※実話をそのまま作成しています。 名前だけ現実と異なります。
月日は流れ、 3年生の最後の文化祭まで あともう少し。
今日はオリオン座流星群が流れる日。 私は流星群に向かい、 ただ1つ、願いを唱えた。
リネ
美しく1本で流れる流星群に 何度も、何度も、 願いを唱えた。
そして、 普通ならば 願ってはいけないであろうことも。
リネ
知っていた。
〃告白〃なんてされる訳もなく、 〃告白〃をしてもいけないのだと 自分が1番、よく知っていた。
それなのに、 自分は願ってしまったのだ。 〃告白されますように〃と。
文化祭当日。 3年生最後の文化祭。
展示閲覧の時間になり、 文化祭は刻々と終わりに近づいていた。
友達
リネ
リネ
その時、私は1人の男性を見つけた。
フェンスに手をつけ、 空を眺める男性。 友達と話している様子でもなく、 ただ1人で空を眺めている男性。
後ろ向きだったが、 私はすぐにわかった。 間違いなく、あれはヒロなのだと。
リネ
リネ
友達
リネ
友達
友達
〃話すなら今しかない〃
目の前には 先生が居た。 けれど、そんなのは気にしなかった。 ヒロと話せるならそれで良かった。
私は君に、伝えたかった。 ただ一言、 〃ごめんなさい〃と。
リネ
リネ
リネ
ヒロ
久しぶりに君の声を聞いた。
そして自分は そのまま去るはずだった。 けれど、足は動かなかった。 ただ、口だけが動いた──。
リネ
リネ
言うはずなんてなかった。 告白なんてするはずなんてなかった。
勝手に、本当に勝手に、 口が勝手に動いた。
ヒロ
ヒロは素早く階段を降りて行った。
友達
リネ
友達
リネ
リネ
リネ
友達
友達との話は そこで途切れた。
帰り、私は友達に ヒロの連絡先を聞いた。
なぜなら、 先生に全てを明かした時に ヒロはメールからいなくなったからだ。
だから、私はヒロの連絡先を知らなかった。
友達
リネ
私は確実にわかっていた。 〃このままヒロと話せなくなる〃と。
だから、友達に連絡先を聞いた。 ヒロからの連絡を待つのではなく、 自分から行動するべきだと思った。
帰ってすぐ、 私はヒロに連絡をした。
リネ
リネ
リネ
ヒロ
君とやり取りをするのは 何年ぶりだろうか。
リネ
リネ
リネ
ヒロ
改めてきちんと話がしたいと、 水曜日、前に告白した場所で 待っているとのことだった。
けれど、水曜日の日、 彼は風邪で学校を休んだ。 水曜日、生徒の休みの数が多く、 学校は学年閉鎖になった。
だから、再びメールをした。
リネ
リネ
ヒロ
ヒロ
リネ
ヒロ
リネ
リネ
ヒロ
ヒロ
ヒロ
リネ
リネ
ヒロ
ヒロ
リネ
ヒロ
リネ
…続く…
コメント
1件
アレッ!?ヒロさん(仮)とのあれこれって2年前!?うっそそんな経ってたっけ!!? 時間の流れが早すぎて恐ろしい…!! 2年もあれば心の整理がついたのかな、でも2年ってあっという間だしなぁ…時間の流れが全てを解決してくれてたならいいんだけど…色々と、上手くいくといいなぁ。 この後どうなるんだ…?気になる!! 毎回そればっかり言ってるけど本当に気になる!!気長に待ってる!!!