テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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Snow Magic

第1話 - Snow Magic

214

2019年12月30日

#恋愛

#感動

#ファンタジー

#魔法

#雪

#冬

もちもちみーちゃん🍼🐼

雪恵(ゆきえ)

よし…っ

雪恵(ゆきえ)

今なら誰もいない……

誰も知らない私の秘密

それは…

雪恵(ゆきえ)

えい…っ！

❄❄❄❄❄ ❄❄❄✨ ✨❄❄ ❄❄❄ ❄✨

周辺に雪を積もらせる

魔法を使えること

雪恵(ゆきえ)

…はぁっ

こうしないと、どんどん体が冷えていってしまうから

しょっちゅう教室を抜け出しては、魔法を使っている

ドサ…ッ

雪恵(ゆきえ)

だ、だれ！？

廉久(れんと)

………

雪恵(ゆきえ)

…っ、あなたは…

廉久(れんと)

…廉久

雪恵(ゆきえ)

そう、廉久っていうのね

雪恵(ゆきえ)

っ、じゃなくて！！！

雪恵(ゆきえ)

今の…見た！！？

廉久(れんと)

…うん

雪恵(ゆきえ)

(終わった…！！)

雪恵(ゆきえ)

(皆に言いふらされて明日から教室に行けづらくなる！！)

廉久(れんと)

お前……

雪恵(ゆきえ)

ひ…っ

廉久(れんと)

すげぇな！！！

雪恵(ゆきえ)

え…？

廉久(れんと)

一面、雪景色じゃん！！

廉久(れんと)

テンションあがる！！

廉久(れんと)

この雪だるまお前が作ったん！？

雪恵(ゆきえ)

は、はい…

雪恵(ゆきえ)

魔法で……

廉久(れんと)

魔法！！？？

女子学生

あはは、でさー…

女子学生

マジでー…？

雪恵(ゆきえ)

やば…！人来ちゃった！

雪恵(ゆきえ)

廉久くん、こっち！！

ぐいっ

廉久(れんと)

わ、ちょ…っ！

雪恵(ゆきえ)

はぁ…っ、はぁ…

廉久(れんと)

魔法っていつから使えるん？

雪恵(ゆきえ)

あ…

雪恵(ゆきえ)

小さい頃から……

廉久(れんと)

へぇ〜！

キーンコーンカーンコーン

雪恵(ゆきえ)

あっ

廉久(れんと)

やべ！戻らねぇと！

雪恵(ゆきえ)

うん…！

雪恵(ゆきえ)

(まさか…廉久くんと同じクラスだとは…)

廉久(れんと)

外やべー！！

雪恵(ゆきえ)

…！？

男子

なに、なにー？

女子

ほんとだー！！

雪恵(ゆきえ)

な、何ごと…？

雪恵(ゆきえ)

これ…っ＿＿

ガラッ

先生

席つけ！ほら、ほら危ないから窓の近くに行くんじゃない！

先生

見ての通り、

先生

外は吹雪になっている

先生

このままじゃ下校出来そうにないので、

先生

学校に泊まることにします！

雪恵(ゆきえ)

(え…)

先生

今から体育館集合！

男子

マジかよ、やべー！

雪恵(ゆきえ)

(どうしよう……)

雪恵(ゆきえ)

(泊まることになっちゃうんじゃ、魔法が出せない)

雪恵(ゆきえ)

(ただでさえ、もう体が冷えてきてるのに…)

雪恵(ゆきえ)

(吹雪でもいい)

雪恵(ゆきえ)

(学校から出なきゃ！)

ガタンッガタンッ

雪恵(ゆきえ)

…っ

雪恵(ゆきえ)

(開かない…っ)

雪恵(ゆきえ)

(寒いよ…っ)

雪恵(ゆきえ)

(もう、いっそのこと…)

雪恵(ゆきえ)

(ここで魔法出しちゃう…？)

雪恵(ゆきえ)

………

雪恵(ゆきえ)

(だめ、だめ、だめ！！)

雪恵(ゆきえ)

(でも…どうしよう…)

廉久(れんと)

おい…っ！！

雪恵(ゆきえ)

わ…っ！！

雪恵(ゆきえ)

れ、廉久くん……

廉久(れんと)

何…してんだよ

雪恵(ゆきえ)

体が…冷えちゃう……

雪恵(ゆきえ)

泊まることなんて出来ない…っ

廉久(れんと)

………

廉久(れんと)

…温めればいいの？

雪恵(ゆきえ)

え…？

ぐいっ

雪恵(ゆきえ)

きゃ…っ

廉久(れんと)

………

雪恵(ゆきえ)

(え、え…！？ハグ！！？)

雪恵(ゆきえ)

廉久くん……！

廉久(れんと)

どう？

雪恵(ゆきえ)

あ、、

雪恵(ゆきえ)

温かい……

雪恵(ゆきえ)

(冷えてきた身体が、)

