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らむね
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るあ
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もか@リムるな🫶小説コン開催
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コメント
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終わったんだね、色んな事が…いや、まだ終わってないか… アリス先生…!うわぁぁぁぁ(悲痛)生きてて欲しかったなぁ…すまない先生たちと一緒に笑って欲しかったなぁ…次は…大丈夫と信じたいね… 蝶々病の治し方…?一体何を飲まなきゃいけないんだろ…あまり気が進む様なものではないのは確かだね… 何だろ…言葉にできないくらい素敵で儚い話だったな…!! 作品を生み出してくれてありがとう!!!
本当に夢羽さんの知識と表現力は、すごすぎます。アリス先生、助かって欲しかった。涙があふれそうです。わたしなんかの拙い感想が申し訳ないぐらいいつも感動しています。すまない先生もアリス先生も素晴らしい先生でした。そして夢羽さんの物語は、素晴らし過ぎます。
やめてよ…なんで…。アリス先生まで奪わないでよ…。 でもみんなを守りきった。 私が言えることじゃないけど本当によく頑張ったと思う!!! 一体何を飲ませたら蝶々病が治るんだろ…。 色々考えさせられる物語でした!!! すごすぎる!
サリン先生が闇へと消えていった
サリン先生が完全に闇に飲み込まれる際、彼女はなぜか嬉しそうな顔をしていた
きっとその理由は…彼らには一生分からないだろう
サリン先生もまた、神に救われることを祈っていた
皮肉なものだ。彼女は神頼みなんて嫌悪していたのに
結局は祈ってしまった
人間とはそういうものなのだろうか
ノエル
ピクシー(蝶々病)
二人は床にヘナヘナと座り込む
先程までの緊張の糸が切れて気が緩んだのだろう
まあ無理もない。今日一日、一生記憶にこびりつくであろう事があったのだから
すまない先生
すまない先生はみんなを誇らしげに見る
みんな、本当に頑張ってくれた
自分の言う事を聞いてくれたし、しっかりと守られてくれた
だから、今日の犠牲はゼロで済んだ
沢山、沢山失ったけれど守りきれたものもあった
すまない先生
すまない先生の目の端には涙が浮かんでいる
Mr.赤ちゃん(怪力病)
Mr.バナナ
ピクシー(蝶々病)
ノエル
彼の大好きな患者たちは彼のところに集まる
そして、彼の服を引っ張ったり、彼の背中を撫でたリ、やりたい放題だ
でもすまない先生は、心の底から笑っていた
すまない先生
平和でにぎやかな雰囲気が流れる
Mr.ブラック
ブラックは仮面の向こうで、ふわりと笑っていた
そして、名残惜しそうにしながらも口を開く
Mr.ブラック
Mr.ブラック
Mr.赤ちゃん(怪力病)
Mr.ブラック
Mr.赤ちゃん(怪力病)
赤ちゃんはヤダヤダと赤ちゃんの様に駄々をこねる
ブラックの服の裾をひっぱって、逃さないと言わんばかりに抱きしめた
Mr.ブラック
ブラックは無理やり赤ちゃんを引き剥がして首根っこを掴んだ
Mr.ブラック
Mr.ブラック
その言葉を聞いた瞬間、赤ちゃんの顔は笑顔で弾けた
Mr.赤ちゃん(怪力病)
Mr.ブラック
Mr.赤ちゃん(怪力病)
Mr.ブラック
何度言っても諦めてくれない赤ちゃん
ブラックは心底呆れたような、でも嬉しそうな顔をしていた
ノエル
ノエルが苦笑いしながら赤ちゃんを引き剥がす
Mr.赤ちゃん(怪力病)
Mr.ブラック
そう言ってブラックは、今度はレッドに目線を向ける
Mr.レッド(発火病)
Mr.ブラック
Mr.ブラック
Mr.レッド(発火病)
レッドとブラックはハイタッチを交わす
パチッ、と軽い音が弾けた
ブラックはもう死んでいるからレッドには難なく触れた
すまない先生
すまない先生がブラックを呼び止める
影に消えていこうとしたブラックは、一度消える手を止め、先生を見る
Mr.ブラック
すまない先生はブラックに近づいて、心底彼を愛おしそうな目で見る
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生はブラックの頭を優しく撫でた
昔、そうやって彼を撫でていたように
Mr.ブラック
そうは言うものの、素直に撫でられているところが可愛い
