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1試合目終了後
桃香
はあー。よかった、勝った。
優花
桃香、怒りが滲み出てたよ
優花
まじいつも以上に怖った笑
桃香
ごめんてー笑
湊
なあ、次俺らどっちも休みよな？
優花
うん、そやな
湊
もも、ふたりで話したい。
桃香
わかったっ
優花
んじゃ、私は太耀と喋っとくわ、いってらー！
湊
せんせー、ちょい外の空気吸ってきます
内田先生
おう、いってらっしゃーい
湊
もも、
湊
ほんまにごめん
湊
大丈夫か……？
桃香
ぜんぜん大丈夫
桃香
あんなやつにあんなこと言われたとこで
桃香
湊に対する気持ちが変わるわけないやん
湊
ありがとう
湊
俺も ももに対する気持ち変わらんで
桃香
うん、ありがとう
湊
もしかしたら なんだけど、
桃香
うん？
湊
三学期から太耀 俺らのクラスやん？
桃香
そうだね。
湊
あんまよくないことやから
湊
あれなんやけど
桃香
うん、
湊
杏とグル組んでくるかもな
桃香
…え
湊
やから、きーつけよ？
桃香
湊は助けてくれる？なにか起きたら
湊
そりゃーもちろん
桃香
ならがんばる！
湊
俺も精一杯 もものこと守るから
桃香
てかさ
桃香
なんで杏のこと知ってるの？
桃香
私 湊に言った覚えない…
湊
あーー
湊
ごめ、晴人から
桃香
あ、そやったんや
桃香
ごめんね、湊に迷惑かけたくなかったの
湊
いや、迷惑ちゃうからな？
湊
ちゃんと言ってな
桃香
うん！
そのころの優花and太耀
優花
太耀 でいい？
太耀
ああ、優花やっけ？
優花
そやよ
優花
あんたさ
優花
桃香に 湊の彼女であることを認めない言うたよね？
太耀
そうだよ
優花
だったら私は
優花
あんたが湊の親友であることを認めないから
太耀
は？なんでお前に
優花
ほら、は？ってなるでしょ
優花
それをあんたが桃香にしたんだからね
太耀
………
太耀
そう言われてもしゃーないよな
優花
え？
太耀
俺が桃香に言ったのは
太耀
単なる嫉妬なんだろうなって
太耀
自覚はあるんだけど
優花
湊を桃香に取られそうでってこと？
太耀
そうじゃない
太耀
湊が恋してるのを見るのが辛かった
太耀
自分は好きな人見つけられなかったから
優花
そんなピュアだったの…？
太耀
ピュアゆーーな
太耀
いつか湊に彼女ができたら 自分とあったりする時間が減るんじゃないかって
太耀
そう思って 小学のころ
太耀
湊のこと好きだといった女子には ずっと桃香に言ったようなことしてきたよ
優花
そうだったんだ…
太耀
その度に女子は泣いてギャーギャー言って
太耀
俺はそんな女子に好感を持てなかった
太耀
恋愛してみたいとは思ってたけど
優花
うん…そっか
太耀
でも 唯一違ったのは桃香だったんだよ
太耀
桃香は思いきり言い返してきた
太耀
本気で湊のことが好きなんだろうなって伝わってきた
太耀
俺 桃香を泣かせてもた時 湊の気持ちも見せてもらおうと思ったんだよ
太耀
初めはそんなつもりなかったけど
優花
うん
太耀
湊もほんまに桃香が好きなんだな
優花
そうだね
太耀
俺は 桃香のことちゃんと認める、応援する
優花
一気に意思変わったのね
太耀
まあな
太耀
それは 優花のおかげかもね
優花
なんで？
太耀
さあ？俺に新たな気持ちを気づかせてくれたから
優花
なにを？
太耀
いや、いーよ
太耀
ってことでいいよな？
太耀
謝りに行ったら
優花
ん、そだね
学校帰り
晴人
なんで今日優斗車できてんやろな
桃香
ほんとそれね
晴人
桃香 太耀から謝ってもらえたんだって？
桃香
うん！認めてくれたの
晴人
そうなんや
湊
あいつもあいつでピュアやな
桃香
それ思った
桃香
湊 通学路守らなさすぎじゃない？最近
湊
いいじゃん
晴人
それだけ桃香と一緒にいたいんだってさ
桃香
笑笑 うれしい
湊
晴人おめー、サラッと俺の気持ち言うなー
晴人
ごめんごめん
晴人
もう今年もあと3日で終わりやな
湊
そだな
桃香
私 今年はHappyだったよ
湊
それは俺も
晴人
俺もやで
桃香
来年もいい年になるといいね
湊
ああ、来年もよろしくな！
桃香
うん！
晴人
こちらこそ！
湊
んじゃばいー
桃香
ばいばい
桃香
良いお年を！
湊
良いお年をー
晴人
へーい、良いお年を！
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