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海上 興子

「本当にこれに乗ったら会えるの…?」

彼女は俺に聞いた。

大山 祐斗

「えっと…」

海上 興子

「ねぇ!」

戸惑う俺に彼女は少し声を張って言った。

すると電車のドアが開いた。

そして一人の男が出てきた。

奏汰

「会えるよ。きっと。」

海上 興子

「あなたは…誰?」

不安そうに彼女は問う。

奏汰

「安心して。怪しいもんじゃない。俺はこの列車に昔から乗ってる奏汰って言うんだ。」

海上 興子

「へ、へぇ…」

そして俺は彼女に

大山 祐斗

「さぁ、早く乗ろう!」

と手を引っ張った。 そしてドアは閉まり、アナウンスが流れた。

アナウンス

「次の停車駅は、2021年10月30日、守谷海水浴場。」

俺は彼女に聞いた。

大山 祐斗

「ここ…なんですね?」

すると彼女は小さく頷いた。

奏汰

「なるほど、あなた達は先輩後輩の関係なんですね。てっきりカップルかと」

と、その男は大きく笑った。

すると奥から女性の声が聞こえた。

山並 絢奈

「ちょっと奏君!この人たちの事情忘れたの?失礼でしょ?」

するとその男は

奏汰

「あ、、ごめんなさい。」

と申し訳なさそうに言った。

そして先輩はその男にこう言った。

海上 興子

「なんか、祐斗君と奏汰君、似てない?」

すると隣に座っていた女の子が

山並 絢奈

「確かに!!凄い似てますね!」

すると男は

奏汰

「当たり前だろ?だってこの男の人俺のひ」

まで喋ったところ、女の子にビンタされて口を塞がれていた。

山並 絢奈

「ちょっと!それは言わない約束でしょ?」

奏汰

「あ、そうか…ごめん…」

と、俺達には分からない会話をしていた。

海上 興子

「あなたの名前はなんと言うの?」

と、先輩は女の子に聞いた。

そして女の子は

山並 絢奈

「山並 絢奈って言います。」

海上 興子

「いい名前だね。よろしくね!」

山並 絢奈

「はい、こちらこそ!」

と、女子は女子で話が盛り上がっていた。

するとアナウンスが流れ、

アナウンス

「これから大気圏を突破します。少し車内温度は上がりますがあまり人体への被害は無いのでご安心ください。」

海上 興子

「えぇ!?」

と驚く先輩。

それを可愛いなぁ…と思いながら見ている俺。

それを怪しそうに見ている奏汰と絢奈

そしてアナウンス。

アナウンス

「これより定期ワープテストを行います。席にあるシートベルトをしっかりとして、お待ちください。」

それを聞いた俺は

大山 祐斗

「ワープ!?!?」

それを聞いた先輩も

海上 興子

「ワープ!?!?」

と、2人で驚いていた。

奏汰

「まぁ落ち着いて、そんなに怖いもんじゃありませんから。」

と、冷静に奏汰が言う。

アナウンス

「今から10秒後、ワープを行います。シートベルトの確認を、今一度よろしくお願いします。」

俺は心臓がバクバクだった。

そしてアナウンスのカウントダウンが始まった。

アナウンス

「5、4、3、2、1、ワープ!!」

そして俺は意識が無くなった…

奏汰

「祐斗さん!祐斗さん!」

俺を起こす男の声。

大山 祐斗

「ん…」

山並 絢奈

「あ、起きた」

海上 興子

「なかなか起きないから心配したよ!」

と、先輩の声が聞こえ、起きた。

大山 祐斗

「すいません…」

と、謝った。

アナウンス

「それでは10分後、タイムワープを行います。ごゆっくりお過ごしくださいませ。」

とアナウンスが入った。

海上 興子

「あと10分…」

と、先輩は心配そうに時間を復唱していた。 そんな先輩に俺は、

大山 祐斗

「心配しなくても大丈夫ですよ。きっと。」

そして先輩は、

海上 興子

「うん、そうだよね。こんな心配そうな姿、彼氏に見せられないもんね…」

と、先輩は笑顔を見せた。

それからは4人で話が盛り上がった。

奏汰

「えぇ?僕達はどこから来たかって?」

海上 興子

「そう!教えて!!」

先輩が興味津々に話していた。

奏汰

「僕達は…」

と言うちょうどいいタイミングでアナウンスが入った。

アナウンス

「それではタイムワープを行います。ご乗車の皆様はシートベルトの着用をお願いします。」

海上 興子

「ついに来たね」

先輩の顔は覚悟を決めていた顔だった

大山 祐斗

「ですね。」

そしてカウントダウンのアナウンスが入った。

アナウンス

「5、4、3、2、1、ワープ!!!」

そしてまた俺は意識を失った…

アナウンス

「停車駅、守谷海水浴場、お出口は左側です。」

と言うアナウンスで目が覚めた。外を見る。

大山 祐斗

「あれって…」

すると目を覚ました先輩は

海上 興子

「叶多君…」

叶多と言うのか…と思いながら俺は先輩の肩を叩いた。そして

大山 祐斗

「先輩、あとは先輩次第です。」

そして先輩は海の方へ向かった。

決して君を離さない。

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コメント

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ユーザー

こんばんは! 今回も決して君を離さない。 をご覧下さりありがとうございました。 この回を半分に分けて投稿する方法を脳みそ絞って思いついたので、早速やってみました。 元彼の元へ行く興子。果たして未来は変えられるのか!? 次回、明日の夜に投稿予定です。お楽しみください。

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