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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

その後保健室で1日過ごして教室に置きっぱにしていたカバンを取りにいく

ガラガラ

莉乃

おおー誰もいない

莉乃

まぁそうか

莉乃

あれ荷物どこやったんだ?

机の周り見てもない…

ロッカーかな

莉乃

よいしょ

ロッカーの中には…あった

なんでだ? 誰かが移動させた…?

なんだろう 気のせいかな?

莉乃

ま、いっか

その後は綾香と2人で倉庫に行って今日あったことをみんなに話した

鳳来にはもう後がなくて

学校のみんなは噂で薄々気づいてるてことも

それと交戦はもう目の前まできているってことを

まさかこんなに早く交戦があるなんて思ってもなかったんだろう

でもそれは下っ端たち 幹部のみんなは動揺の色1つ見せなかった

多分わかっていたんだろう

もし交戦になっても私の… いや、私たちのやることは1つ

真実を私の口から教えてあれをみんなに聞かせること

それだけ

それ…だけなのに

時間がない。 私がそれをできるって確証はない

莉乃さん

大丈夫。俺らがついてるよ

莉乃

翔くん…

大丈夫…じゃないのに 今はその言葉を信じたくなる

にしてもやつらはどうやって仕掛けてくるつもりか

健さん

わからない

健さん

突然来るかもしれないし、ひよりをお取りに使うかもしれないし

健さん

普通に時間指定されるだけかもしれない

健さん

それか…

もっと卑怯なことをするかも

健さん

ただあいつらは傘下も呼んでくる可能性もあるから

健さん

大きい場所でやるかもしれない

莉乃

大きい場所…

莉乃

あっ!

莉乃

ちょっとまって!

スゥ…

莉子

鳳来の倉庫おっきかったよ!

え?

莉子

ちゃんと話は聞いてた

莉子

あそこのことなら莉乃より私の方が詳しいから

莉子ちゃん!でかした!

朝陽

それ詳しく教えて!

莉子

うん!

莉子

真ん中に大きな倉庫があって周りに何個かあって……

あれ?私今みんなの役に立ててる?

紙とペンて大まかな作りを書いて周りの倉庫も書く

風真

なるほどね、この1番大きなところには幹部室もあるのか…

莉子

そう

莉子

で、基本姫はここの幹部室にいるの

じゃあ意地でも下まで引きずり下ろさなきゃだな

ひより

それ私がやってあげようか?

風真

え?

朝陽

ひより

なに、言ってるんだ?

その言葉にみんなびっくりしたようにひよりちゃんをみる

莉子

何言ってるの!?

ひより

だって裏口から行けば1本なんでしょ?

ひより

私だって下っ端くらいは倒せるから見張りがいても大丈夫だし

健さん

でも…

ひより

何もしないでじっと待つのは嫌なの!

ひより

それくらいしか私に出来ることは無いから

ひより

お願い…やらせて

莉子

ひより…ちゃん

健さん

…わかった

健さん

ただし、幹部室までは下っ端1人連れて行け

ひより

うん

じゃあ姫のことは任せることにして

それから太陽が落ちてきてある程度説明しきって、みんな落ち着いた時

そう言えばあれは?

綾香

あれ?

莉子

あ!あるよ!!

莉子

ちゃんとスマホに…って

莉子

あれ?

綾香

え、なに?

異変に気づいたのか綾香が私の元へきて、カバンの中を覗く

莉子

スマホが見つからない…

莉子

どうしよう

せっかくあれがあるのに、こんな時に無くすなんてシャレになんない…

ひより

どこかに置き忘れたのかしら

莉子

うーーん

綾香

でも保健室にいた時には持ってたでしょ?

莉子

うん…

その後莉乃は確か教室に行ってたけど、そこでどうしたんだろう…

カバンをロッカーに取りに行ったわ

カバンがロッカーに入ってたの?

うん 莉子入れた?

ううん…

その時確かスマホを机の上に置いて…

机の上に置いて?そのあとは?

えっと…あ! 戻った時にはなかった… だってあったら気づくはずでしょ!?

ピリリ…ピリリ…ピリリ

私の焦りが募る中倉庫に着信音が響きわたる

…あ、俺だ

ん?

何故かスマホの画面を見て不思議そうな顔をする翔

なんか、莉子の番号からきてるんだけど

綾香

莉子から?

綾香たちと画面を覗くとはっきり莉子と表示されている

朝陽

もしかしてスマホを拾ってくれた人からとか?

ひより

あ、ありえそう

莉子

まじ!?よかったぁ

莉子

早く出てでて!

おう

翔は良かったなと言うふうに私を見て、画面を触って耳にあてた

でも

そんな優しい顔も

喜びに満ち溢れた優しい空気も

全部、全部…

……一瞬で砕け散った

翔の顔が突然殺気の溢れた表情になる

スマホを握り潰そうとするくらい強く握りしめて

…なに?どうしたの?

拾ってくれた優しい人からじゃないの?

莉子

どうした…

どうしたの?と言い終わる前に私の頭の中にある奴らが浮かぶ

それと同時に翔が

お前は…!

鳳来の!

そう怒鳴ったのだ

そう。私のスマホは拾われたんじゃない、そもそも落としてなかったんだ

莉乃がカバンをロッカーに取りに行った時つくえにおいた時教室にいた、鳳来の誰かに取られたんだ

莉子…ごめん…

莉乃のせいじゃないから

私たちが話しているうちに倉庫の雰囲気がガラリと変わる

そして、翔がスピーカーにして私たちにもその声が聞こえた

そうでーす

大正かーい!

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