一覧ページ

【BL】イングランドとスコットランド

第12話 - 重いネタばらし

386

2025年06月05日

#カンヒュ

#カンヒュ小説

#カンヒュだいすき

#りたはちくわ好き

#BL

#腐向け

りた～伝説のちくわ～

イングランド

はは、これは……

愛しのスコットランドに連れられ、景色の良い場所へやって来た私。

イングランド

とても素晴らしい眺めだ！

スコットランド

…………。

イングランド

(…どうしたのだろう、
俯いたりして……。)

イングランド

(ハッ……！)

イングランド

(今の私の一言、
悪役っぽかったからか⁉)

イングランド

(言われてみれば…！
どこかの大佐も
人が落ちてゆく様子を
『ゴミ』と表現したし…)

イングランド

(幻滅されたか……？)

スコットランド

イングランド。

イングランド

…何だい？

出来るだけ平静を装い、聞き返した―――のだが、

イングランド

、、、、！

真面目な顔をするスコットと、ばっちり目が合った！

イングランド

(逸らせなくなって
しまうではないか…！)

イングランド

(一体何を
言われるというんだ…⁉)

スコットランド

…お前と一緒になりたい。

イングランド

(―――――え？)

思わずこれには、左手の痛みを忘れた。

イングランド

………………。

イングランド

(いいや落ち着け落ち着け落ち着け。領土の話だろう流石に。私だって本音を言えば彼と添い遂げたいところはあるが、平静を保つんだ私。)

イングランド

(………いや、待てよ？)

イングランド

(元とはいえ彼が
南北合体を拒んだから、
出来上がった敵対関係
ではないか！)

イングランド

(だからこそ私は
乱暴な手は使いたくない、
と悩み苦しんだのに！！)

イングランド

(ということはつまり……？)

イングランド

(期待大…⁉)

イングランドは長い長い間をおいて、

イングランド

…プロポーズと
受け取ろう。

ドヤ顔を決め込んだ。

スコットランド

違う！///

速攻否定されたが。

イングランド

……名残惜しいが、
そろそろ帰らなくては。

イングランド

大総統にも
怪しまれるんでな。

スコットランド

そうか………

スコットランド

その…、
さっきはありがとな

スコットランド

助けて、くれたろ

イングランド

(なんだって…⁉
気付いていたのか……)

イングランドは驚きを浮かべ、額を右手で押さえた。

イングランド

……はははははっ！！！！

イングランド

まったく！
君に隠せていないなら
恰好つかないじゃないか！

イングランド

その通り、私が居なければ
君は大けがしていた訳さ！

スコットランド

開き直るの早…！

イングランド

そうさ。
私だって本音を言えば、
君を大事にしたいのだ！

イングランド

史実なんざに、
従うものか！

スコットランド

史実……？
なんだかメタいな

イングランド

今日くらいは許してくれ、
スコットランド！

上機嫌なイングランドが、ふと、立ち止まった。

イングランド

……………さて。
バレたついでに
聞いておくか。

イングランド

君。

？？？

ﾋﾞｸｯ

イングランド

ずっとつけてきていたが、
何のつもりだね？

？？？

あ……………

？？？

あ、な、なんですかその傷は！！！！！

？？？

右手にお怪我をされているではないですか‼

？？？

すぐに手当てできる者を呼んで参り―――

スコットランド

待て待て。

スコットに引き留められ、完全に逃げ道を無くす。

イングランド

…まず誰なのだ、君は

？？？

私の名など
名乗るものでは…

ロイヤリスト

あなた方に忠誠を誓う
臣下にございます。

その国は忠誠を示すように、イングの前で膝をつく。

イングランド

……その臣下に
私は左手を切られたのか

ロイヤリスト

ッ断じてそんなつもりはありませんでした！！！！

ロイヤリスト

僕はただ、王家の方に近づく者を排除しようと…！

イングランド

やめたまえ。

イングランドは王族らしく、跪く臣下を見下して、

イングランド

いいか？君が如何なる
理由を並べようと、
私の手についた傷は
変わらない。

イングランド

見てくれよ、
とても痛いんだぞ？

ロイヤリスト

ッ…………

ロイヤリストは悔やむように唇を噛んだ。

ロイヤリスト

……ッしかし！

ロイヤリスト

元々こいつが！
あなた様に近づかなければ！

ロイヤリスト

そもそもおかしいですよ！
彼のような敵国が、
ここに居るといことも！
あなた様の隣を
歩いているということも！

スコットランド

………………

スコットランド

……分かってる。

スコットは目をつむり、ロイヤリストとイングを見ないようにした。

イングランド

スコットランド。

スコットランド

、、、、！

イングランドは石鹸をスコットランドに手渡した。

スコットランド

なんで今、
石鹸なんざ……

スコットランド

…傷、しみるだろ

イングランド

構わない。

イングランド

これは君に持っていて
欲しくてね。

イングランド

やはりこの香りは、
君からした方が
良いだろう？

スコットランド

…………っ

イングランド

大丈夫だ。

イングランド

心配しなくとも、
私は心から
君を信頼している。

イングランド

いつかまた、
デートをしよう。

スコットランド

……………なんだよ、それ

スコットランド

ずるいじゃないか。

【BL】イングランドとスコットランド

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

386

7件

うわぁぁぁぁぁぁ好き。発狂する1歩手前なんですけど！！

デェーーーーートだどぉ！？！？！

Canadachan！！！？

りた～伝説のちくわ～

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

【BL】イングランドとスコットランド

第12話 - 重いネタばらし

作者の他の作品すべて見る

#カンヒュの新着小説
一覧

関連するタグ

【BL】イングランドとスコットランド

第12話 - 重いネタばらし

作者の他の作品すべて見る

#カンヒュの新着小説一覧

関連するタグ

#カンヒュの新着小説
一覧