雪恵(ゆきえ)

(普通の体温に戻った…)

廉久(れんと)

俺、元々体温高いから

廉久(れんと)

さ、戻ろう

雪恵(ゆきえ)

うん…っ、ありがとう！

廉久(れんと)

あ、これ追加しといて

雪恵(ゆきえ)

これ…

雪恵(ゆきえ)

ID？

廉久(れんと)

さっきみたいに、何かあったら呼んで

廉久(れんと)

夜になると暗くなるし危ないから

雪恵(ゆきえ)

そっか…

雪恵(ゆきえ)

分かった

夜

雪恵(ゆきえ)

(って言ったけど…)

雪恵(ゆきえ)

(また冷えてきた…！)

雪恵(ゆきえ)

(廉久くんに連絡…！)

雪恵(ゆきえ)

(いや、でも…廉久くん、もう寝てる…)

雪恵(ゆきえ)

(起こしちゃ悪いよね…)

雪恵(ゆきえ)

あ…

雪恵(ゆきえ)

廉久くん…

雪恵(ゆきえ)

よく分かったね

雪恵(ゆきえ)

身体が冷えてきてるって…

廉久(れんと)

うん

廉久(れんと)

温めてあげるからおいで

雪恵(ゆきえ)

えっ！う、うん……

雪恵(ゆきえ)

今そっちに行くね…！？

雪恵(ゆきえ)

来たよ…

廉久(れんと)

ん。

ぎゅ…っ

雪恵(ゆきえ)

っ…

廉久(れんと)

………

雪恵(ゆきえ)

(私はこんなにもドキドキしてる)

雪恵(ゆきえ)

(廉久くんは…何も感じないのかな……)

朝

雪恵(ゆきえ)

ん…

雪恵(ゆきえ)

あれ…、私いつの間にか寝て…

廉久(れんと)

おはよ

雪恵(ゆきえ)

え、あ、おはよ…！

廉久(れんと)

起きた人から帰っていいみたいよ

雪恵(ゆきえ)

そうなんだ…！

雪恵(ゆきえ)

ありがとう

廉久(れんと)

ねぇ、一緒に帰らない？

雪恵(ゆきえ)

っ、うん！！

雪恵(ゆきえ)

廉久くんの家ってどの辺なの？

廉久(れんと)

ん？結構近いよ

雪恵(ゆきえ)

そうなんだ、いいなぁ

廉久(れんと)

雪恵の家はどの辺？

雪恵(ゆきえ)

っ！

廉久(れんと)

どうしたの？

雪恵(ゆきえ)

今、初めて名前呼んでくれた…

廉久(れんと)

え、そう？

雪恵(ゆきえ)

うん…っ//

廉久(れんと)

あ、そ

雪恵(ゆきえ)

廉久くん、照れてる…？

廉久(れんと)

あぁ、ほら！俺ん家着いた！

雪恵(ゆきえ)

……ねぇ

廉久(れんと)

ん？

雪恵(ゆきえ)

魔法、使ってもいいかな…

廉久(れんと)

俺ん家の前で…！？

雪恵(ゆきえ)

だめ…？

廉久(れんと)

いいけど…

❄❄❄❄❄ ❄❄❄✨ ✨❄❄ ❄❄❄ ❄✨

廉久(れんと)

可愛い笑

雪恵(ゆきえ)

この魔法を使えるのも最後かもしれない……

廉久(れんと)

え？それってどうゆう意味？

雪恵(ゆきえ)

………

雪恵(ゆきえ)

私…春には消えるの

廉久(れんと)

消える？

雪恵(ゆきえ)

だって、春になると気温が高くなって…

雪恵(ゆきえ)

私…生きれないもん

雪恵(ゆきえ)

信じられないかもしれないけど…

雪恵(ゆきえ)

私は…雪女ってゆう妖怪から人間にさせてもらったの

雪恵(ゆきえ)

期間は冬の間…

雪恵(ゆきえ)

私…叶いたい夢があったの

廉久(れんと)

夢…？

雪恵(ゆきえ)

人間に恋をすること。

廉久(れんと)

それで…、叶ったの…？

雪恵(ゆきえ)

叶ったよ

廉久(れんと)

そっか…

雪恵(ゆきえ)

つい最近、

雪恵(ゆきえ)

私は廉久くんに恋をした

廉久(れんと)

っ、え！俺！？

雪恵(ゆきえ)

でも、あと少しで消えなくちゃいけない…

雪恵(ゆきえ)

廉久くんに恋をして良かった

雪恵(ゆきえ)

楽しかったよ

廉久(れんと)

俺も、

廉久(れんと)

雪恵に恋をして良かった

雪恵(ゆきえ)

え…っ、ほんとに…っ？

廉久(れんと)

うん

雪恵(ゆきえ)

ぐす…っ、嬉しい…っ

ぎゅっ…

雪恵(ゆきえ)

