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(´;ω;`)(自分で設定作ったくせに泣いてる人)
幸せになってよかったぁぁ……もう毎回それしか言ってない 純愛は大好物です そしてゆあらさんが優しすぎて禿げそう
村長…なんで人格者はみな消えていってしまうんだ… この二人の関係いい あかりの過去も重そうよねぇ…
暖かく、優しい空気が小屋の中を包む
少し横になれば眠りについてしまいそうな部屋の中、あかりは子供のようにメルスの膝に頭を乗せ、撫でられながら日光の心地良さを感じていた
メルス
あかり
メルス
メルス
あかり
その言葉を受け、頭を殴られたかのような衝撃を受けたあかりは、急いで掃除し始めた
メルス
あかり
メルス
メルス
あかり
メルス
メルスが優しくあかりの顎を持ち上げ、目線を合わせる
メルス
あかり
腕の二回りは大きいローブの袖で、赤面した顔を隠しながら、あかりは続けた
あかり
メルスは艶かしい微笑みを浮かべ、答えた
メルス
あかりはソファに座り直し、静かにメルスの左手に手を伸ばす
それに気付いたメルスは、わざとらしく左手で本を読み始める
あかり
メルス
そう言ってメルスは自分からあかりの右手を握り、手を繋ぐ
メルス
あかり
嘘である。 ローブ越しでもわかるほどあかりの顔は赤面し、耳まで赤くなっていた
それがバレないようにと言わんばかりに、あかりが話題を提供する
あかり
あかり
メルス
メルス
メルス
メルス
僕は小さい集落に暮らす地底人のひとりだった
地底人の商人
メルス
地底人は名の通り、地下で細々と暮らす希少種だった
地底人は地下の環境に適応するため、独自な進化ルートを辿った その結果、身体に地上では珍しいとされる細胞や抗体がみつかったり、コレクターが部位を乱獲し始めた
その結果、昔地底人と密猟者で戦争が起こり、地底人はより地下深くへ引っ込み、暮らすようになったらしい
メルス
地底人の商人
メルス
集落の皆は、天候操作という地下では何の役にも立たない魔法を持った僕を、暖かく包み、接してくれた
だから僕は皆が好きだったし、集落の皆も、村の全員を良く思っていた
メルス
僕が生まれ育った洞窟は、珍しい生態系を持っていたらしく、地下にも関わらず地上のように繁茂し、緑が育つ洞穴があった
滝の流れる音、それを引き立てる草木が揺れる音…そして、洞窟に反響して小さく聞こえる皆の声
そんな洞窟が僕は、限り無く好きだった
しかし、その日は何かおかしかった
メルス
メルス
自分の耳が狂ったのかと思った いつもよりも耳をそばだてて、音を拾おうとする
しかし、何も聞こえない
その時、僕の耳に劈くような甲高い悲鳴が刺さる
メルス
メルス
集落に駆けつけた僕が見たのは
騎士
騎士
騎士
村長の首を槍に刺し、晒し首にしながら村の人を惨殺していく騎士だった
メルス
聞いた事がある 地上の人間達の教えでは地底人は最低最悪の種族となっていると
それを鵜呑みにした者が勝手に動いたのだろうか? でも騎士に守られている旗手は国旗のようなものを振りかざしている… 国王が地底人の部位欲しさにやったのか? それとも正義感を振りかざしたのか? そんな考えが頭を反復する
そして、考えている内にどこかから声が上がる
居たぞ!最後の地底人だ!
メルス
騎士
騎士
僕は必死に逃げた
ずっと
ずっと
地下深くへ
でも、それでも奴らは追ってきた
僕は秘密の部屋に隠れた
洞窟の中でも一部の地底人しか知らない、秘密基地だ
外から奴らの騒ぐ声が聞こえてくる
どこに行った?! 隠れただけだろ、早く探せ! 奴を逃がしたら国が危うい、必ず見つけろ!
