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ろふまお書きたいやつ書く！

第8話 - 転生って信じる？➁終わり

2025年03月20日

#にじさんじ

#ろふまお

りま〈元ななな〉

放課後

ピーンポーン

剣持

あ…

剣持

来たのかな

ガチャ

神楽優

お邪魔しまぁ…す……

剣持

いらっしゃい

なんだか軽く震えてるな…

緊張してるのかな？

剣持

緊張してる？

神楽優

ひぇっ…ま、まぁ？

剣持

ふふ､緊張するなとは言いませんがリラックスしてください

神楽優

あ、はい…！

神楽優

あ、あの…甲斐田先輩は……

剣持

呼んでるからそろそろ来ますよ

剣持

(先輩…ね、)

剣持

飲み物なんか出しますよ､お茶とリンゴジュースありますけど

神楽優

じ､じゃあお茶で…

剣持

はーい

席から立ち上がりキッチンへ向かう

コップにお茶を注ぎながら彼の方を見る

剣持

…

剣持

(甲斐田''先輩''ねぇ……)

剣持

(なんか新鮮だな……)

コトッ

剣持

はい、お茶です

神楽優

ありがとうございます

そう言うとお茶を口に含み一息つく

ひと目見ただけで緊張してるのが分かるくらい気を張り詰めている

剣持

(甲斐田君って結構お偉いさんだったよな…)

剣持

(そりゃ緊張するかぁ……)

神楽優

あ､あの…親とかは……？

剣持

仕事です

剣持

兄と姉もいるんですが…大学が遠いので別居中です

神楽優

別居って………

剣持

はは笑

ピーンポーン

剣持

あ、

玄関の方からインターホンが聞こえてくる

恐らく甲斐田君だろう

剣持

行って来ますね

神楽優

はい

ガチャ

甲斐田

ぁー…こんちゃす…

剣持

何人見知り発動してんの

甲斐田

もちさんから来るのは異常事態だと思うじゃん……

甲斐田

えーっと…転校生と話してほしいんでしたっけ？

剣持

うん

剣持

僕は邪魔だと思うから上にいるよ

甲斐田

えっ、？！

驚いた顔で僕の肩を掴んでくる

甲斐田

甲斐田初めての人と話すの無理ですって…！

剣持

あー…まぁ初めてじゃ無いって言うか……

甲斐田

はぁ…？

まぁ､そう言う反応になるのも分かるが…

剣持

頑張って､彼はリビング居るから

剣持

それじゃ

甲斐田

はぁ？！

後ろで騒ぐ甲斐田君を無視して僕は二階に上がった

甲斐田

えー……と………

神楽優

あ…！

彼と目が合うとキラキラとした目でこっちを見てくる

甲斐田

は、初めまして…

甲斐田

僕…甲斐田晴です……君は？

神楽優

えっと、…！

意気込んだ様に一息ついてからまたキラキラとした目をこちらに向け

神楽優

神楽優……です！

甲斐田

神楽優……

聞いた事がないな…

会った事ある的な事言ってたけど……

甲斐田

(勘違いか？)

甲斐田

えっと、僕になんの用が……

神楽優

甲斐田先輩っ！

甲斐田

っえ、？

いきなりそんな呼び方をされて動揺して固まっていると声をかけてくる

神楽優

甲斐田先輩！俺…俺っ……！！

甲斐田

ちょっ、ちょ……？

神楽優

っ〜…！

甲斐田

？！

彼の瞳から涙が溢れる

甲斐田

えっ…ちょ？！、どうしたの……？

神楽優

よかったぁっ…！

神楽優

無事だったんですねっ、！！

甲斐田

……へ、？

「無事だったんですね」？

なんだそれ

神楽優

あのっ……！俺…！！

神楽優

椿ヒナタです！！

甲斐田

え…

椿ヒナタ

6年前の…時の……？

あの時…僕を庇って……死んだ……

僕の一番弟子の

甲斐田

本当に…ヒナタ……なの？

神楽優

っ…はい！！

神楽優

そうですっ……！

甲斐田

っ、！

喉の奥が熱くなる

胸の奥も同じ様に熱くなる

頬に暖かいものが伝うのが分かる

神楽優

っはは…甲斐田先輩の方が泣いてるじゃないですか

甲斐田

っぐ…あたりまえでしょっ！、！！

甲斐田

ばかっ…！

神楽優

ぉわっ、！

彼を優しく抱きしめる

彼は微笑みを零しながら抱きしめ返してくれる

甲斐田

ぅぐっ…ひぅっぐすっ、…ぅ''ぅ……っ

甲斐田

なんで庇ったんだよっ…僕の事っっ……！

甲斐田

君はっ…何も悪くっ､ぅ…ないのにっ、！

甲斐田

生きて欲しかったのにぃっ……ｯ、！

神楽優

……ごめんなさい

神楽優

でも､僕は後悔してませんよ

神楽優

貴方が生きててくれてるんだから

甲斐田

っーーー……！

甲斐田

このばかっ！ばか弟子っ！！

神楽優

ぅわっ？！甲斐田せんぱぁい…！笑笑

剣持

……

剣持

(急に静かになったなと思って降りて来たら…笑)

