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――気づいたときには、目の前に血の匂いが漂っていた。
恋夏の着物の袖が裂け、肩から血がにじんでいる。
モブ
俺が見てるのは――恋夏だけだった。
高杉
赤く透き通った瞳に、痛みと……それでも“強さ”が宿っていた
守れなかったら何も意味がない
高杉
高杉
刀を抜く音すら聞こえないほど、一瞬で間合いを詰める。
モブ
高杉
言葉と同時に、男の腕をたたき落とす。
恋夏
立ち上がろうとする恋夏の肩を、そっと支えた。
高杉
恋夏
高杉
――ああ、ダメだ。
こんな顔見せられたら、もう俺は、引き返せねぇ。
高杉
嗚呼、俺の“愛してる”は…
高杉