ありがとう、廉久くん

翌日

先生

はい、席つけ〜

廉久(れんと)

(あれ…雪恵がいない…)

廉久(れんと)

先生…！雪恵は！？

先生

雪恵？そんな子いたか？

廉久(れんと)

いたじゃん！！

先生

ははは、まだ寝ぼけてるんじゃないか？

廉久(れんと)

っ！

廉久(れんと)

先生

あ、おい！！まだ授業が……

廉久(れんと)

はぁ、はぁ…

廉久(れんと)

っ、雪だるまが溶けてきてる…

廉久(れんと)

昨日…雪恵が魔法で作ってくれた雪だるまが…

廉久(れんと)

雪恵…！どこにいんだよ…！！

廉久(れんと)

雪恵！！！！

雪恵(ゆきえ)

……廉久…くん…？

廉久(れんと)

雪恵…！

廉久(れんと)

っ…それ…！

雪恵(ゆきえ)

今日で３月。

雪恵(ゆきえ)

春になったんだよ…

廉久(れんと)

溶けちゃだめだ！！

廉久(れんと)

俺は…っ！

廉久(れんと)

もっと、もっと雪恵といたい！

雪恵(ゆきえ)

嬉しいよ…

雪恵(ゆきえ)

でも、もう限界なの…

雪恵(ゆきえ)

いずれ廉久くんの記憶も消さなくちゃ…

廉久(れんと)

そんな…やめてくれ

廉久(れんと)

記憶消さないで…！

雪恵(ゆきえ)

私と…キスすれば記憶は無くなる

雪恵(ゆきえ)

大丈夫、安心して…

雪恵(ゆきえ)

私と過ごした時間だけが記憶無くなるから…

雪恵(ゆきえ)

他の記憶は消えないよ

廉久(れんと)

だから…っ！！それがやだって言ってるじゃん！！！

雪恵(ゆきえ)

もう一個、

雪恵(ゆきえ)

私、叶いたい願い夢があるの

廉久(れんと)

…？

雪恵(ゆきえ)

好きな人とキスすること。

廉久(れんと)

そんな…っ

廉久(れんと)

ずるいよ…っ！

雪恵(ゆきえ)

やなの…？

廉久(れんと)

記憶が無くなるのがやなんだよ！！

雪恵(ゆきえ)

ねぇ、お願い…

雪恵(ゆきえ)

私が勝手に魔法で記憶を消すか、

雪恵(ゆきえ)

キスで記憶を消すか、

雪恵(ゆきえ)

私が消えるまで待つか

雪恵(ゆきえ)

選んで。

ぐいっ…

雪恵(ゆきえ)

………

雪恵(ゆきえ)

(顔が…近い…)

雪恵(ゆきえ)

(ドキドキする…)

ちゅっ…

雪恵(ゆきえ)

………

雪恵(ゆきえ)

綺麗な涙。

廉久(れんと)

………

雪恵(ゆきえ)

じゃあね、廉久くん

雪恵(ゆきえ)

私は一生、忘れないよ…

雪恵(ゆきえ)

雪だるまが完全に溶けた瞬間

雪恵も消えた

１年後……

廉久(れんと)

あれ…、これ…って……

雪恵(ゆきえ)

廉久くん

廉久(れんと)

雪恵！？

廉久(れんと)

って、あれ…

廉久(れんと)

俺、記憶消えてない…？

雪恵(ゆきえ)

魔法で記憶を戻したの。

雪恵(ゆきえ)

私、これからも廉久くんと一緒にいられることになったよ

廉久(れんと)

やっったぁ！！！

雪恵(ゆきえ)

これからもよろしくね

雪恵(ゆきえ)

廉久くん…っ

❄✨END✨❄

もちもちみーちゃん

こんにちは！作者です♪

もちもちみーちゃん

ここまで読んでくれてありがとうございました〜！

もちもちみーちゃん

作品の投稿、なかなかしなくてすみませんでした💦

もちもちみーちゃん

なかなかアイディアが浮かばなくて…💧

もちもちみーちゃん

それでも、待っててくださった皆様には感謝しています✨

もちもちみーちゃん

これからも作品の投稿が遅いときがありますが…

もちもちみーちゃん

気長にまったり待ってくださると嬉しいです💞😊

もちもちみーちゃん

このストーリーのラストは、

もちもちみーちゃん

『雪だるまが溶けた瞬間』『雪恵も消えた』で終わりにしようか迷いました😅

もちもちみーちゃん

でも、そこで終えてしまうと悲しすぎるので…😭

もちもちみーちゃん

シーンを付け足して、

もちもちみーちゃん

二人をこれからも一緒にいられることにしました💞

もちもちみーちゃん

良ければイイネとコメントお願いします！

もちもちみーちゃん

それでは、また！

この作品はいかがでしたか？

214

4件

ううう、素晴らしい物語です✨ めっちゃ素敵✨

まって、感動

もちもちみーちゃん🍼🐼

プロフィール

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