TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
しんちゃん、まえ

一覧ページ

「しんちゃん、まえ」のメインビジュアル

しんちゃん、まえ

1 - しんちゃん、まえ

♥

46

2020年01月01日

シェアするシェアする
報告する

ある日、しんちゃんと言う男の子がいました

しんちゃんは、ずっと一人っ子で

みんなに愛されていました。

ですがある日

しんちゃんに弟が出来ました

それは、それは、とても可愛くて

みんな、その子しか、見なくなってしまいました

お母さんもお父さんも、妹に必死で

しんちゃんの面倒は、少し見なくなってしまって

喧嘩したら、必ず

お兄ちゃんなんだから、仲良くして

と言われて、しんちゃんが怒られることが多くなってしまいました

それがずっと嫌でした

しんちゃん

はぁ、最近僕ばっかり怒られててつまんない

しんちゃん

なんか、楽しいこと…

お母さん

ねぇ、しんちゃん

しんちゃん

ん?

お母さん

今度、家族でBBQしましょ?

しんちゃん

うん!

お母さん

来週の日曜日するからね、

しんちゃん

分かった〜!

お母さん

楽しみね😊

しんちゃん

うん!

日曜日

しんちゃん

やっと着いたー!

しんちゃん

しんちゃん

(げ、妹…)

しんちゃん!

しんちゃん!

しんちゃん

なんだよ

しんちゃん

うるせーな

しんちゃーん!

しんちゃん

うわ!着いてくんな!

お母さん

ちょっと、あんまり遠くに行かないでよ!??

しんちゃん

うん!

しんちゃん!

しんちゃん!

しんちゃん

なんだよ…

しんちゃん

(うるせーな)

し。。んちゃ。。。ん

しんちゃん

!?

しんちゃん

え、何!?

声が聞こえないから、後ろを振り返ると

弟が溺れていた

しんちゃん

え、

しんちゃん

たす。け!て!

た、すけ!て

しんちゃん

なんかもがいてる

しんちゃん

(助けた方がいいよね)

しんちゃん

(でも弟がいなければ、またみんな僕のことをみてくれる)

しんちゃんは、弟を見殺しにしてしまった

それから、何年かたち

しんちゃん

んじゃ、遊んでくるー!

お母さん

はーい!

お母さん

気をつけてね!

しんちゃん

わかってるー!

しんちゃんは、子供ケータイをもって

友達と遊ぶようになった

そして、しんちゃんには、何かが聞こえるようになった

しんちゃん、まえ!

その声がいつも聞こえる

しんちゃん

誰なんだろう

でも、多分弟が言ってるんだろうと思った

声が似ているみたい

ピロン

しんちゃん

しんちゃん

メールだ

友達

ん?なんだ?

しんちゃん

いつもの事

しんちゃん、前!

しんちゃん

ほら、最近、ボイスでよく送られてくるって言うやつ

しんちゃん

やっぱり声、弟なんだよね

友達

あーね

次の日

しんちゃんは、ボーッと歩いていた

しんちゃんが横断歩道を渡った瞬間

トラックが来た

しんちゃん

しんちゃん、前!!!

しんちゃん

は!

しんちゃんは、その声のおかげで救われたのだ

しんちゃん

弟…の声

しんちゃん

う、うぅぅ(泣)

しんちゃんは、ずっと弟が助けてくれてるんだって自覚した

あんなに、酷いことをしたのに、弟はずっと俺を守ってくれていることを、 分かったのだ

それから、ずっと泣いた

友達にも話した

友達

そうだったのか

しんちゃん

うん

しんちゃん

俺、弟に酷いことしてた、、、

しんちゃん

見殺しにした弟が、トラックに引かれそうな俺を守ってくれた。

友達

そうか

友達

ところでさ、

しんちゃん

友達

あの、メールの

友達

ボイスのって今も聞ける?

しんちゃん

うん

しんちゃん

なんで?

友達

なんか引っかかるから

友達

もう1回聞かせてくれ

友達

お願い!

しんちゃん

いいよ

しんちゃん、前!

友達

しんちゃん

これがどうした?

友達が凄い真っ青の顔になった

しんちゃん

なんだよ笑

しんちゃん

その顔笑笑

友達

え、お前

友達

聞こえなかったか?

しんちゃん

え?

友達

これ、

友達

死んじまえって言ってるぞ…?

しんちゃん

は?

しんちゃん

何言って。

しんちゃんまえ

しんちゃまえ

しんじまえ

死んじまえ!

しんちゃんは、ゾッとした

ずっと、死んじまえ、って言われていた事に、

それからは、 弟の声が死んじまえにしか聞こえなくなってしまった。

見てくれてありがとうございます!

怖かった人、この話知ってるって人は、ハートください!

では、また次の怖い話で、 お会いしましょう

この作品はいかがでしたか?

46

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