さほど綺麗では無い見なれた空の下で明空は歩いていた
今度こそ求めるものだと己を信じて適当に目に入った『動く物』にナイフを刺した。
目の前には赤黒い液体。
明空
そうして目の前にある赤黒い液体を放出する倒れ込んだ塊を蹴飛ばす。
明空はまた、歩き出した。
服に赤黒い不快な液体がこびりついたまま街中を歩くと冷たい視線が明空に向けられた。
でも、そんなものどうでもいいという風に明空は表情を変えることなく歩き進んだ。
早く美しいものがみたいというふうだった。
通りすがりの人
通りすがりの人
通りすがりの人
明空
明空
明空
通りすがりの人
通りすがりの人
明空
明空
明空
明空
明空はうっとりとした顔を浮かばせた
通りすがりの人
通りすがりの人
明空
明空
明空
明空
明空
なにか閃いたのか明空は満面の笑みで路地に無理やり通りすがりの人を連れて行った。
通りすがりの人
通りすがりの人
通りすがりの人
通りすがりの人
通りすがりの人
通りすがりの人
明空
明空
先程まで人らしく、お淑やかに振舞っていた明空はどこにもいかった
おそらく明空はその人の事を人ではなく『動く物』としか思っていないようだ。
明空がナイフを振り回し、その人に刺さった瞬間
辺りは赤黒く染まった。
通りすがりの人
明空
明空
明空
明空
明空
明空
明空
明空
その理由を知るときまで明空は同じことを繰り返すのだろう。
そしておそらく、明空が求めるものは見れないのだろう。
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