霊感なんて
無いと思っていた
そんなものただの気の所為だと
本気で…思っていた
今、この時までは
ガサガサガサガサガサ ガサガサガサガサガサ
康助
(何でこんな目に…)
本当に普通の日だった
上司に怒られながらも 仕事をしに行って
やっとの思いで帰って来たのに…
ガサガサガサガサガサガサ ガサガサガサガサガサガサ
康助
(この部屋には…"いる")
康助
(絶対霊的な何かが存在してる!!)
ガサガサガサガサガサガサ ガサガサガサガサガサガサ
康助
(何このガサガサって音!!
怖い!!怖すぎる!!)
怖い!!怖すぎる!!)
康助
あ…
康助
(今…あの紙袋動いた…?)
康助
(見に行ってみるか…?)
いや
康助
(無理無理無理無理無理無理!!)
…その瞬間
康助
あ
紙袋が倒れた
猫
にゃ〜ん
康助
…猫?
康助
あ、そっか…
実家から猫預かってたんだ…
実家から猫預かってたんだ…
康助
驚かすなよ…
猫
にゃ〜───
心なしか俺の霊感もおさまって来た様な…
猫
フシャアアアアアア!!!
康助
うおっ!!
康助
何だ──────
ザクッ
…痛い
頭が…割れる様だ…
死ぬのか…?俺…
猫
フシィィィィィ!!!
?
うるさ〜い
ザクッ
猫
?
も〜、私猫アレルギー
って言わなかった〜?
って言わなかった〜?
誰だ…?この女……
?
…康ちゃんが悪いんだよ?
意識が…
ザクッ
康助
?
うふ、ふふふ…!
?
あははははははは!!
康助
?
康ちゃん
「 だ〜い好き♡ 」