○○
寝落ちしてしまった日から3日経ち、今日は皆大嫌いな月曜日
…前は月曜日だろうがなんだろうが皆と朝練するのが楽しくて仕方なかったな
今はもう憂鬱でしか無くなってしまったけれど
ピピピピッ
38.6℃
○○
寝落ちしてしまった次の日の夜から体調に異変を感じ始め、昨日の朝には熱が出ていた。
○○
正直結夏のことは死ぬ程どうでもいいのだが、 多分彼奴はマネ業ができない。
出来ないというか急激に下手だと思う
勘のいい研磨とか福永辺りには バレてしまうかもしれない。
○○
もしバレてしまって、研磨達が結夏の事を 咎めようものなら、結夏が何しでかすか 分かったもんじゃない。
もうこれは、 私だけの問題じゃないのだから──
○○
結局寝付けなかった私は段々お腹が 空いてきた為居間に来た。
…が、
○○
冷蔵庫の中身は、かろうじて幾つか 野菜があったり冷凍されたお肉がある位
普段なら簡単なものを作って食べたり するけれど、今はそんな気力すらない
○○
もしこれが休日であれば、申し訳ないが親に頼んで色々買ってきて貰う手もあったが
仕事に行ってしまっているのだから そんなことは出来ない。
○○
ピンポーン
○○
○○
もしかして真穂?
今日真穂とデートする約束 してたもんな…謝らないと
○○
○○
研磨
黒尾
○○
待って意味わかんない。なんで?え?
この前の部活で私、君達に結構酷いこと 言ったし、部活来なくていいよとかも 言われましたよ??
えなんで?
研磨
○○
待って、これって私この人たち視点では 悪女なんだよね?結夏を虐めてた
黒尾
○○
研磨
黒尾
○○
いやちょっと待ってよ色々やばいって
…だいぶ気まづいぞ?
黒尾
○○
危ない危ない。戸惑いのあまり演技を 忘れるところだった。
研磨
○○
○○
○○
研磨
○○
○○
○○
○○
黒尾
研磨
○○
研磨
研磨
研磨
○○
○○
黒尾
黒尾
…本当にこの2人は…
どこまで行っても優しいなぁ
…今日くらい
今日くらいはいいよね
あぁ…この時、無理やりにでも 2人を追い出すべきだったんだ。
○○
…やっぱ好きだなぁ
部活の事なんか知らない。 あの時言われた言葉なんてどうでも良くなるくらい、研磨が好きだ。
勿論クロも。…クロへの好きは ちょっと違うけど
○○
あの二人なら、何とか上手くやってくれる気がする…
あの時みたいに、助けてくれるんじゃ ないのかな…?
────?
──。
○○
○○
○○
─もう─ま──きない
おさ──け──
○○
俺もう、無理だよ
これ以上○○に 合わせてらんないよ…
…抑えろ研磨、
もうすぐで彼奴も居なくなるから
…うん、まぁなるべく早くしよ
おう。
○○
○○
○○
○○
○○
○○
段々と視界がぼやけてくる。
やっぱ私の思い上がりだ。
あの時とは違う。
私たちは変わってしまった。
あの二人なら、分かってくれるなんて 変に期待しなければ良かった。
…結局最後は、こうなるのだから。
でもダメだ。
もう無理だって、意味の無いものだって
わかっているはずなのに
好きって気持ちが溢れて止まらないのは
幸せが壊れても、君に嫌われても、
今までの日常の一つ一つが重すぎるから。
だからもう、
諦めることは諦める。
幸せが壊れても、君のことを思い続けてみるよ
その先に、明るい未来なんかなくても
自分の気持ちに嘘なんか付けないから…
だからせめて、思う分には 許して下さい───
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