白髪の少年
えーっと。
ここが今日から住む家か。
ここが今日から住む家か。
少年の目線の先には大きな大きな建物がある。 明るい色合いの建物だが、どこか異様な雰囲気がある。
白髪の少年
他の住人さんと仲良くできるといいんだけど。
ファイル1 主人公 白髪の少年(本名不明) 性別 オトコ 年齢 18程度 文学オタクの彼はいつも本を持ち歩いている 趣味は読書以外はお菓子作り
白髪の少年
とゆうか聞いてたけどやっぱりでっかいなぁ。
白髪の少年
何人住めんだろ。
タクシーから降りて以降シェアハウスを見上げる少年にタクシー運転手が困惑していると…
黒髪の男
おにーさん。
黒髪の男
タクシーの運転手さん困ってるし早くお金払ったら?
白髪の少年
あー
白髪の少年
ごめんごめん忘れてた。
白髪の少年
ごめんね?タクシー運転手さん。
タクシー運転手
いや大丈夫さ…はは…。
次から気をつけてくれや。
次から気をつけてくれや。
白髪の少年
はーい。
黒髪の男
ふふ。いけないんだ〜。なーんて。
白髪の少年
…意地悪だね。君。
黒髪の男
んー?そうかな。
白髪の少年
初対面だよね?僕ら。
黒髪の男
まあそうだけどこれから嫌でも関わるよ?
白髪の少年
?
黒髪の男
おにーさんここの住人になる人でしょ?
白髪の少年
そうだね。
黒髪の男
僕もここに住んでるの。
白髪の少年
そういう事か。
白髪の少年
まあこれからよろしく。
黒髪の男
いえいえー。
こちらこそよろしく。
こちらこそよろしく。
白髪の少年
そういえば大家さんはどこなの?
黒髪の男
うーん。
出かけてんじゃない?
出かけてんじゃない?
黒髪の男
あの人外出るの好きだし。
白髪の少年
じゃあ僕はここで待った方がいいかな?
黒髪の男
…クスッ。
白髪の少年
何が面白いのさ。
黒髪の男
いやぁ…?
騙されてくれるもんなのかって思ってさ。
騙されてくれるもんなのかって思ってさ。
白髪の少年
騙される?
黒髪の男
大家は僕だよ?
白髪の少年
…なるほど。
僕は君の手の上で踊らされてたのか。
僕は君の手の上で踊らされてたのか。
黒髪の男
そゆことーん。
黒髪の男
まあこんな感じで住人になった子はからかってるから嫌なら住むの取り消してもいいよ?
白髪の少年
いや?ここに住むよ。
引越し作業めんどくさいしね。
引越し作業めんどくさいしね。
黒髪の男
ほーん。
そいじゃいらっしゃい。
そいじゃいらっしゃい。
ここが君のこれからの居場所だよ。