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校長
校長
校長
カエデ
あの騒ぎから半年後。
壇上で校長先生が語る話を聞きながら、カエデはボンヤリと、空を眺(なが)めていた。
カエデ
カエデ
あれほどの敵意を向けられていたにも関わらず、カエデの日常は、驚く程いつも通りにすぎていった。
住所特定を初めとする、自分への害は一切(いっさい)及ばなかったのだ。
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
あの日からカエデは、セラーノベルを開いていない。 それに伴(ともな)い、なりすましアカウントも放置のまま、ゔぃあらっととの関係も自然と消滅(しょうめつ)した。
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
半年という月日は、カエデから反省の色を奪い去っていた。
今、カエデの中に渦巻(うずま)くのは、理不尽(りふじん)とも言える、ももばへの怒り。それに同調したセラーノベルユーザーへの苛立ち。
そして、桔花への変わらない嫉妬心と恨みだった。
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
校長
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
一見すれば、カエデの仕出かした事は忘れられ、全てが終わったかのように見えた。
だが実際はそうではない。
自身の行動が、どれほど愚(おろ)かであったか…… 6年生の冬、カエデは突きつけられる事となる。
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
先生
先生
カエデ
先生
先生
先生
カエデ
カエデ
カエデ
先生
カエデ
カエデ
先生
先生
先生
カエデ
先生
先生
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
先生
カエデ
先生
カエデ
先生
先生
先生
先生
先生
先生
先生
カエデ
先生
先生
先生
先生
先生
先生
カエデ
先生
先生
先生
先生
先生
先生
先生
先生
先生
先生
先生
先生
先生
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
先生
先生
先生
カエデ
先生
会議室から出て行く先生の後ろ姿は、どことなく、くたびれて見える。
その背をただポカンと眺めていた、カエデの胸の内に、湧(わ)き上がったものは……
カエデ
カエデ
どこまでも他責思考(たせきしこう)な、恨(うら)み言だった。
カエデ
カエデ
カエデ
あの日感じた不安はどこへやら。今ではももばと桔花が憎くてたまらない。
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
カエデ
まずはどうしてやろう、とニヤニヤしながら家路につくカエデだが、彼女はすぐに思い知る……
この問題が、思いの外(ほか)大きく膨(ふく)れ上がっている事を。