TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

※現実をそのまま作成しています。 名前だけ異なります。

 

だが、現実はそんなに簡単ではなく…

あの日からヒロからの連絡は止まった。

だから、自分から連絡してみた。

リネ

手紙の方がいいかも…

リネ

そしたら親も信じてくれるだろうから…

だが、それに対して返信はなかった。

既読はついているのに 連絡はなし。 つまり既読スルー状態。

連絡が来たのは2時間半ほど 過ぎた頃だった。

ヒロ

ごめん

私はその瞬間に察した。 "また関われなくなる"と。

リネ

どうした、?

ヒロ

もう話さない

ヒロ

ごめん

やはり私の勘は正しかった。

リネ

なんで、?

リネ

誰かになんか言われたの、?

リネ

無理なら、私の一生のお願いを聞いて…

私はここで初めて、 "一生のお願い"を使った。

リネ

もう1回、付き合ってほしい

リネ

もう1回でいいから…

リネ

親に許してもらえなかったら別れてもいいから…

リネ

お願い…

それが、 私の"一生のお願い"だった。

ヒロ

多分許してもらえないから

ヒロは"一生のお願い"を断った。

リネ

嫌だよ…離れたくない…

そこで自分は 親に許してもらうために 必死に話をした。

『ヒロと一緒に居れる方を選ぶ』 『間違った道でもいいからヒロが好き』 と、何度も親にそう説明した。

親はもちろんのこと、激怒した。 「間違った道でもいいって、 あんたバカやろ!アホ!」 と、そう言われた。

それでも自分は諦めずに 親を説得した。 そうすれば親は諦めたかのように 「まぁ高校生のうちはしたいことすれば?」 と一言言い放ち、話は終えた。

親に言われたことをそのままヒロに話した。 だが、そこでまたヒロは既読スルー。

連絡が来たのは5時間後だった。

"もう無理なのだろう"そう思い、 気持ちだけ伝えようと 文字に精一杯の気持ちを込めて送った。

リネ

ごめんね、しつこかったよね

リネ

でもほんとにそれほどヒロのことが好きで、

リネ

それほどヒロと離れたくなくて、

リネ

それほどヒロと一緒にいたいの。

返信は数分経った頃に返ってきた。

ヒロ

わかった、付き合うよ

私はここで気づいた。

"無理矢理付き合わせてしまった"と。

リネ

無理矢理付き合わせたみたいになってる…?

リネ

それだったら本当にごめん、

リネ

好きだったら付き合ってほしいっていう気持ちで

リネ

嫌いなら付き合わなくても大丈夫だからね

ヒロ

俺もごめん、

ヒロ

少し色んなことがあって訳わからなくなってたんだ

ヒロ

好きなことには変わりないよ

きっとヒロもヒロなりに考えてくれたんだろう。

リネ

良かった、ごめん、ありがとう

リネ

また今度遊べる時に遊びたい。

ヒロ

うん!遊ぼ。

ヒロ

でも、遊べる時は連絡するね

ヒロ

バイトしないとお金ないからさ。

リネ

ありがとう、!

リネ

自分も貯めとくね。

ヒロ

いや、リネは貯めなくていいよ

ヒロ

あと、告白はまた遊ぶ時にでもいい?

リネ

うん、いいよ

ヒロ

ごめんね

リネ

大丈夫だよ

私は心に決めた。

もう二度と、ヒロを離さないと。

同じことの繰り返しにだけはさせないと。

次の日も、連絡が来ることを祈る。 そしてまた、前の関係に戻れるように。

loading

この作品はいかがでしたか?

36

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