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#オリキャラ
須古星 れい
383
#恋愛
ばたっちゅ
19,715
923
#王国
星崎 ヒロア
886
大恐慌で荒みきったアメリカ全土を、 列車で巡る一座
エマは足芸のパフォーマーとしてステージに立つようになり、 観客から「ウィングレス・エンジェル」と称賛されるようになる
エマが楽屋に戻っても、 観客からの拍手の音が鳴り止まなかった
エマ
エマは緊張が解けて、 ほっと腕を撫で下ろすように息を吐いた
サイラス
サイラス
エマ
サイラス
サイラスはエマの頭を、 強い力で撫でた
頭を撫でられたエマは、 頬をピンク色にしながら、 はにかむように笑う
すると、 背後からはツンツンした棘のある声が聞こえてきた
ヴァイオレット
背後を振り返ると、 顎を尖らせてエマを見下ろしているヴァイオレットがいた
ヴァイオレット
ヴァイオレット
エマは一瞬だけ、肩を縮こませるが、 再び、いつもの光のような笑顔に戻る
エマ
エマは大きな目をキラキラと輝かせながら、そう言う
ヴァイオレット
ヴァイオレット
いつもの刺々しい態度だが、今日はやけに不機嫌 エマはヴァイオレットの台詞で、あることに気づく
エマ
エマ
サイラスの目の前ですぐに顔が赤くなるのも、 辻褄が合う
エマはそれが分かった途端、 まるで揶揄うようなニヤけ顔を浮かべる
エマ
ヴァイオレット
エマ
ヴァイオレット
エマは指を差す代わりに、 ヴァイオレットのことを自分の頭で差した
ヴァイオレットはわかりやすく動揺している
サイラス
ヴァイオレット
壁の裏からこの会話をコッソリと聞いている、 ロブがボソリと呟く
ロバート
ロバート
クララ
ロブに着いてきたクララが、 小さくて穏やかな声でそっと聞く
ロバート
クララ
ロバート
クララそっと指を差す方向へ、 ロブが上を向くと、 そこには腕を組んだヴァイオレットが立っていた
ヴァイオレット
ロバート
ヴァイオレット
エマ
ロバート
クララ
エマはロブとクララに気づくと、 すぐさま二人の元へ駆け寄る
ロバート
サイラス
ロバート
アーノルド
ソファーで本を読んでいたアーノルド、 そして彼の隣にいたジョルジーナが、 いつもの騒動に巻き込まれてしまう アーノルドは「またか…」と溜息を吐く
ロバート
アーノルド
アーノルドは本当にわかっていないようで、 コテン、と首を傾げた
ロバート
エマ
アーノルド
ジョルジーナ
アーノルド
夫婦漫才が繰り広げられる横で、 ヴァイオレットはようやく頭を冷やし、 騒ぐエマとロブを見つめている
ヴァイオレット
サイラス
サイラス
ヴァイオレット
サイラスは、 ヴァイオレットの金髪の髪を、 そっと撫でた
せっかく頭を冷やしたヴァイオレットは、 再び顔をリンゴのように赤くする
サイラス
ヴァイオレット
ヴァイオレットは恥ずかしさがピークに達してしまい、 楽屋から逃げ出すように去ってしまった
そして、 横にちょこんと座っていたクララが、 小さな声で呟く
サイラス
クララ
サイラス
サイラスがヴァイオレットの気持ちに気づくのは、 まだまだ先のお話であった
アウターレールでは、 健常者と変わらない、微笑ましい日常を送ってきたが、 一座には不穏な「影」が迫ってきていた
コメント
1件
うわあ、この一座の空気感、すごく好きだなあ…。エマがみんなに愛されてる感じとか、ヴァイオレットのツンデレっぷりが可愛すぎてにやにえしちゃった🤍サイラスさん、鈍感すぎて笑っちゃうんだけど、最後に髪を撫でるシーンはドキッとしたよ。クララちゃんの小さなツッコミも良かった…。でも「不穏な影」の一文が気になる。この平和な日常が壊れそうで怖い…次が待ち遠しいです🌙