4話目
黄
僕…このギター本当に欲しかったんです
青
……
青
知ってるよ
黄
え、?
青
前ね、たまたま聞こえちゃって
青
喜んでもらえなのなら嬉しいよ
黄
……でも高かったでしょ?
青
いいんだよ
青
このくらいでしかお金なんて使わないし
青
僕も…役に立たないし
黄
ッッ
ガチャッ
黄
ガチャッ
青
へッッ、
黄
あっ、
青
えっ、なっなんで…ブルブル
なんとなく 泣いてるんじゃないかって思って
無意識にドアを開けていた
鍵はかかっていなかった
中は暗くて 少し散らかっていて
黄
青にぃ、?
お兄ちゃんは僕より背が低くて 細くて消えてしまいそうだと思った
黄
あ、あれ、
青
ッッ!!
僕は青にぃの机の上に 飾られている写真に目を向けた
僕はあんまり覚えてないけど みんなが笑っている家族写真
6人みんなが
青
あッ…こっこれは
青
これだけはッ
青
ギュッ(写真
黄
……
青にぃは直ぐにその写真を隠して 握っていた
すごく大事そうに
黄
すみません、
黄
勝手に入って
青
ううん…大丈夫だよニコ(作笑
これ以上は 青にぃが泣いてしまいそうだから
僕は部屋をでた
黄
……
紫
あっ、黄くん
黄
ねぇ、紫にぃ
紫
ん?
黄
なんで青にぃはあんなに怯えているの?
紫
ッッ、
赤
…俺たちが怖いんだよッッ
黄
でも青にぃは僕達が好きだよね?
橙
え?
黄
だって、
僕は写真の話をした
桃
そっ、か
黄
……何があったの?
紫
……俺達がね、
紫
幸せを壊しちゃったんだッッ
黄
……
黄
なんで今は完璧で優しいお兄ちゃんなの
桃
…少しでも戻すためにだよ
赤
俺達は、またみんなで笑い合いたいんだ
橙
…
桃
そのための、試練か、な
桃
辛くないけど…ね、
赤
1度壊れたものは……二度と同じ形には戻らない…のかな
そう言いながら 赤にぃはさっき僕が割ったコップを 新聞で包む
黄
でも、
黄
違う形でも、綺麗なものはあるとおもいますよ
黄
コップの欠片はキラキラしてて綺麗ですもの…
きっと僕の自慢の兄弟も
割れたガラスの欠片なのかもしれない
まって、没った
なんか変な終わり方しちゃった
納得いかない……
けどもうこれ以上は 書けないからだすね
なんかごめんね