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主。
主。
主。
主。
師匠のお墨付きと紹介状をもらったオレがあの村を経って3年、 オレは今日で19歳になる
Ak
今のところPrーのすけに関する手がかりはほとんど得られておらず、 オレはただの国中を旅する若者だ
Ak
すぐに見つかるなんて思っていなかったので 別にそこは気にしていないし、国中を回るのもなかなか楽しいので オレはこれからも終わりの見えないこの度を続けるつもりだ
Ak
Ak
と、そこまで考えていると、話し声が聞こえた
モブ男
モブ男
何やら困っているようなので、オレは彼らに声をかける
Ak
モブ男
モブ男
どうやら、目の前の岩に刺さっている少し装飾の多い剣が 抜けなくて困っているらしい
Ak
モブ男
Ak
やっぱり剣と自分には相性ってものがあるし、 いつも愛用している剣が使えなくなると困る気持ちはわかる
Ak
Ak
大切な剣が岩に刺さってしまったのであろう男性のために、 オレはその剣の柄をぎゅっと握って、引っこ抜いた
Ak
モブ男
モブ男
Ak
モブ男
モブ男
Ak
愛用の剣が戻ってきて嬉しいはずなのに、彼らはそれを受け取ろうともせず 急に真顔になって、ビシッと騎士の礼を決めた
Ak
オレが戸惑っていると、彼らははっきりした声でこう言う
モブ男
Ak
急に何を言い出すんだと思っているオレを放っておいて、 彼らは続ける
モブ男
モブ男
モブ男
Ak
モブ男
あなた様は、この世代の勇者様なのです!!
Ak
Ak
あまりの驚きに大声をあげるオレをみながら、 2人の騎士はすがるようにオレにいう
モブ男
モブ男
どうか、我々についてきていただけませんでしょうか、?
Ak
オレは2人をしばらく眺めて、その力量を測る
Ak
Ak
Ak
Ak
モブ男
モブ男
Ak
彼らの案内に数時間ほどついていくと、とても立派な城が見えてきた
Ak
モブ男
Ak
今まで見たことのない豪邸に驚きながらその絢爛豪華な装飾を 眺めていると、渡り廊下の向こう側からこちらの様子を伺う 少年の姿が見えた
Tg
Ak
オレがそちらに目を向けると彼と目が合って、 その子はオレの方をキッとにらんだ
Ak
急に敵意を向けられてオレが混乱していると、 その少年の後ろから1人の騎士が現れてその子に何かを言った
Kty
少年と同い年くらいのその騎士が少年に声をかけると、 彼はさっきオレに向けたような表情とは正反対な 花が咲くような笑顔で笑って彼に返事をした
Tg
Kty
Tg
Ak
オレがそんなことを思っている間に、オレをにらんできた男の子は どこかに移動して見えなくなった
Ak
モブ男
Ak
城の中を騎士たちについて歩いていくと、 穏やかな笑顔を浮かべているもののただの優しい人にはとても見えない男性が 奥にある玉座に座っている大きな広間に出た
モブ男
Ak
モブ男
Nn
モブ男
Nn
急にこんなキラキラしたところに連れて行かれて かなり混乱しているオレに、国王陛下と呼ばれた男性は声をかけてきた
Nn
Ak
Ak
Nn
Nn
Ak
Ak
と、オレが言葉を続けようとしたところで、城に大きな音が響いた
ガシャーン‼︎
モブ男
オレをここまで連れてきてくれた騎士の男性が大声をあげると、 何かにイライラしているような男の声が響く
At
先ほどの大きな音の発生源であろう玉座の間の壁の一角に開いた穴から、 その声の持ち主である男性が姿を表した
Ak
Ak
オレが現れた男に対してそんな感情を覚えていると、 質問に答えない彼に騎士がもう一度尋ねる
モブ男
At
気だるそうに騎士にの言葉をに返事をした顔の整った男は、 真顔のままで片手をあげ、手のひらから真っ黒な闇の玉を生み出した
モブ男
At
At
モブ男
At
At
At
そう言って現代の魔王と名乗ったその男は、玉座の間をぐるりと 見回してオレの方を見て視線の動きを止めた
At
Ak
Ak
At
At
モブ男
At
そう言って魔王が騎士をにらみつけると、 彼はばたりと倒れて喋らなくなってしまった
Ak
Nn
At
At
At
At
Ak
At
At
At
At
Ak
今までずっと真顔か否定的な表情しかしていなかった魔王Atだが、 自分の名前を名乗る時だけ何だか嬉しそうにしている気がした
Ak
At
At
At
そう言って魔王Atは、城の外に出てから パチンと指を鳴らして城の壁を修復した
Ak
突然現れた魔王Atにオレがそんな感想を抱いていると、 王はごほん、と咳払いをして先ほどの話の続きをした
Nn
Nn
Nn
Nn
Ak
Nn
Ak
そう言うと国王陛下は大層驚いたような表情を浮かべる
Nn
Nn
Ak
Nn
Ak
Ak
オレが陛下の目をしっかり見てそう答えると、 彼が先ほどからずっと浮かべている穏やかな笑みに 何かあたたかいものが混ざった気がした
Nn
Nn
Ak
Nn
Nn
Ak
Ak
Nn
Nn
Ak
Nn
そういうと国王陛下は、後ろに控えていた騎士に声をかけた
Nn
モブ男
モブ男
Nn
国王陛下に何かを頼まれたその騎士が玉座の間を出ていった数分後、 大きな扉から先ほどの少年と騎士が現れた
Ak