人狼ゲーム～七つの大罪人～

人生には2つの選択肢がある

その状況を受け入れるのか、 状況を変えるための責任を受け入れるのか。

ひんやりとした床の温度が体に染み渡る

見渡すとそこは薄暗い空間だった

そこには同い歳くらいの男性が立っていた

周りを見ると他にも数人同じ状況のような人がいる

見上げるとそこには多数の監視カメラが設置されていた

彼女は自分の手首に着いてある腕時計のようなものを見ていた

すかさず俺も同様に袖をめくる

俺にも同じような時計がつけられていた

「皆さんおはようございます。ゲームを始めます」

スピーカーから女性の声が流れる

「構成」

「人狼2人

予言者1人 用心棒1人 村人3人」

「以上7名です」

「投票は毎晩夜8時に投票装置に書いてある任意の相手の名前をタップしてください」

「もし入れなかった者は処刑となります」

「備品を壊す、他人に暴力を振るう、建物の外へ出ようとした場合処刑されます」

「次に役職の説明です」

「人狼は毎晩夜10時から2時までの間に誰か1人を選び殺してください」

「予言者は毎晩夜10から2時までの間に1人を選びその人が人狼かそうでないか知ることができます」

「用心棒は毎晩夜9時から10時までの間に自分以外の人物を人狼の襲撃から守ることができます」

「村人陣営の人は全員9時から朝8時までの間は自分の病室にいてください」

「違反した場合、処刑されます」

「人狼を全滅させれば村人側の勝利。人狼の人数と村人側の人数が同数になれば人狼側の勝利」

「自分の役職は投票装置で自分の名前をタップすると確認できます」

「役職は他の人に見せても見られてもいけません。違反した場合処刑されます」

「ルール説明は以上となります。最後に」

「あなた達は大罪人です。勝利した場合その罪は浄化されます」

スピーカーの声の主は意味深な言葉を残しプツンと消えた

永帝高校 略して永高

県内TOPの名門校だ

俺は恐る恐る自分の名前をタップする

一ノ瀬 勇さん あなたの役職はーーー

村人です