マコ
マコ
エマ
マコ
マコ
エマを激しく揺さぶると
エマは部屋の様子をみて目を見開いた
同時に、全てを理解したような表情だった
エマ
マコ
エマ
エマ
エマ
マコ
マコ
マコ
エマ
エマ
マコ
エマ
エマ
エマ
マコ
エマ
マコ
マコ
エマはバルコニーの手すりに手をかけた
エマ
マコ
マコ
エマ
エマ
マコ
エマ
マコ
マコ
エマ
エマ
その瞬間、エマは視界から消えた
マコ
マコ
マコ
いくら叫んでも後悔だけが押し寄せてくる
きっと美しかったエマの顔も、
今は見る影もなくなっているだろう
マコ
マコ
もっと早くこういっていれば
未来は変わっていたんだろうか
いくら考えてももう、手遅れだった
『両親を殺して、自分は自殺』
このセンセーショナルな事件はしばらく世間を騒がせた
部屋には座り込む親友が居た、というのは、きっとマコのことだろう
蘭
正直言って、あの二人は邪魔だった
私はずっとヨンジュンが好きだった
この恋を成功させるには、まことエマは凄く邪魔な存在だった
蘭
蘭
蘭
蘭
その時前方から歩いてくる人物に気づいた
蘭
マコ
マコ
蘭
蘭
マコ
蘭
その顔は笑っていた
それが気味悪く、私は走って逃げた
蘭
振り返るとマコはまだ笑っていた
その顔は、表に脳裏に焼き付いていた
〜END〜