すまない先生
Mr.ブラック
Mr.バナナ
Mr.バナナ
Mr.ブラック
Mr.ブラック
ピクシー(蝶々病)
Mr.赤ちゃん(怪力病)
Mr.レッド(発火病)
Mr.ブラック
Mr.ブラック
Mr.ブラック
そう茶化すように彼は言う
すまない先生
みんなに見送られて、ブラックは影へと姿を消した
すまない先生
すまない先生
はーい、と患者たちは言う
その声を背後に聞きながらすまない先生は軽い足取りでアリス先生のほうへ向かっていった
すまない先生
すまない先生は目の前の景色に驚愕した
アリス先生
アリス先生は血の水たまりの上に、壁に寄りかかって座る体勢になっていた
腹部を押さえて
すまない先生
アリス先生の服は真っ赤に染まり、止め処なく地が流れていた
アリス先生
アリス先生は弱々しく微笑む
そして、手招きをした
こっちに来い、というように
すまない先生
すまない先生が恐る恐るアリス先生のそばにしゃがみ込むと、彼女は震える唇で言葉を紡いだ
アリス先生
すまない先生
アリス先生
すまない先生
すまない先生は喋ることができなかった
彼女は何を言っているんだ、なぜ、諦めているんだ
そんな思考が彼の頭の中で巡って巡って、まとまらない
すまない先生
アリス先生
アリス先生
すまない先生
腹部大動脈…これは人間の体の中で最も太い動脈で、心臓から出た血液を全身に送る、いわば血液の「超高速道路」のようなもの
それが切れたら…心臓から直接送られる血液の圧力が非常に強く、損傷部位から腹腔内へ瞬時に大量の血液が流出する
そして、それにより血圧が急降下し、脳や心臓などに酸素が届かなくなり、数時間で意識を失い、心停止に至る危険性が非常に高い…
簡単に言えば…絶対に切ってはならない所
すまない先生
アリス先生
アリス先生の呼吸は荒く、薄かった
アリス先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生は気づいたら叫んでいた
彼はもう、たくさん失った
患者も、仲間も
すまない先生
すまない先生の悲痛な叫びが職員室に響き渡る
その声を聞いたアリス先生は…とても悲しそうな表情をしていた
自分が死ぬからか、それとも、目の前の人が悲しんでいるからなのか…
アリス先生
彼女はそう言うけれど、すでに目に涙がたまっていた
それは数秒も経たずに、雫となってこぼれ落ちる
アリス先生
すまない先生
アリス先生
アリス先生
アリス先生
嫌だな…とでも言いたげななんとも切なげな顔でアリス先生はすまない先生を見る
すまない先生
すまない先生
すまない先生
そんなの…あんまりだよ… とすまない先生は泣き崩れた
すまない先生
アリス先生
すまない先生
そうだった。あの万能薬は最後の一つになっていて、その最後はすまない先生が飲んでしまった
すまない先生
アリス先生
すまない先生
アリス先生はすまない先生の心を見透かしたように、そう声をかけた
アリス先生
アリス先生
すまない先生
すまない先生の瞳からは止め処なく涙が流れる
アリスを失いたくない、死んでほしくない
そんな感情だけが蜷局の様に渦巻く
すまない先生
すまない先生
アリス先生
アリス先生は、もう自分は助からないというように首を振る
すまない先生
アリス先生
すまない先生
アリス先生は震える唇で言葉を紡ぐ
アリス先生
すまない先生
彼女はもう生きることを諦めていた
最後の会話、と言うように過去の話を掘り下げる
すまない先生は…笑って答えた
すまない先生
すまない先生
十数年前
アリス(天使病)
すまない(涙石病)
2人は親友のように仲が良かった
毎日のように病院内の敷地で遊んで、転げ回って…おてんば二人組だった
アリス(天使病)
アリス(天使病)
すまない(涙石病)
アリスの我儘…いいや、お願いをすまないが聞く形でたくさん遊んでいた
二人ともとても楽しそうで…二人の周りには花が咲いたような雰囲気になっていた
アリス(天使病)
アリスはすまないの膝に頭を預ける
すまないが作ってくれた花冠を大事そうに頭にかけて、笑う
アリス(天使病)
アリス(天使病)
アリス(天使病)
すまない(涙石病)
すまない(涙石病)
すまないは視線を彷徨わせ、うーん、と唸る
アリス(天使病)
すまない(涙石病)
すまない(涙石病)
すまない(涙石病)
すまない(涙石病)
アリス(天使病)
そんな、ふと一時のテンションで約束した、一緒に先生になろうという夢
まさか本当にこうしてなれるなんて…思ってもいなくて、驚いた
それでもまたアリスと同じ場所にいれるっていう喜びが強かったっけ…
