私の名前は古賀 サクハ(こが)
学校で1番の人気者だ
古賀 サクハ
朝起きると、私はこれまでにない違和感を覚えた
だが、いつもと何も変わらない光景
私は何も考えず、制服に着替え身嗜みを整え
リビングに降りた
お母さん
古賀 サクハ
リビングに降りても何も変わったことは無かった
10分後
私は朝食を食べ終え、早めに家を出た
お母さん
古賀 サクハ
私は外へ出るとこの違和感の正体がわかった
私は、心を読めるようになっていた
歩いていると、皆の心の中を覗けるようになっていた
私はワクワクしながら学校へ向かった
佐々木 カノン
古賀 サクハ
友達のカノンの心の中も覗けて少し悪い事をしているような気分になった
篠原 カグヤ
友達のカグヤが私に挨拶をする
私は優しく笑いおはよう、と挨拶をした
篠原 カグヤ
古賀 サクハ
篠原 カグヤ
古賀 サクハ
古賀 サクハ
一瞬聞こえた悪口に私はとても戸惑った
本当は裏ではこんなことを言われていたのかと思うと怖くなった
でも、カグヤだけかも知れない
古賀 サクハ
カノン達が楽しそうに会話しているのも何も耳に入ってこなかった
ただ、さっきの悪口が頭の中をグルグルしていた
私は無言で教室へ向かうカノン達の後ろを着いて行った
佐々木 カノン
古賀 サクハ
カノンに言われ咄嗟に嘘をついた
心が読めるなんて事を知られたら化け物だと思われてしまう
やっと手に入れた地位を壊したくない!
そう思った私は直ぐにカノン達の会話へと混ざった
《休み時間》
佐々木 カノン
古賀 サクハ
篠原 カグヤ
私はあれから何も考えず、ただ数学を真面目に受けていた
たまに心の声が聞こえる時があってもスルーしていた
もうあんな気持ちになりたくないから
佐々木 カノン
佐々木 カノン
古賀 サクハ
篠原 カグヤ
古賀 サクハ
古賀 サクハ
佐々木 カノン
佐々木 カノン
篠原 カグヤ
篠原 カグヤ
古賀 サクハ
クラスメイト
クラスメイト
古賀 サクハ
クラスメイト
私は気が付くと冷や汗をかいていた
そんな顔のまま彼氏の崎原 マコトの元へと駆け寄る
古賀 サクハ
崎原 マコト
崎原 マコト
崎原 マコト
古賀 サクハ
崎原 マコト
崎原 マコト
古賀 サクハ
崎原 マコト
崎原 マコト
古賀 サクハ
私は近くにあったハサミを持って
耳を切り裂いた
耳さえ切れば何も聞こえなくなる!!
耳が無くなれば私は開放される
心の声なんて聞こえなくていい!!
私は気が付くと両耳を切り落としていた
痛いなんて感覚はもう私には無い
心の声が聞こえなくなればそれでいいんだ
崎原 マコト
クラスメイト
何を言っているかは分からないけど、きっと大丈夫?!って叫んでるんだろうなぁ
佐々木 カノン
篠原 カグヤ
崎原 マコト
古賀 サクハ
古賀 サクハ
古賀 サクハ
私は血塗れの手でハサミを握りしめ
心臓に刺した
いっその事死んでしまえば良いんだって分かった
じゃあね、皆
ねぇ、知ってる??
何が??
今、怖い病気が流行ってるんだって
何?怖い病気って
あのね、心を読めるようになる病気なんだけどね
皆の心の中が自分の悪口ばかりなんだって
何それ、怖っ
でもね、その悪口は自分の思い込みで、本当は心なんか読めないんだって
コメント
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(((* ॑˘ ॑* ≡ * ॑˘ ॑*)))
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