ブルルルルルルル…
私のうさぎ目覚まし時計が鳴り響く
三日月結彩
いつもならもう少しといって二度寝する。
けど、今日はそうもいかない
なぜなら…
三日月結彩
そう、中学校の入学式なのだ
大山坂光中学校という中学校に入学する
そしてそこには、小四の頃から好きな木蜜魔裟斗先輩がいる
2個上の3年生だけど、優しくて、でも面白くて、性格イケメン、声イケメン、顔もイケメン、仕草もイケメン。
まさに完璧なナンバンワー男子!!
親友の石鏡玲香も同じ中学校に入学する。
そして私は先輩が卒業しないうちに、告白をしようと思っている
三日月結彩
それに大山坂光中学校は制服もめちゃくちゃ可愛い!
そんな状況なのに二度寝なんてしていられない
私はリビングに駆け込んだ
三日月結彩
お母さん
三日月結彩
今日は気合いを入れて、髪型も可愛くした
ピンは玲香とおそろいのものだ
お父さん
三日月結彩
私のお母さんお父さんはすっごく優しい。
お母さんが言うには、喧嘩をしたことも指三本で数え切れる程しかしたことがないんだそうだ
そんな幸せな環境に私は今いる
お母さん
お父さん
三日月結彩
お母さん
私はドキドキが止まらない
学校が楽しみだから…それだけではない
魔裟斗先輩に会える喜びでドキドキが止まらないのだ
入学式が終わり、今は新しいクラスの名簿で名前を探している
宮坂咲実… 宮崎美夏… あっ、
三日月結彩
あった
私はA組の所に名前があった
三日月結彩
石鏡玲香
三日月結彩
石鏡玲香
三日月結彩
石鏡玲香
三日月結彩
私は玲香と話しながらあの人の姿を探した
石鏡玲香
三日月結彩
玲香の指の先にいたのは…小学校で見ていた姿よりも一際成長して見える魔裟斗先輩
三日月結彩
石鏡玲香
三日月結彩
石鏡玲香
三日月結彩
石鏡玲香
三日月結彩
私は休み時間のうちに魔裟斗先輩の下駄箱を頑張って見つけ、手紙を入れた
そして迎えた放課後
私は魔裟斗先輩を屋上に呼び出した
三日月結彩
木蜜魔裟斗
三日月結彩
三日月結彩
木蜜魔裟斗
三日月結彩
三日月結彩
木蜜魔裟斗
いきなりだったからか、勢いがありすぎたせいか、魔裟斗先輩は驚いた顔をしている
告白されすぎるほどされている人とは思えない程に驚いている
木蜜魔裟斗
三日月結彩
木蜜魔裟斗
分かってたよ。こうなるって。告白が成功するなんて思ってなかったよ
けど…好きな人がいるなんて知りたくなかった
私、絶対魔裟斗先輩の彼女になれないじゃん
私は気づいたら逃げ出していた
三日月結彩
涙が堪えられず、ついに泣き出してしまった
そして私は泣きながら1人で家に帰った