すまない先生
すまない先生
アリス先生
気がつけば2人は、昔と同じ体勢になっていた
すまない先生が自然とアリス先生の頭を自分の膝に誘ったのだ
アリス先生も拒むことなくそれを受け入れる
十数年前と、同じ体勢
アリス先生
アリス先生は嬉しそうにすまない先生を見つめる
アリス先生
彼女はニッコリと笑う
その顔にはなんだか、幼少期の面影がのこっていた
すまない先生
すまない先生
アリス先生
アリス先生
すまない先生
すまない先生
その言葉を聞いた時、アリス先生は眉を八の字に曲げた
困ったような、悲しそうな顔になる
アリス先生
すまない先生
図星だった
だって、この血の量だし、彼女の瞳が心なしか焦点が合わなくなってきている気がする
呼吸も細くなって、小さくなっていくアリス
誰がどう見たって助かる状況じゃなかった
すまない先生
死んでほしくない
何度も、何度も願っているけれど本当に居なくなってほしくないんだ
すまない先生
アリス先生
すまない先生
すまない先生
アリス先生
僕とアリスは親に捨てられ、奇病病棟で育てられた
ずっと、ずっと一緒の環境にいて、離れるなんて考えたこともなかった
彼にとって彼女は家族同然なのだ
アリス先生
アリス先生の顔が悲しみで歪む
アリス先生
アリス先生
すまない先生
すまない先生はアリス先生の頬に手を添えた
その手つきはいつもより荒々しく、彼がどれほど動揺しているのか、拒絶しているのかがよく分かる
アリス先生
アリス先生
すまない先生
すまない先生
アリス先生
アリス先生
すまない先生
アリス先生は自身のポケットを漁る
アリス先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
アリス先生
アリス先生は震える手ですまない先生の手にそれを託す
アリス先生
すまない先生
アリス先生
アリス先生
アリス先生
アリス先生
そう、蝶々病にかかっている患者は寿命が長い
普通の人が百歳まで生きるとすると、蝶々病患者はその数倍生きると言われている
姿形は変わらず、生きていくらしい
アリス先生
アリス先生
アリス先生
その袋の中に、瓶と一緒に
すまない先生
アリス先生
げほっ、とアリス先生が血を吐き出した
すまない先生
アリス先生
彼女の口の端からは血が流れている
床にも、先程よりもさらに赤が広がっていた
彼女の瞳も濁り出して…本当に死期が迫って来ていると嫌でも感じさせる
アリス先生
すまない先生
アリス先生
アリス先生は震える手を彼の頬に伸ばした
そして、そっと触れる
すまない先生
アリス先生
すまない先生
すまない先生は自身の頬に添えられている彼女の手の上から、自分の手を添える
そして、優しくギュッと握った
すまない先生
すまない先生
アリス先生
すまない先生
すまない先生
アリス先生
アリス先生
すまない先生
すまない先生は確かな決意を持って頷く
すまない先生
アリス先生
フッ
アリス先生の手から力が抜けた
彼女の瞳は固く閉じられ、もう開くことは無かった
すまない先生
すまない先生は彼女の顔についている血を優しく拭う
すまない先生
すまない先生
ポツリポツリと彼の目からは雫が滴り落ちる
先程まで堪えていたものが溢れ出すように
もう冷たくなった彼女の体を、そっと抱きしめた
どのくらい時間がたっただろう
彼は何十分もその場から動かなかった
ずっと、もう動くことはない彼女の側にいた
そうこうしていると、入り口から声が聞こえた
ピクシー(蝶々病)
すまない先生
Mr.赤ちゃん(怪力病)
Mr.バナナ
ノエル
ノエル
患者達が来てしまった
いや、結局は知らないといけないことだから、知るのが早まってしまっただけだ
ピクシー(蝶々病)
Mr.レッド(発火病)
ピクシー(蝶々病)
すまない先生
すまない先生
Mr.赤ちゃん(怪力病)
赤ちゃんは床に座り込み、涙を流す
その場にいた全員が悔しくて、悲しみの涙を流していた
すまない先生は、彼女をそっと床に横たわらせ口を開く
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
彼らはまず荒れている病院内を片付けた
そこにはルイ先生を含めるたくさんの先生が応援に来てくれ、片付けはぱぱっと終わった
そして奇病関係者を集めて、小さな葬式を開く
忙しくて弔うことのできなかった魂たちを天へ送る
そうして、とりあえず一段落はついた
一人の人物が起こした大きな事件はこれにて終了である
たくさん失って、たくさん悲しんだ
もう…これ以上悲しい出来事がないことを願う