神楽優

すー…すー……

甲斐田

ん、……ぅ…

ソファに座る甲斐田君とそれにもたれかかってる神楽君

まぁ､聞いてる限り''椿君''って言った方がいいんだろうけど

剣持

……

剣持

泣いた後ある…

剣持

(本当に､いい師弟関係なんだろうな)

神楽優

んにゃ…甲斐田……せんぱぁ………

甲斐田

………ひな、た…

剣持

、！

剣持

……コイツら笑笑

　収録後

剣持

……

神楽優

こんにちはっ、！

剣持

なんでいるの……？

神楽優

えへへっ…来ちゃった

剣持

来ちゃったじゃなくて…

彼は何を呑気に笑ってるんだ…

てかどうやって見つけ出したんだ…？流石研究者……

神楽優

まぁ…興味があるって言うのと

神楽優

甲斐田先輩の事と……

剣持

……？

神楽優

剣持君の…事､応援したいから……

剣持

え、

彼は照れ臭そうにへにゃりと笑う

剣持

……はぁ

剣持

しょうがないなぁ……笑笑

剣持

そう言えば､長尾君と弦月君とも知り合いなんでしょ？

剣持

会わせてあげる

神楽優

っ、！！！

神楽優

はいっ！！！！

甲斐田

ヒナタぁ？！

剣持

あ

めんどくさいのに出会ったな

神楽優

甲斐田先輩！お邪魔してます！

加賀美ハヤト

彼が噂の？

不破湊

ほぇー…いい顔しとるやん！

剣持

あーあー面倒くせぇ！

剣持

で、とにかく2人に会いたいんですよ！

甲斐田

呼べば来ると思いますよ？

剣持

呼べ

甲斐田

雑…

甲斐田

まぁ､ヒナタの為だし呼びますけど

そう言うとお札の様な元を取り出す

剣持

…なにそれ？

甲斐田

通信用の護符です

甲斐田

ヒナタにとってはこっちの方が使いやすいかと

神楽優

っていっても…今は神楽優なんですけどね……

甲斐田

いいじゃん…少しくらい未練させてよ

剣持

……

パアァッ！

剣持

っわ、！

弦月藤士郎

「もしもし晴君？」

長尾景

「どした？」

甲斐田

「来て」

弦月藤士郎

「え？」

甲斐田

「ヒナタ居るよ」

長尾景

「なに幻覚系の魔？」

甲斐田

「ガチ系」

弦月藤士郎

「精神病んだ……？」

剣持

(どんな会話だ……)

甲斐田君こそちゃんと説明しろと思っていると神楽君が声を出す

神楽優

「お二人共っ！ご無沙汰してます！」

神楽優

「椿ヒナタです！色々あって…転生？と言うものをして……」

長尾景

「…」

弦月藤士郎

「…」

信じれ無いよな､死んだ人が生き返るなんて

流石にこの2人でも

長尾景

「待ってすぐ行く」

弦月藤士郎

「お菓子持ってくわ」

剣持

(理解早……)

弦月藤士郎

ヒナタ君！！

長尾景

ヒナタぁ！

神楽優

うわぁ？！

その勢いのまま2人が僕に抱きついてくる

嬉しいけど…ちょっと苦しい笑

長尾景

んーーっ！お前心配かけやがってぇ！

弦月藤士郎

晴君しばらく病んだんだから！！

神楽優

う、ぅえ…？すみません？

甲斐田

いや別にヒナタは悪くないんだけど…

弦月藤士郎

てか､今の名前なんて言うの？

神楽優

えっと…神楽優です！

長尾景

いい名前じゃねぇか

長尾景

優！

弦月藤士郎

優君…いいね！

神楽優

えぇ…？えへへ……

甲斐田

可愛い……

長尾景

同じく

弦月藤士郎

右に同じく……

不破湊

キモコイツら笑

加賀美ハヤト

右に同じく

剣持

ははは……

剣持

ま、僕は学校同じなので

甲斐田

マジで変わってくんない…？

剣持

え、ガチじゃん

神楽優

はははっ笑笑

あぁ

転生してよかったな

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やっぱ姉貴の書く小説は神だわ

りま〈元ななな〉

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