じだ...

美陽

それで、この人と会う約束をしたんですが...

早いねッ?!

美陽

この後会うことになったので、準備してください

...え、この後...?

美陽

はい

...早いね

美陽

そうですか

美陽

とりあえず、4時に公園に来てください

はい、分かりました...

(...この後かぁ....)

(どうしよぉ......)

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