メルス
メルス
メルス
何よりも僕の心に傷をつけたのは、晒し首にされた村長の存在だった
村長は昔から少しおっとりした人だった
村長
地底人の子供
メルス(幼少)
村長
村長
村長は地底人の皆に地底人と人間の因縁と歴史を教えていた
僕が知っている外界の事も、全部村長から教えてもらったものだ
村長
地底人の子供
子供
村長
村長
村長
地底人の子供
メルス(幼少)
村長が少し、かおとめせんをおとし、目に悲哀が満ちた
村長
村長
村長
村長
子供
メルス(幼少)
地底人の子供
村長
村長
村長は、たまに悲しい顔を見せることがあった
でも、それよりも ずっと僕たちの為に楽しんで、笑って、動いてくれた
メルス(幼少)
子供
村長
村長
地底人の子供
村長
村長
子供
地底人の子供
そうやって、いつも次世代の子供達の事を考えてくれていた
でも、そんな村長も 晒し首にされて死んだ。
メルス
メルス
メルス
メルス
メルス
メルス
その時、また村長の顔が浮かぶ
メルス
村長
メルス
村長
メルス
その言葉を受け取ると、村長は壁に生える青色の眩く、輝くクリスタルを見つめた
村長
村長
メルス
村長
少し肌寒さを感じながらも外に出るとね
家や宿、木々に氷柱がびっしりと出来ているんだ
その氷柱がまるで、背比べしているみたいに一列に並んで、子供達がそれをボーッと眺めている…
村長
そう言って村長はいつもより少しクシャッとした笑顔を浮かべた
メルス
手を少し伸ばし、魔力を込める
すると、どこからか氷柱が出現した
メルス
騎士
騎士
騎士
必死に岩の裏まで覗き込んで探す騎士達に、後ろから声をかける
メルス
騎士
騎士
騎士
騎士
騎士と弾丸が一斉にメルスへ向かう
しかし
メルス
次の瞬間
洞窟全体に氷が広がり、反射する光が水面のように洞窟を輝かせる
そして、メルスに向かっていた弾丸達が氷になってその場に落ちる
騎士
騎士
騎士
騎士の一人が仲間の足を指差す
見ると、騎士達の足が次から次へと氷に変化していた
騎士
メルス
騎士
メルスの言葉につられ、何人かの騎士が顔を上げた
その瞬間、その騎士達の顔は消し飛んでいた
騎士
騎士
メルス
メルス
騎士
騎士
騎士
騎士
数分後、返り血を浴びたメルスは壊滅した村を見る
メルス
地面に転がる村長の生首を見て、あの優しい笑顔が思い浮かぶ
メルス
メルスは吐いた。胃液が出るまで
自分が人を殺したことが信じられなかった。 でも、それよりも 村長が好きだと言っていた氷と雪で、人を殺してしまったという事実が罪悪感と共に付き纏っていた
そこから僕は洞窟を出て、近くにあった村に移り住んだ
魔獣に村を壊された不運な少年として。
その村の人々も優しく、僕を受け入れ、歓迎してくれた 仕事も用意してくれた
しかし、ある日見てしまった
その日はやけに村が騒がしかったのを覚えている
「ついに取ったぞ!奴らの首を!!」
そんな声が響いた
僕は急いで声の方向へ向かった
すると、人集りの真ん中に、槍に突き刺された誰かの首が見えた
メルス
メルス
村民
村民
メルス
村民
村民
村民
メルス
どこかやりきれない思いで辺りを見回すと、家の影からこちらを見ている少年が居た
そして、その少年は僕と目が合うとどこかへ逃げていった
追いかけたかった。その少年がどこに行ったのか気になったから
でも、当時の僕には…
どうしても男の首が村長と、少年が幼き頃の僕に重なってしまった。 だから追えなかった
メルス
僕はそこからずっと歩いた
歩いて歩いて、あの村から遠ざかった
メルス
メルス
その時覚えた感情は、悲しみでも怒りでもない 悲哀だった
気付けば僕は魔王城にいた
メルス
魔王
魔王
魔王
メルス
メルス
魔王
そこから僕は魔王に促されて自分の過去を話した
同情して欲しいとか、そんな気分で語ったんじゃない ただ身の上話として語った
なのに、魔王は途中からボロボロと泣き出した
メルス
魔王
メルス
魔王
メルス
魔王
ゆあら
ゆあら
ゆあら
メルス
メルス
メルスの瞳から涙がこぼれる
ゆあら
その声に誘われるがままに、メルスは魔王の胸で共に泣いた
数分後
ゆあら
メルス
魔王
メルス
メルス
あかり
メルス
あかり
あかりは目に光るものを隠すようにフードを深く被り、左手の袖で顔を隠した
あかり
メルス
メルス
あかり
あかり
小屋から少し離れた海辺 そこには、村長のものと思われる墓石があった
あかり
あかり
あかりが岩の陰からそろりと顔を出す
メルス
メルス
メルス
メルス
メルス
メルス
メルス
メルス
メルス
メルス
メルスは少し、海と空を眺めた
メルス
そして、岩裏のあかりに声をかけた
あかり
あかり
メルス
あかり
その言葉を聞いた瞬間、メルスは迷いなくあかりに抱きついた
あかり
それを見て、思わずあかりもメルスを抱き締める
あかり
あかり
あかり
あかり
あかり
メルス
あかり
任務が終わった後、必ず声をかけてくれる、優しい貴方も
メルス
黒竜兵
メルス
メルス
部下や仲間の成長を一緒に喜ぶ貴方も
メルス
あかり
軽口を叩いて励まそうとしてくれる貴方も
あかり
メルス
メルス
メルス
あかり
仲間を守る為に必死なれる貴方も
全部の面で格好良くて 完璧な貴方が好きだった
でも…なんだろう
メルス
今、私を抱きしめて、大切に思ってくれる貴方を知った時
もっと貴方が好きになった
メルス
メルスがそう呟いた気がした
メルス
あかり
メルス
あかり
氷の地底人とローブを被った吸血鬼とキョンシーのハーフは、再び未来へ歩み始める
〈 ◇ 〉
20
#妖怪パロ
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