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眩しい

意識が浮上してくる

勇者

うぅ…

私は確か

もう一人の私を見て…

勇者

勇者

ねぇ!さっきの…

魔法使い

ああ、分かっているよ

魔法使い

すまなかった

魔法使いは私に頭をさげた

魔法使い

今回は私のミスだ

魔法使い

あの時、一部の上書きにしようとするんじゃなかった

魔法使い

最初から全部上書きすれば良かった

魔法使い

そうすれば君は、あんなものを見なくて済んだ

勇者

ちょっ、ちょっと待って!

勇者

魔法使いさんが、何を言っているのか分からない!

魔法使い

うん、ああ

魔法使い

君は知らなくていいことだ

魔法使い

どうせ、すぐに忘れるしね

勇者

そんなことない!

勇者

私は知りたいの!

勇者

あの光景の意味を!

魔法使い

魔法使い

そうか

魔法使い

まぁ、いいだろう

魔法使い

じゃあ、まずどこから話そうか

いつだったかは忘れたが

私はある本を見つけた

その本の名前は『真実』

私はその本を読み進めた

一週間経ち、私はあの本を読破した

そして私は、この本が魔導書なるものだと理解した

ああ、順を追って話すよ

まず、この本に記述されていたのは

私が生きるこの世界を、物語に変える方法

まぁ、『魔法が無制限に使える世界に変える』 みたいに捉えてくれればいい

そして、魔法の使い方と呪文

この魔法は、『物語の設定を対象に押しつける』というもので

例えばAさんという人がいるとしよう

そのAさんに『勇者』の設定を押しつけたとする

そうすると、Aさんがもともと持っていた記憶はなくなり

物語にある勇者の記憶や能力が授けられ 体は、物語の中の勇者の体に変わっていく

しかし、その勇者が 物語の中の勇者と同じ行動をとるとは限らない

例えば、『見知らぬ魔法使いに会いに来たり』等だな

そして、あの世界はその者が歩んだ道を映し出す物だ

きっと、あの世界は君のことを

物語の中の勇者だと思ったのだろう

それでだ

君は勇者という役を押し付けられたのだ

まぁ、記憶や力が中途半端なところを見るに

不完全な魔法を受けたようだがな

これが、魔法の真実だ

魔法使い

つまりだ

魔法使い

君は既に、昔の私によってこの魔法を受けていたらしい

魔法使い

私の記憶にはそんなことをした記憶はないが

魔法使い

こうでないと説明がつかない

勇者

あ、あぁ

魔法使い

理解したかい

魔法使い

あの世界で見たものは、君の人生ではなく

違う、ちがう

勇者

わ、わたし、は

魔法使い

物語にあった『勇者』の人生だったんだ

あ、

勇者

魔法使い

…すまない

魔法使い

さよならだ

魔法使い

『#一般人』

脳が焼けるような感覚だった

勇者

あ、が.......あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!

魔法使い

・・・

魔法使い

やぁ、目覚めたかい?

一般人

うぅ、はい

一般人

えっと、ここは?

魔法使い

ここは、私の家だ

一般人

そうなんですか

一般人

失礼ですが、貴方は

魔法使い

私は、

魔法使い

魔法使い

ただの村人だ
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